ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

ズービン・メータ&ロスアンジェルス・フィルハーモニック

2005-12-17 | 音楽 の 紹介
 「わたしは義理堅い」のかと思ってしまうのですが、クラシック音楽も、気にかかる演奏家は折に触れて追いかけるジャズと同じように聴いていることになりますね。最初のターゲットが、ボサノバ崩れのポップなデオダートの演奏したツァラトゥストラでキャッチされ、何の気なしに選んだロスアンジェルス・フィルのメータでした。

THE RITE OF SPRING / THE PLANETS /
HIT FROM THE HOLLYWOOD BOWL:
Zubin Mehta, Los Angeles Philharmonic Orchestra


"The Rite Of Spring" London(JPN)SLA-1023
Stravinsky: Eight Instrumental Miniature 
           For Fifteen Players
Stravinsky: The Rite Of Spring
Zubin Metha (cond)
Los Angeles Philharmonic Orchestra
1971
 メータとロスアンジェルス・フィルの組み合わせで「ツァラトゥストラ」の次に発表したストラヴィンスキーの『春の祭典』です。バレー音楽のようですが、オーネット・コールマンに先行する不協和音と聴いています。音楽的にはオーケストラですから、コンボで演奏するオーネット・コールマンの音楽に比べダイナミック・レンジが大きく、わたしが聴いている分には、ジャズより他人迷惑な音量となりますね。
とにかく、ロスアンジェルス・フィルのブラスが、すごい。

"The Planets" London(JPN)SLA-1031
Holst: The Planets
 Mars    The Bringer Of War
 Venus   The Bringer Of Peace
 Mercury The Winged Messenger
 Jupiter The Bringer Of Jollity	
 Saturn  The Bringer Of Old Age
 Uranus  The Magican
 Neptune The Mystic
Zubin Metha (cond)
Los Angeles Philharmonic Orchestra
1972
 平原綾香の「ジュピター」がヒットしたので、そのほかの惑星も綺麗な音楽と思うのが、素人の赤坂見附TBS。
わたしの記憶で、この『惑星』が印象的に使われていたのは、ダイアナ元皇太子妃の葬列なのでした。てっきりヨーロッパの葬式だから『葬送行進曲』が流れるだろうとテレビを眺めていたら、ヨーロッパでもイギリスは特殊なのか、衛兵が蛇行しながら棺を担ぐ傍らで、楽団が繰り返し演奏していたのはホルストの『惑星』だったのです。この組曲は20世紀に作曲されています。それまで葬送の曲は、どんな楽曲だったのでしょうか...。単に、自国の作曲家だからの選曲というのがわたしの理解。

"Hits From The Hollywood Bowl" London(JPN)SLC-2333
Ravel: Bolero (ボレロ)
Tchaikovsky: March Slave (スラブ行進曲)
Bizet: Carmen Prelude To Act 1 (カルメン)
Bizet: Carmen Prelude To Act 4
Verdi: La Forza Del Destin - Overture (運命の力)
Suppe: Poet And Peasant - Overture (詩人と農夫)	
Zubin Metha (cond)
Los Angeles Philharmonic Orchestra
1973
 観客を入れないライブ録音のようです。目玉は「ボレロ」ですね。この「ボレロ」の組み立て方はジャズでも沢山みられます、一種のモード手法ということなのでしょう。他の楽団の「ボレロ」もありますが、演奏の違いがわかる楽曲だと思います。他は比較的小品なのでしょうね、当然の如く詳しくは知りませんて。

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2005/12/17 ものずき烏


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