ロッキング・チェアーで、お迎えを待つ老人が、ピアノまで歩くのも大変なのに弾き始めると、がぜんパワフルなのです。この差異で引き付けられました。いつ頃、名声を勝ち得たのかなどは知りません。余命が幾ばくも無いことを、本人も取り巻きも熟知していたのでしょう、続々とアルバムがリリースされました。
HOROWITZ AT THE MET / THE LAST ROMANTIC:
わたしは、この中でリストの演奏がすきですね。ジャズのピアニストなら肘打ちや拳打ちを繰り出すところが、指だけというのが驚きです。
ライブ録音となっていますが咳払いが一箇所程度しか聴こえないので、観客なしのライブかと思っていましたが、最終トラックのラフマニノフの演奏が終わった途端に割れんばかりの拍手と歓声が起こります。
このアルバムは、ホロヴィッツの記録映画(ドキュメント)のサウンドトラックのようですが、よく判りません。アルバムのタイトルは 『HOROWITZ』となっていますが、記録映画のタイトルは 『Last Romantic』となっています。
CDの編成と同一なのでしょうか、このLPの収録時間は64分3秒もあります。思い出してみれば、LPからCDへの切り替えはジャズよりクラシックの愛好家が積極的でした。クラシックの聴き方だと、LP特有のノイズは、気触りになるようですね。いまのところ、わたしのBGMにクラシックは向きません。
コレクション整理の進行状況→ コレクション一覧
2005/12/25 ものずき烏 記
HOROWITZ AT THE MET / THE LAST ROMANTIC:
Vladimir Horowitz
"Horowitz At The Met" RCA(GMR)RL-14260 Live At The Metropolitan Opera House Scarlatti: Sechs Sonaten Chopin: Ballade Nr.4 F-Moll, Op.52 Liszt: Ballade Nr.2 H-Moll Chopin: Walzer Nr.9 As-Dur, Op.69 Rachmaninoff: Prelude Nr.6 G-Moll, Op.23 Vladimir Horowitz (p) 1981/10/25 11/01わたしは、もちろん楽曲に親しみはありませんが、この強い打鍵で抑揚と情感たっぷりのピアノは、ホロヴィッツの経歴がどうのこうのという薀蓄なしでも、すごい、すばらしいと納得できるのが、神がかりの演奏ということでしょう。
わたしは、この中でリストの演奏がすきですね。ジャズのピアニストなら肘打ちや拳打ちを繰り出すところが、指だけというのが驚きです。
ライブ録音となっていますが咳払いが一箇所程度しか聴こえないので、観客なしのライブかと思っていましたが、最終トラックのラフマニノフの演奏が終わった途端に割れんばかりの拍手と歓声が起こります。
"Horowitz" Grammophon(GMR)419_045-1 featured film The Last Romantic Bach, Busoni: Num Komm'd Heiden Heiland Mozart: Piano Sonata In C Major Allegro Moderato / Andante contabile / Allegretto Chopin: Mazurka In C Major Chopin: Scherzo No.1 In B Minor Schubert: Impromptu In A Flat Major Liszt: Consolation No.3 In D Flat Major Schumann: Novellette In F Major Rachmaninov: Prelude In G Sharp Minor Scriabin: Etude In C Sharp Minor Chopin: Polonaise No.6 In A Flat Major Moszkowski: Etude In F Major Vladimir Horowitz (p) 1985/04わたしのホロヴィッツのコレクションは、最晩年ということになり、一人の作曲家を取り上げたアルバムではなく、これまでホロヴィッツが採り上げた作曲家を網羅するような編成になっています。
このアルバムは、ホロヴィッツの記録映画(ドキュメント)のサウンドトラックのようですが、よく判りません。アルバムのタイトルは 『HOROWITZ』となっていますが、記録映画のタイトルは 『Last Romantic』となっています。
CDの編成と同一なのでしょうか、このLPの収録時間は64分3秒もあります。思い出してみれば、LPからCDへの切り替えはジャズよりクラシックの愛好家が積極的でした。クラシックの聴き方だと、LP特有のノイズは、気触りになるようですね。いまのところ、わたしのBGMにクラシックは向きません。
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2005/12/25 ものずき烏 記