新・空と鷹と鉄の間に

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天竜浜名湖鉄道

2016-09-30 18:43:51 | 鉄道

9/18は1日雨模様の予報だったので、乗り鉄に切り替え。島田市からJR掛川駅まで車で行って天竜浜名湖鉄道掛川駅で切符を買って天浜線に乗ります。

天竜浜名湖鉄道は国鉄二俣線を転換した第三セクター鉄道で、国鉄改革直前の1987年3月15日に開業しました。掛川ー新所原間で浜名湖北岸を走り、国鉄時代には東海道線の迂回ルートと考えられていました。しかし赤字ローカル線に指定されてしまい、第三セクター鉄道の天竜浜名湖鉄道に転換されています。車両は開業時は富士重工のレールバスLE-CarシリーズのTH1形を使用していましたが、現在は2001年から導入されている新潟鐵工所(新潟トランシス)のNDCシーリーズの2100形が主力になっています。単行の2113号車に乗り、新所原を目指します。

雨の中列車は走り、天竜二俣駅で10分ほど停車。停車時間の間にホームに出ます。この天竜二俣駅の駅上家は登録有形文化財に指定されています。天竜浜名湖鉄道ではほぼ全線にわたり登録有形文化財に指定されている駅舎や橋梁などがあり、それだけでも乗車の価値がある路線になっています。

ホーム屋根も木造で懐かしい感じがしますが、さらに懐かしさを感じさせるのが柱についている駅名表示板。

旧国鉄時代は駅についていたホーロ板の駅名表示板。路線カラーの枠に紺色地にすみ丸ゴシックと呼ばれる独特の形状の文字。いまやJRではほとんどお目にかかれなくなって、唯一JR北海道が使用しているのみですが、天竜浜名湖鉄道では未だに使われています。天竜二俣駅は国鉄時代には遠江二俣駅だったので転換時に誂えたものでしょう。
この日は雨の中新所原駅まで乗りましたが、翌日には晴れ間も見えたので車で有人駅を中心に、登録有形文化財に指定されている駅を幾つか巡ってきました。

遠州森駅。森町の中心的駅で業務委託駅となっています。1935年の開業時に建てられた木造駅舎です。

遠江一宮駅。無人駅ですが、駅舎内で蕎麦店が営まれており、訪問時には旧出札口付近でご主人がそばを打っていました。

金指駅高架貯水槽。1938年の開業時には終着駅だったことから、蒸気機関車への給水目的で建てられたものだと思われます。
天竜浜名湖鉄道では有人駅で硬券乗車券や硬券入場券を扱っています。この日は遠州森、天竜二俣、金指、三ケ日の各駅で硬券入場券を購入しつつ駅巡りをしていました。 


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