新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

E655系

2019-09-16 20:37:08 | 鉄道

昨日はご当地マンホールを求めて茨城県をぶらりとしてきました。
結城市、常総市、那珂市とめぐり、水戸から普通列車に乗って日立駅までたどり着くと、反対側のホームになにやら見慣れない列車が停車していました。そちらへ向かうと、

初見のE655系電車です。
E655系は天皇・皇后両陛下御乗用のお召し列車新1号編成の老朽化に伴い6両編成1本が製造されました。うち1両は天皇・皇后両陛下御乗用の特別車両となっています。ベースはE653系とE257系で、在来線全ての電化区間に対応できるように交直流電車になっています。また非電化区間にも入線できるようにディーゼル発電機が搭載され、ディーゼル機関車牽引で乗り入れられるようになっています。
天皇・皇后両陛下の東日本地区行幸啓の際にお召し列車として運転されるほか、特別車両を抜いた5両編成で須崎御用邸でのご静養など非公式な御乗用列車、さらには一般団体臨時列車としても運転されています。

今月末、茨城県で第74回国民体育大会いきいき茨城ゆめ国体、第19回全国障害者スポーツ大会いきいき茨城ゆめ大会が開催され、お召し列車の運行があるようので、その関連での試運転のようです。今上天皇陛下が即位後初めて国体で、開会式にご臨席されます。特別車両も連結した6両編成でしたが、特別車両の前にはJR東日本水戸支社の関係者が立っていたり、車内には東京総合車両センターの職員が立っていたりで物々しい雰囲気だったので撮影は控えました。


行くぜ!東北。2019〜14

2019-09-02 20:06:30 | 旅行


大館からは1022発花輪線盛岡行きに乗車。盛岡からやってきた編成が折り返すようで、降車が終わるとすぐに乗車できました。盛岡まで3時間余りなので飲み物を買って乗り込み、2人がけのボックスシートに座り発車を待ちます。座席がさらっと埋まるぐらいの乗車率で大館を発車。

大館を発車すると田園風景の中を列車は走ります。ディーゼルカーの振動とレールを刻む音を聞きながら田園風景を眺める。これぞローカル線乗車の楽しみです。

1100着の十和田南で5分停車。この間に列車の進行方向が変わり、大館行き列車と交換します。花輪線はその建設経緯から十和田南駅でスイッチバックする構造になっており、必ず進行方向が変わります。1105に発車。

十和田南駅を発車してわずか9分後の1114に到着した鹿角花輪駅で12分停車。列車の交換もなく乗務員交代もなく、ただただ停車するだけのようです。

12分の停車時間があったのできっぷを持って駅の外へ出て駅舎を眺め、鹿角市のマンホールを撮って戻ります。

鹿角花輪を発車すると次第に山間に入ってゆき、東北自動車道も並走するようになり、東北道の高架が絡むようになります。

そろそろお昼が近づきお腹も減ってきたので、大館駅で買って着た駅弁でお昼ご飯にします。「東の大館・西の折尾」と称され、JR鹿児島本線折尾駅東筑軒の「かしわめし」と並び有名な大館駅花善の「鶏めし」です。

中身は鶏の煮汁と砂糖・醤油で炊き込んだご飯に、鶏の甘辛煮と炒り卵の乗ったシンプルながら鶏の旨みを味わえる弁当です。1947年の発売開始より変わらぬ製法と味で親しまれており、JR東日本が行なった駅弁総選挙で2年連続で首位を獲得している駅弁です。基本的に鶏めし系は大好きなので、あっという間に美味しくいただきました。

荒屋新町駅構内には扇形庫と転車台が残っており、かつて峠越えで活躍した8620形蒸気機関車たちが憩っていた様を思い起こさせます。

安比高原駅では白樺の林も見られ、標高があることを思い起こさせてくれます。かつては龍ヶ森と呼ばれており、SLブームの際には龍ヶ森の8620三重連を狙う撮り鉄たちの砲列が敷かれていました。今は高原の静かな駅です。
安比高原駅からは下り勾配になり盛岡へと下ってゆきます。盛岡が近づくにつれて乗客も増えてきます。好摩でIGRいわて銀河鉄道線に合流して、IGR線を走ります。元は東北本線でしたが、東北新幹線八戸延伸の際にJRから経営分離され、花輪線は盛岡ー好摩間でIGR線に乗り入れる形となりました。

終点の盛岡には1330着。花輪線の列車はIGRいわて銀河鉄道のホームに到着し、JRの列車ですが、新幹線他のJR線に乗り換えるには一度改札口を出なければいけません。青春18きっぷの場合はIGR線の運賃を支払わなければいけませんが、三連休乗車券はフリー区間なのでそのまま出られます。およそ3時間の乗車でしたが、久しぶりに長時間列車に乗っていたような気がします。その割に疲れもないのは十和田南と鹿角花輪での停車時間が効いているのでしょうか。盛岡駅ビルで買い物をして新幹線ホームへ。

盛岡1416発の東京行きはやぶさ22号に乗って帰ります。三連休の最終日なので新幹線は満席。なんとか見つけた3列席の窓側に座ると、B席に荷物が置いてありますが、どうやらデッキで赤ちゃんをあやしていたお母さんのようです。音楽を聴いて本を読んで過ごします。仙台でC席も埋まり満席で東京へ。本を読んだりうとうとしてりしているとあっという間に大宮。320km/hで走るはやぶさ号は早いです。東京駅には1632に到着。結局B席の人は戻ってきませんでした。東京駅で夕食のお弁当を買い、京葉線で舞浜へと帰りました。