ものずき烏の無味乾燥?文

ブログ発想 LP/LD/CD コレクション作業 進行中。ジャズばっかしじゃないかと言われたら身も蓋もない。

「ツァラトゥストラはかく語りき」

2005-06-14 | 音楽 の 紹介

PRELUDE: Eumir Deodato
(R.Struss) ALSO SPRACH ZARATHUSTRA
: Zubin Metha - Los Angels Philharmonic


"Prelude CTI(USA)CTI-6021
Also Sprach Zarathustra (2001)
Sprit of Summer / Carly & Carple
Baubles、Bangles and Beads
Prelude to Afternoon of a Faun / 13-Sep
Eumir Deodato (p) Hubert Laws (fl)
Ron Carter (b) Stan Clarke (b)
Billy Cobham (ds) other 1972
 きっかけわ~ぁ、デオダート。今聴くと、この駄洒落同様に軽薄な音楽であるが、出た当時はヒットしたから、わたしも影響を受けた。最初は、ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』を読んだ。哲学書というカテゴリーになるのだろうが、読み物として楽しく読んだ。未だに趣味で西域史などに興味をもっているが、ツァラトゥストラとはゾロアスター教の教祖であるという知識が読書の興奮を盛り立てている。昔、東芝の電球ブランドでマツダというのがあったが、これはゾロアスター教の最高神であるアウラ・マツダから採ったという。決して松田ではない、などと、いらぬ知識まで披露しておこう。
 このアルバムの影響は、ツァラトゥストラだけではなかったのである。B面に入っている『牧神の午後』も然り。マリオン・ブラウンが『牧神の午後』にかぶれてジャズでやってしまったのがある。インパルス・レーベルで反対されて録音できなくて、当時創設されたドイツのECMで「ジョージア・フォーンの午後」という作品を発表した。
...クラシックの曲をジャズにすると概して軽薄になってしまいつまらない。それで、わたしはクラシックまで触手を伸ばしたのである。
 デオダートは、ブラジル人だからボサノバのアルバムが沢山あると思います。わたし、ボサノバは現在聴けません。このLPも懐かしくて近所のBで買った(五百円)ものです。この当時、購入意欲を持ったのは、次のメータでした。


"R.Struss:Also Sprach Zarathustra" London(JPN)SLA-1007
Also Sprach Zarathstra
Zubin Metha (cond) Los Angeles Philharmonic 1969
 おかげさまで、ズービン・メータなるインド人まで知ってしまいました。この当時はロサンゼルス交響楽団の常任指揮者でした。アメリカのオーケストラは、ヨーロッパのそれに比べてブラス・セクションがいいと聴いています。特にこのロサンゼルス交響楽団は相当に高価な金管楽器を使っているらしいのです。プレスリーがステージのオープニングでも「ツァラトゥストラはかく語りき」を使っているし「2001年宇宙の旅」でも使っているという、リヒャルト・シュトラウスにしては一般受けする楽曲です。
 純然たるクラシックのファンであれば、リヒャルト・シュトラウスなりメータなりで、なにかしらの薀蓄を書くのでしょうが、書けません。音楽は楽しむもの、をモットーとさせてもらってます。


投稿済み・準備中を含め アルバム・ジャケット一覧 を用意しました。
2005/06/14 ものずき烏
(参考)
2005-06-18 マリオン・ブラウン:ジョージア・フォーンの午後

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