ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

ソニー・クラーク:ソニー・クラーク・トリオ

2005-12-31 | 音楽 の 紹介
 「ソニー・クラーク・トリオ」と呼ばれる2枚のアルバム。始めは’57年のブルー・ノート盤、次は’60年のタイム盤。聴く人の、そのときそのときで魅力が生きる。
スタンダードを聴きたければブルー・ノート盤、オリジナルを聴くにはタイム盤となっています。
わたしは、2枚1組でソニー・クラークと、通り一遍等の感想を述べるが、どっちを取るかとなれば、ジョージ・デュビビエ、マックス・ローチで組んだタイム盤。

SONNY CLARK TRIO

"Sonny Clark Trio" Blue_Note(USA)BST-81579
Be-Bop / I Didn't Know What Time It Is /
Two Bass Hit
Tadd's Delight / Softly As In A Morning Sunrise /
I'll Remember April
Sonny Clark (p) Paul Chambers (b) 'Philly' Joe Jones (ds)
1957/10/13

"Sonny Clark Trio" Overseas(JPN)ULS-1801-V
Minor Meeting / Nica / Sonny's Crip / Blues Manbo
Blues Blue / Junka / My Conception / Sonia
Sonny Clark (p) George Duvivier (b) Max Roach (ds)
1960/03/23

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2005/12/31 ものずき烏
(参考記事)
2005-12-30 サージ・チャロフ:ブルー・サージ

サージ・チャロフ:ブルー・サージ

2005-12-30 | 音楽 の 紹介
 誰が吹いているかバリトン・サックスの音色で奏者をあてるのは、難しいようです。バリトン・サックス奏者でコンボで活躍する人が少ないせいもあるのですが、わたしの場合は、個性的な奏者の多いアルト・サックスの奏者を言い当てる方が容易だなあと思っています。

BLUE SERGE: Serge Chaloff

"Blue Serge" Affinity(ENG)AFF-146
A Handful Of Stars / The Goof And I
Thanks For The Memory / All The Things You Are
I've Got the World On A String / Susie's Blues
Stairway To The Stars
Serge Chaloff (bs)
Sonny Clark (p) Leroy Vinnegar (b) 'Philly' Joe Jones (ds)
1956/03/14
 サージ・チャロフというバリトン奏者は英国人のようですので、米国人に比べ耳にする機会が少ないのではと感じます。わたしはソニー・クラークの初期アルバムとしてコレクションしています。
書きながら、片面を聴き終りまして...音色は違いますね。ジェリー・マリガンと比べると、味があるというか、迫力で押すのではなく、抑揚がしっかりしているというか、メンバーを信用していて、引くべきは引いている。
わたしとしては、活動的なSusie's Blues が気に入りましたが、ほかにも情緒たっぷりの曲も演奏しています。アルバムの構成が上手い、名作でしょう。アルバム・タイトルの『ブルー・サージ』は、エリントン・ナンバーなのですが、このアルバムでは演奏していません。サージ・チャロフがブルースを演奏するから「ブルー・サージ」なのかと思いますが、ジャケットをみると洋服生地のサージにも、かけていますね、やっぱりアルバムの作りが上手い。決して電子回路を破壊するサージ(surge)ではありません。
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2005/12/30 ものずき烏

マーラー:交響曲第一番/大地の歌

2005-12-29 | 音楽 の 紹介
 ハインティンクのマーラーの全曲集というのがあったのでしょう、この2枚はバラ売りした証拠が歴然とあるのです。わたしは、「大地の歌」が聴きたかったのですが、一緒にあった「交響曲第一番」も入手しました。
全曲集だったという証拠は「大地の歌」のA面にはB面にはと間の抜けた番号が振ってあるのです。「交響曲第一番」には1、2と面番号が振ってありますので、途中3から6の都合2枚のLPがあったことになるのですが、「大地の歌」は実質的にマーラーの九番目の交響曲ですので、LP一枚一交響曲の勘定だと、交響曲の第二から第八はどんな配分になるのでしょうか...、20世紀の初頭に活躍した作曲家ですので、完全な演奏はまだまだ熟成を必要とするようです。わたしは、マーラーのブームの片隅にいただけですね。
 クラシック音楽というものは、誰かがブームを仕掛けないと、わたしのような門外漢までは浸透しないようです。

SYMPHONY No.1 / THE SING OF THE EARTH:
Concertgebouw Orchestra

"Mahler:Symphony No.1 In D" Philips(NTL)416_243-1
Gustav Mahler:Symphony No.1 In D (「巨人」)
Langsam. Schleppend / Kraftig Bewegt
Feierlich Und Gemessen, Ohne Zu Schleppen /
Sturmisch Bewegt
Bernard Haitink (cond) Concertgebouw Orchestra
1972

"Mahler:Das Lied Von Der Erde" Philips(NTL)412_927-1
The Song Of The Earth (「大地の歌」)
The Drinking Song Of The Sorrow Of The Earth /
The Lonely Man In Autumn / Of Youth / Of Beauty
The Drunkard In Spring / The Farewell
Bernard Haitink (cond) Concertgebouw Orchestra
Janet Baker, James King (vo)
1975

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2005/12/29 ものずき烏

モーツァルト:ジュピター/アイネクライネナハトムジーク/弦楽四重奏

2005-12-28 | 音楽 の 紹介
 2006年1月27日は、モーツァルト の生誕250年にあたるそうです。20年くらい前にも没後何年とかで、催し物があったと思いますが、わたしのモーツァルトの認識度は低迷のままです。

JUPITER / E.K.NACHTMUSIK /
STRING QUARTET

"Mozart:Jupiter / Eine Klein Nachtmusik" 
                                     EMI(GMR)27_0016_1
Symphony No.41 In C Major, Jupiter (1,2,3)
Symphony No.41 In C Major, Jupiter (4) /
Serenade No.13 in G Major, E.K.Nachtmusik (1,2,3,4)
Daniel Barenbom (cond) Orchestre De Paris (パリ管弦楽団)
1983/09/08
 貧弱なコレクションにつき、なにか関連性があれば何度でも登場します。左は、オーケストラが同じなので再掲載します。困りましたね、「ジュピター」で Google しますと最初に平原綾香さんが、でてきてしまいます。2番目がホルストの『惑星』、あとは天体の木星で、モーツァルトまでは辿り着かない状況となっています。NPO法人「日本モーツァルト協会」なるものがあるそうですので、催し物の開催までには、検索で上位にくるように会員の努力を期待します。
まぁ、そのくらい「ジュピター」と「アイネクライネナハトムジーク」はモーツァルトではポピュラーなんですがね。

"Plays Mozart" CBC(CAN)SM5040-2
String Quartet In G Major, K.387
String Quartet In D Minor, K.421
String Quartet In B Flat Major, K.458 (Hunt)
String Quartet In C Major, K.465 (Dissonant)
Orford String Quartet
Andrew Dawes (violin) Terence Helmer (viola)
Kenneth Perkins (violin) Denis Brott (cello)
1984
 前掲に比べると、宮廷音楽らしい弦楽四重奏です。演奏しているカルテットもたぶんマイナーなんだと思います。でもこの2枚組み、典型的なモーツアルトではないでしょうか。
 フリー・ジャズでオーネット・コールマンが自分は参加せず弦楽四重奏に作品を演奏させているものがあるのですが、意味不明のまんまなのです。モーツアルトの弦楽四重奏を繰り返し聴き込めば判るようになるかも知れん。

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2005/12/28 ものずき烏

ジョン・ウイリアムス:スター・ウォーズ/ピーターと狼/くるみ割り人形組曲

2005-12-27 | 音楽 の 紹介
 LPレコードを整理していて、なんかのでまとめているのですが、ジョン・ウイリアムスで、2セット有りました。この人は映画音楽の作曲が多いようです。

STAR WARS: London Symphony Orch.
Peter Und Der Wolf: Boston Pops Orch.

"Star Wars" (Soundtrack) 20th_Century(USA)2T-541
Main Title / Imperial Attack /
Princess Leia's Theme / 
The Desert And The Robot Action
Ben's Death And TIE Fignter Attack /
The Little People Work / Rescue Of The Princess /
Inner City / Cantina Band
The Land Of The Sandpeople /
Mouse Robot And Blasting Off /
The Return Home / The Walls Converge /
The Princess Appears
The Last Battle / The Throne Room And End Title
John Williams (comp,cond) London Symphony Orchestra
1977
 いまだに続く、アメリカの商業映画のサウンドトラックですが、このLPは、なぜかメガネ屋がサービスで呉れたものです。「スター・ウォーズ」が商業主義なら、メガネ屋(ヨドバシ・メガネ)も商業主義なんでしょう。流通業は、時代の流れで頻繁に模様替えをしていますが、この「スター・ウォーズ」は、もう30年近くになるんですね。このサウンドトラックは、30年間使い回し、じゃないですかね。

"Prokoieff:Peter Und Der Wolf" Philips(NTL)412_555-1
Serge Prokoieff:Peter Und Der Wolf Op.67
(ピーターと狼)
Peter Iljitsch Tschaikowsky:Nussknacker Suite Op.71A
(くるみ割り人形組曲)
  Miniatur-Ouverture / Charaktertanze / Blumenwalzer
John Williams (cond) Boston Pops Orchestra
1984
 「ピーターと狼」の2枚目です(1枚目はメータ&イスラエル・フィル)。例によってナレーションがドイツ語です。
恥をさらしておきましょう。Nussknacker (Nutcracker:ナッツクラッカー) の意味が判りませんでした。今回、記事にするために Google してみたら...、「くるみ割り人形」のことなのです。そういえば Tschaikowsky も (Tchaikovsky:チャイコフスキー) なんだねぇ。 Blumenwalzer で、ウインナーワルツのひとつだろうという認識しかありませんでした...。
む、だったらクリスマスに合わせて投稿すればよかったものを...。ロシア正教のクリスマスならまだ間に合います。 【 後悔は、先にたたず 】

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2005/12/27 ものずき烏

ホロヴィッツ:スタジオ・レコーディングス’85/イン・モスクワ

2005-12-26 | 音楽 の 紹介

THE STUDIO RECORDINGS 1985 /
IN MOSCOW: Vladimir Horowitz

"The Studio Recordings - New York 1985" 
                                Grammophon(GMR)419_217-1
Schumann: Kreisleriana, Op.16
  ( 1 ~ 8 )
Scarlatti: Sonata In B Minor, K.87 (L.33) /
Scarlatti: Sonata In E Major, K.135 (L.224) /
Liszt: Impromptu "Nocture" In F Sharp Major (1872) /
Liszt: Valse oubliee No.1 /
Scriabin: Etude In D Sharp Minor, Op.8 No.12 /
Schubert: Impromptu In B Flat Major, D935 No.3 /
Schubert, Tausig: 
     Military March In D Flat Major, D733 No.1
Vladimir Horowitz (p)
1985/09
 クラシックですから、インプロヴィゼーションとかアドリブを、露わにしてはいないのですが、ミクロでみれば、演奏家の個性として如実に出ているのでしょう。通の愛好家は、このあたりを聴き分けていると考えます。...為には、静寂な環境で聞き耳をたてて、記憶をも動員して、音楽を聴くことになりそうです。BGMで聞いている、わたしには出来そうもない音楽の聴き方です。
この中で、聴き馴染んでいるのは「軍隊行進曲」となってしまうのですが、ジャズ同様に数多くの楽曲を繰り返し、聴く事が一番なんでしょうね。「クライスレリアーナ」に馴染むくらいでないとクラシックのファンではない。だから、わたしは門外漢。

"Horowitz In Moscow" Grammophon(GMR)419_499-1
Scarlatti: Sonata In E Major, K.380 /
Mozart: Piano Sonata In C Major, K.330 (300h) / 
  Allegro Moderato / Andante contabile / Allegretto 
Rachmaninov: Prelude In G Major, Op.32 No.5 /
Rachmaninov: Prelude In G Sharp Minor, Op.32 No.12 /
Scriabin: Etude In C Sharp Minor, Op.2 No.1 /
Scriabin: Etude In D Sharp Minor, Op.8 No.12 
Liszt, Schubert:
    Soirees De Vienne: Valse-Caprice No.6 /
Liszt: Sonetto 104 Del Petrarca /
Chopin: Mazurka In C Sharp Minor, Op.30 No.4 /
Chopin: Mazurka In F Minor, Op.7 No.3 /
Schumann: Traumerei /
Moszkowski: Etincelles /
Rachmaninov: Polka De W.R.
Vladimir Horowitz (p)
1986/04
 ロシアで生まれたホロヴィッツの、凱旋コンサートとなるのでしょうか、でもまだ社会主義体制の残っていた頃のものです。演奏曲目は、「ラスト・ロマンチック」と似ていますが、ライブはライブでも、クラシックのライブと違って観衆の咳払いが多く混じっているライブです。高級すぎて咳払いはおろか、息もできないのとは違って、このくらいならBGMで流していても、失礼にはあたらないのでは...。このライブは、実際のライブを忠実に記録(レコード)していると思う。観衆の興奮がすさまじい。〆て61分。
 どうでもいいけど、ドイツ・グラムフォンのジャケット・デザインはワン・パターンですね。様式美といえないことはないのですが、門外漢にはとっつきにくさが先立ちます。黄色の地に黒文字、これに赤の線が入ったらドイツ国旗。

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2005/12/26 ものずき烏

ホロヴィッツ:メトロポリタン・オペラ・ハウス/ラスト・ロマンチック

2005-12-25 | 音楽 の 紹介
 ロッキング・チェアーで、お迎えを待つ老人が、ピアノまで歩くのも大変なのに弾き始めると、がぜんパワフルなのです。この差異で引き付けられました。いつ頃、名声を勝ち得たのかなどは知りません。余命が幾ばくも無いことを、本人も取り巻きも熟知していたのでしょう、続々とアルバムがリリースされました。

HOROWITZ AT THE MET / THE LAST ROMANTIC:
Vladimir Horowitz

"Horowitz At The Met" RCA(GMR)RL-14260
  Live At The Metropolitan Opera House
Scarlatti: Sechs Sonaten
Chopin: Ballade Nr.4 F-Moll, Op.52
Liszt: Ballade Nr.2 H-Moll
Chopin: Walzer Nr.9 As-Dur, Op.69
Rachmaninoff: Prelude Nr.6 G-Moll, Op.23
Vladimir Horowitz (p)
1981/10/25 11/01
 わたしは、もちろん楽曲に親しみはありませんが、この強い打鍵で抑揚と情感たっぷりのピアノは、ホロヴィッツの経歴がどうのこうのという薀蓄なしでも、すごいすばらしいと納得できるのが、神がかりの演奏ということでしょう。
わたしは、この中でリストの演奏がすきですね。ジャズのピアニストなら肘打ちや拳打ちを繰り出すところが、指だけというのが驚きです。
ライブ録音となっていますが咳払いが一箇所程度しか聴こえないので、観客なしのライブかと思っていましたが、最終トラックのラフマニノフの演奏が終わった途端に割れんばかりの拍手と歓声が起こります。

"Horowitz" Grammophon(GMR)419_045-1
  featured film The Last Romantic
Bach, Busoni: Num Komm'd Heiden Heiland
Mozart: Piano Sonata In C Major
  Allegro Moderato / Andante contabile / Allegretto
Chopin: Mazurka In C Major
Chopin: Scherzo No.1 In B Minor
Schubert: Impromptu In A Flat Major
Liszt: Consolation No.3 In D Flat Major
Schumann: Novellette In F Major
Rachmaninov: Prelude In G Sharp Minor
Scriabin: Etude In C Sharp Minor
Chopin: Polonaise No.6 In A Flat Major
Moszkowski: Etude In F Major
Vladimir Horowitz (p)
1985/04
 わたしのホロヴィッツのコレクションは、最晩年ということになり、一人の作曲家を取り上げたアルバムではなく、これまでホロヴィッツが採り上げた作曲家を網羅するような編成になっています。
このアルバムは、ホロヴィッツの記録映画(ドキュメント)のサウンドトラックのようですが、よく判りません。アルバムのタイトルは 『HOROWITZ』となっていますが、記録映画のタイトルは 『Last Romantic』となっています。
CDの編成と同一なのでしょうか、このLPの収録時間は64分3秒もあります。思い出してみれば、LPからCDへの切り替えはジャズよりクラシックの愛好家が積極的でした。クラシックの聴き方だと、LP特有のノイズは、気触りになるようですね。いまのところ、わたしのBGMにクラシックは向きません。

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2005/12/25 ものずき烏

ピアノ連弾(Wyneke Jordans, Leo Van Deeselaar):ドボルザーク

2005-12-24 | 音楽 の 紹介
 なんで、このアルバム買ったのでしょう。わたしはドボルザークにはあまりよい想い出がないのです。

Dvorak 'Legends':
Wyneke Jordans, Leo Van Deeselaar

"Dvorak:Legends" Elcetera(NDR)ETC-1032
Anton Dvorak:Legends, Op.59
  No.1  Allegretto non troppo, quasi andantino (d minor) /
  No.2  Molto moderato (G Major) /
  No.3  Allegro giusto (g minor) /
  No.4  Molto maestoso (C Major) /
  No.5  Allegro giusto (A flat)
  No.6  Allegro con moto (c sharp) /
  No.7  Allegretto grazioso (A Major) /
  No.8  Un poco allegretto (F Major) /
  No.9  Andante con moto (D Major) /
  No.10 Andante (b flat minor)
Wyneke Jordans, Leo Van Deeselaar (p)
1985
 子供の頃、夕方になると流される市役所あたりのオルゴールとか、キャンプ・ファイアーを始めるときリクレーション指導員に強制的に歌わされたとか、派遣で行った会社で残業があるにもかかわらず、退社の時刻になると悲しさを誘うように寂しげにBGMで毎日流されたとかが、想い起こされるのです。これが、ドボルザーク交響曲第9番『新世界より』に含まれる「家路」です。
 この「家路」を聴いて、寂しさを感じない人は、無神経な人か、本当に幸福な人だと思う。ドボルザークはチェコの作曲家で、アメリカで『新世界より』を作ったそうだ。わたしは、この作品には、帰りたくとも帰れない移民(→棄民)の悲しみが、含まれていると思う。
 このピアノ連弾のレジェンド。「家路」のようなメロディーが含まれております。
このアルバム、気分が高揚しているときに、ジャケットで買ったのでしょうね。

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2005/12/24 ものずき烏

ラベック姉妹:リスト/&オーケストラ

2005-12-23 | 音楽 の 紹介

LISZT MUSIC FOR TWO PIANOS /
RHAPSODY IN BLUE:
Katia Labeque, Marielle Labeque


"Liszt Music For Two Pianos" EMI(GMR)1436451
Liszt:Reminiscences De Don Juan
(ドン・ジョヴァンニの回想)
Liszt:Two Episodes From Lenau's "Faust"
(レーナウの「ファウスト」から2つのエピソード)
  1. The Procession By Night
  2. The Dance In The Village Inn (Mephisto Waltz)
Katia Labeque, Marielle Labeque (p)
1984
 クラシックのピアノでは人気のあるというリストですが、わたしには、よく判りません。それで、話題がありません。しいて、変なのというと、LPのカッティングです。この盤では、A面が「ドン・ジョヴァンニ」、B面が「ファウスト」となっているのですが、A面が16分15秒、B面が17分41秒と12分01秒になっており、裏表の収録時間がきわめてアンバランスであるということです。こんな物理的見かたをするのもLPだからでしょうね。


"Gershwin:Rhapsody In Blue" Decca(ENG)417_326-1
Rhapsody In Blue /
Katia Labeque, Marielle Labeque (p)
Riccardo Chailly (cond) Cleveland Orchestra
Lullaby
An American In Paris /
Cuban Overture
Riccardo Chailly (cond) Cleveland Orchestra
1985/11
 「ラプソディ・イン・ブルー」はピアノとジャズのビッグ・バンド向けにガーシュインは作曲したそうです。現状ではシンフォニー・オーケストラとで対位法的にピアノを演奏するこの形式が最良のようです。この曲の、入りのクラリネットは、ジャズの素養を必要とするのでしょう。アメリカのオーケストラの本領発揮です。
 ラベック姉妹は「ラプソディ・イン・ブルー」のみの参加です。ジャケットの表には一番最初に表記してあります。レディ・ファーストと、取れなくはありませんがアルバムのセールスのための目玉商品ですね。全体は、オハイオ州はクリーブランド管弦楽団です。アメリカは資本主義の国ですから、LP盤は英国のDeccaですが日本ではジャケットにLondonのシールが貼ってあります。企業買収ですかね。何ででしょう?

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2005/12/23 ものずき烏
(参考)
2005-04-09 ラベック姉妹のラグタイム
2005-12-18 メータ&イスラエル:動物の謝肉祭
2005-12-21 ラベック姉妹:ハンガリアン舞曲
2005-12-22 ラベック姉妹:ガーシュイン

ラベック姉妹:ガーシュイン

2005-12-22 | 音楽 の 紹介
 一般的には、ガーシュインはシンフォニーで聴くのが多い、筈です。
モダン・ジャズからのアプローチとしてピアノ連弾というのは入り易いと思いますね。オーケストラとかビッグ・バンド・ジャズは、モダン・ジャズのコンボ編成に慣れたわたしにとっては、多少ですがとっつき難いのが現状です。

RHAPSODY IN BLUE / PIANO CONCERTO IN "F"
AN AMERICAN IN PARIS / PORGY AND BESS:
Katia Labeque, Marielle Labeque

"Gershwin:Rhapsody In Blue/Piano Concerto In 'F'"
                                   Philips(NTL)9500_917
Gershwin:Rhapsody In Blue version for two pianos
Gershwin:Piano Concerto In F version for two pianos
  1. Allegro
  2. Adagio
  3. Allegro agitato
Katia Labeque, Marielle Labeque (p)
1981
 「コンチェルト'F'」は著名なのでしょうか、わたしは知りませんでした。でも、ガーシュインとなると、どんな楽曲でも同じように聴こえてしまうのは、わたしの無知のせいか、はたまた、これがガーシュインとなるものか。
← 「ガーシュインの伝記」も好奇心から読んだんですが、すっかり忘れてます、今、ちらっとめくってみますと、ユダヤ人であったとなっていますが、おぼろげな記憶によれば、ゴッホと同じように兄弟愛の話であったような...、気が向いたら再読してみます。

"Gershwin:Un Americain A Paris/Porgy And Bess"
                                         EMI(FRA)2701221
Gershwin:Un Americain A Paris
Gershwin:Fantasie Sur 'Porgy And Bess'
Katia Labeque, Marielle Labeque (p)
1984
 フランスの盤ですので、タイトルが英語と微妙に違います。
「パリのアメリカ人」は、あまりジャズでは演奏しないような気がします。ガーシュインの時代で、アメリカ人がパリで体験した"おのぼりさん"的な感覚が出ていますね。
 誰でもが知っている「サマータイム」が挿入歌となっている「ポギー・アンド・ベス」ですが、一曲になっちゃってます。なんか、しっくりきませんね。原曲がオペラで、演劇のシーン、シーンごとに曲が出来ている筈ですから、通しで演奏されると...。これに関しては、投稿済みの2アルバムを奨めます。
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2005/12/22 ものずき烏
(参考)
2005-04-09 ラベック姉妹のラグタイム
2005-12-18 メータ&イスラエル:動物の謝肉祭
2005-12-21 ラベック姉妹:ハンガリアン舞曲

ラベック姉妹:ハンガリアン舞曲

2005-12-21 | 音楽 の 紹介
 クラシックの演奏家としてのデビューが、センセーショナルだったのです。テレビにも出ていましたし、洋酒メーカーのCMにも出ていたような記憶('Suntory 21'というウヰスキー?)があるのです。ジャズでは、ろくなアルバムのないピアノ連弾を美人の姉妹が演奏するということで絵的にもいいですよね。それにガーシュインという、純然たるクラシックのファンからはジャズと見下されている曲も演奏しているというミーハー的趣向でファンになってしまいました。そのラベック姉妹のアルバムを時系列で並べてみたら「ハンガリアン舞曲」が始めに来てしまったのです。これはクラシックだと、毛嫌いせずに聴きましょう。ピアノだけの演奏だとジャズもクラシックも関係なさそうですよ。

HUNGARIAN DANCE:
Katia Labeque, Marielle Labeque

"Brahms: Hungarian Dance" Philips(NTL)6514_107

The 21 Hungarian Dances for piano duet
  1. in G minor(Allegro molt)
  2. in D minor (Allegro non assai)
  3. in F (Allegretto)
  4. in F minor (Poco ostenuto)
  5. in F sharp (Allegro)
  6. in D flat (Vivace)
  7. in A (Allegretto)
  8. in A minor (Presto)
  9. in E minor (Allegro non troppo)
  10. in E (Presto)
  11. in A minor (Poco andante)
  12. in D minor (Presto)
  13. in D (Andantino grazioso)
  14. in D minor (Un poco andante)
  15. in B flat (Allegretto grazioso)
  16. in F minor (Con moto)
  17. in F sharp (Andantino)
  18. in D (Molto vivace)
  19. in B minor (Allegretto)
  20. in E minor (Poco allegretto)
  21. in E inor (Vivace)
Katia Labeque, Marielle Labeque (p) 1981
 ふーむ、「ハンガリアン舞曲」が21個もあるとは知りませんでした。よく聴くのは5番でしょうかね。残りの20個も、ヨーロッパの土着的香りのする音楽です。「ハンガリアン舞曲」は四手連弾で作曲されたようですので、ブラームスの原曲に接近していると思っています。
このアルバム。ぜーんぶが、「ハンガリアン舞曲」で、〆て50分55秒。
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2005/12/21 ものずき烏
(参考)↓ ジャズのピアノ連弾アルバムですが、わたしは、これらよりラベックがいい。


ジャン・マルティノン:ラベル管弦楽曲集

2005-12-20 | 音楽 の 紹介
 ジャン・マルティノンの管弦楽曲集の姉妹編となるのでしょう。二つを比べると指揮者は同じですがオーケストラが違っています。パリに根拠地を持つ二つのオーケストラを同時期に ドビュッシー(フランス国立放送局管弦楽団) と ラベル(パリ管弦楽団) で マルティノンは指揮棒を振り分けていたことになるのです。
 ドビュッシーは「牧神の午後」という目的があって新譜で入手したのですが、このラベルは、たまにはクラシックのフロアーを物色してみようと足を踏み入れたディスク・ユニオンで中古で入手しています。このラベルは「展覧会の絵」が抜けているのが不満でしたがメータ&ニューヨーク・フィルで補いました。
 ドビュッシーとラベルの管弦楽曲集。わたしとしては、コレクションとしての年季のあるドビュッシーの方が思い込みもあって好きですね。

RAVEL: I'Oeuvre D'Orchestra:
Jean Martinon = Orchestre De Paris

"Ravel: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77050
 Bolero (ボレロ)
 Sheherazade (「シェエラザード」序曲)
 Rapsodie Espagnole (スペイン狂詩曲)
 La Valse (ラ・ヴァルス)
1974/09/30 10/07		
"Ravel: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77051
 Daphnis Et Chloe (舞踏音楽「ダフニスとクロエ」)
1974/08/08 10 (#1)
"Ravel: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77052
 Tzigane (ツイガーヌ)
 Valses Nobles Et Sentimentales 
 (高貴で感傷的な円舞曲)
 Ma Mere L'Oye  (マ・メール・ロア (全曲))
1974/07/01 04 18 (#2)
"Ravel: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77053
 Le Tombeau De Couperin (組曲「クープランの墓」)
 Pacane Pour Une Infante Defunte 
 (逝ける王女のためのパヴァーヌ)
 Alborada Del Gracios (道化師の朝の歌)
 Menuet Antique (古風なメヌエット)
 Une Barque Sur L'Ocean (海原の小舟)
1974/07/12 15 (#3)
"Ravel: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77054
 Concerto Pour La Main Gauche 
 (左手のためのピアノ協奏曲)
 Concerto En Sol Pour Piano Et Orchestra 
 (ピアノ協奏曲ト長調)
1974/03/28-29 04/12 (#4)
				
Jean Martinon (cond)
Orchestre De Paris (パリ管弦楽団)
#1:Choeus Du Theatre National De L'Opera 
   (パリ国立歌劇場合唱団)
#2:Itzhak Perlman (violin)
#3:Michel Garcin-Marrou (horn)
#4:Aldo Ciccolini (p)

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2005/12/20 ものずき烏

ジャン・マルティノン:ドビュッシー管弦楽曲集

2005-12-19 | 音楽 の 紹介
 これは研究熱心というのではなくて、単なる好奇心でしかないと、今になって想いますね。ばりばりのフリー・ジャズの演奏家が『ジョージア・フォーンの午後』という作品を発表したのです。この作品は所属していたインパルス・レーベルで発売できずに、西独の新興ECMレーベルで発売したという、解釈が難しそうな作品だったのですが、インスパイアーを受けたのがドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」らしいのです。
「牧神の午後への前奏曲」を、ポピュラーにしたのがデオダートの『プレリュード』ですが、どーって事ないアルバムなのに影響が大ですね。
適当な「牧神の午後への前奏曲」を見つけられずにいたのですが、評判がよさそうだったので、入手したのがこのBOX。ドビュッシーの主要な楽曲をまとめて聴けるので大満足ですね。
 ドビュッシーが「牧神の午後への前奏曲」を作曲するのに触発されたのが、マラルメの「牧神の午後」で、翻訳文まで資料としては持っています。Webで公開したらいいのにと想いますが、著作権の問題もありそうですので控えます。無神経に「牧神の午後」を要約するなら、「水浴する乙女を覗き見する久米の仙人」ということに、わたしはしています。
 ベートーヴェンの第九「合唱」が年末なら、新年はドビュッシーの交響詩「海」という構図は、宮城道夫「春の海」の影響でしょうか。ウインナー・ワルツも新年というイメージがありますが、わたしは持っていません。

DEBUSSY: I'OEUVRE D'ORCHESTRA:
Jean Martinon = Orchestre National De L'O.R.T.F.

"Debussy: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77018
 Nocturnes (夜想曲)
 La Mer (交響詩「海」)
1973/06/01 02 04 06 09/21
"Debussy: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77019
 Jeux (舞踏音楽「遊戯」)
 Images (管弦楽のための「映像」)
1973/02/12-14 03/26-28
"Debussy: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77020
 La Boite A Joujoux (舞踏音楽「おもちゃ箱」)
 Children's Corner (こどもの領分)
1974/09/27-28 1974/04/08
"Debussy: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77021
 Fantaisie Pour Piano Et Orchestre
 (ピアノと管弦楽のための幻想曲)
 Premiere Rapsodie 
    Pour Orcherstre Avec Clarinette Principale 
 (クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番)
 Rapsodie Pour Orchestre Et Saxophone Alt
 (アルト・サキソフォンと管弦楽のための狂詩曲)
1974/04/06 10 11 (#1)
"Debussy: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77022
 La Plus Que Lente (レントより遅く)
 Khamma (舞踏音楽「カンマ」)
 Danses Pour Harpe Et Orchestre A Cordes
 (「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」)
 Petite Suite (小組曲)
1974/01/18-19 04/06 09 (#2)
"Debussy: I'Oeuvre D'Orchestra" Angel(JPN)EAC-77023
 Prelude A L'Apres-Midi D'Un Faune
 (牧神の午後への前奏曲)
 Marche Ecossaise
 (民謡を主題としたスコットランド風行進曲)
 Berceuse Heroique (英雄的子守唄)
 Printemps (交響組曲「春」)
 Danse (スティリア風タランテラ)
 Musiques Pour Le Roi Lear (劇付随音楽「リア王」)
1973/01/30 06/16 09/21-24 28 (#3)

Jean Martinon (cond)
Orchestre National De L'O.R.T.F. 
(フランス国立放送局管弦楽団)
#1:Aldo Ciccolini (p) Guy Dangain (cl) 
   Jean-Marie Londeix (as)
#2:John Leach (cymbalum) Fabienne Boury (p) 
   Marie-Claire Jamet (harp)
#3:Michel Sendrez, Fabienne Boury (p)
 クラシックといっても、ドビュッシーの時代ともなれば、ジャズの楽器といっても過言ではないサキソフォンの楽曲も入っています。
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2005/12/19 ものずき烏

ズービン・メータ&ニューヨーク・フィル/イスラエル・フィル

2005-12-18 | 音楽 の 紹介

PICTURES AT AN EXHIBITION / LA VALSE:
Zubin Metha, New York Philharmonic Orchestra
PETER UND DER WOLF / KARNEVAL DER TIERE:
Zubin Metha, Israel Philharmonic Orcherstra
Andre Heller, Katia Labeque, Marielle Labeque

"Pictures At An Exhibition / La Valse" 
                                         CBS(USA)M-35165
Mussorgsky: Picture At An Exhibition (展覧会の絵)
Ravel: La Valse (ラ・ヴァルス)
Zubin Metha (cond)
New York Philharmonic Orchestra
1980
 マルティノン『ラベル管弦楽曲集』を入手しましたが、「展覧会の絵」が入ってません。ラベルとしては一番ポピュラーな楽曲だと思うのですが、ムソルグスキー作曲のピアノ曲を、ラベルが管弦楽曲に編曲したという理由で、マルティノンは組み入れなかったのでしょう。そんなことで、わたしとしてはコレクション歴の長い、メータで入手しました。
ロスアンジェルス・フィルとニューヨーク・フィル。ジャズで言えばウェスト・コーストVSイースト・コーストで、音色が違うような雰囲気ですが、よくわかりません。このメータがどんなオーケストラを、いつ頃、指揮していたかといったことは、クラシックのファンには基礎的な知識かもしれません。わたしは、入手時の気分で選択していました。
「展覧会の絵」という楽曲は、遠い義務教育の頃の記憶ですが、音楽の授業では原曲のピアノではなくて、管弦楽曲で馴染んでいたようですね。
「ラ・ヴァルス」は、マルティノンとダブってしまいました。演奏によって違いがあるとは思いますが、そこまで意識して聴くことはありません。

"Peter Und Der Wolf / Karneval Der Tiere" 
                                        EMI(GMR)27_00391
Prokoieff: Peter Und Der Wolf (ピータと狼)
Zubin Metha (cond)
Israel Philharmonic Orcherstra
Andre Heller (voice)
Saens: Karneval Der Tiere (動物の謝肉祭)
Zubin Metha (cond)
Israel Philharmonic Orcherstra
Katia Labeque, Marielle Labeque (p)
1983/07/01
 「ピータと狼」と「動物の謝肉祭」。どちらも音楽の授業ででてきそうな楽曲です。音楽を教えるのにイメージが容易と言う考えがあるのでしょう。わたしのコレクションには「ピータと狼」が二つあるのですが、どちらもナレーションはドイツ語で、理解が難しいのです。このナレーションは、面倒でも日本語でやっているのを奨めますね。
「動物の謝肉祭」はラベック姉妹がピアノ連弾で参加しています。ラベックは数日後に、連続投稿しますが、このアルバムの購入目的だったようです。
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2005/12/18 ものずき烏
(参考)
2005/06/14 「ツァラトゥストラはかく語りき」
2005/12/18 ズービン・メータ&ロスアンジェルス・フィルハーモニック


ズービン・メータ&ロスアンジェルス・フィルハーモニック

2005-12-17 | 音楽 の 紹介
 「わたしは義理堅い」のかと思ってしまうのですが、クラシック音楽も、気にかかる演奏家は折に触れて追いかけるジャズと同じように聴いていることになりますね。最初のターゲットが、ボサノバ崩れのポップなデオダートの演奏したツァラトゥストラでキャッチされ、何の気なしに選んだロスアンジェルス・フィルのメータでした。

THE RITE OF SPRING / THE PLANETS /
HIT FROM THE HOLLYWOOD BOWL:
Zubin Mehta, Los Angeles Philharmonic Orchestra


"The Rite Of Spring" London(JPN)SLA-1023
Stravinsky: Eight Instrumental Miniature 
           For Fifteen Players
Stravinsky: The Rite Of Spring
Zubin Metha (cond)
Los Angeles Philharmonic Orchestra
1971
 メータとロスアンジェルス・フィルの組み合わせで「ツァラトゥストラ」の次に発表したストラヴィンスキーの『春の祭典』です。バレー音楽のようですが、オーネット・コールマンに先行する不協和音と聴いています。音楽的にはオーケストラですから、コンボで演奏するオーネット・コールマンの音楽に比べダイナミック・レンジが大きく、わたしが聴いている分には、ジャズより他人迷惑な音量となりますね。
とにかく、ロスアンジェルス・フィルのブラスが、すごい。

"The Planets" London(JPN)SLA-1031
Holst: The Planets
 Mars    The Bringer Of War
 Venus   The Bringer Of Peace
 Mercury The Winged Messenger
 Jupiter The Bringer Of Jollity	
 Saturn  The Bringer Of Old Age
 Uranus  The Magican
 Neptune The Mystic
Zubin Metha (cond)
Los Angeles Philharmonic Orchestra
1972
 平原綾香の「ジュピター」がヒットしたので、そのほかの惑星も綺麗な音楽と思うのが、素人の赤坂見附TBS。
わたしの記憶で、この『惑星』が印象的に使われていたのは、ダイアナ元皇太子妃の葬列なのでした。てっきりヨーロッパの葬式だから『葬送行進曲』が流れるだろうとテレビを眺めていたら、ヨーロッパでもイギリスは特殊なのか、衛兵が蛇行しながら棺を担ぐ傍らで、楽団が繰り返し演奏していたのはホルストの『惑星』だったのです。この組曲は20世紀に作曲されています。それまで葬送の曲は、どんな楽曲だったのでしょうか...。単に、自国の作曲家だからの選曲というのがわたしの理解。

"Hits From The Hollywood Bowl" London(JPN)SLC-2333
Ravel: Bolero (ボレロ)
Tchaikovsky: March Slave (スラブ行進曲)
Bizet: Carmen Prelude To Act 1 (カルメン)
Bizet: Carmen Prelude To Act 4
Verdi: La Forza Del Destin - Overture (運命の力)
Suppe: Poet And Peasant - Overture (詩人と農夫)	
Zubin Metha (cond)
Los Angeles Philharmonic Orchestra
1973
 観客を入れないライブ録音のようです。目玉は「ボレロ」ですね。この「ボレロ」の組み立て方はジャズでも沢山みられます、一種のモード手法ということなのでしょう。他の楽団の「ボレロ」もありますが、演奏の違いがわかる楽曲だと思います。他は比較的小品なのでしょうね、当然の如く詳しくは知りませんて。

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2005/12/17 ものずき烏