どうも築地の場内の人に関する報道を見ていると、実際付き合っている人との感じとずれている気がする。築地の場内外の人は長年働くとある特定の部分にはスペシャリストとなり堂々とある特定の部門に関して意見・感想・予想を言うようになる。他の市場は青果でも水産でもほぼ全部を扱うため意外と個別のことは知らないことが多い。特定の部門の歴史から今の現状まで、さらに今後の見通しまで語る人が築地には多数いる。つまり根底には江戸時代から続く(天下の築地)と言う意識が根底にある気がする。築地は日本の和食文化を担っている意識があるかも知れない。食材の時代により変化することも知っていて、さらに浮き沈みも経験して、多数決で押し切ることは出来ない。全体の合意形成に時間のかかる組織ということがようやくしれて来たようだ。まだまだ豊洲移転日の決定には時間がかかりそうで年越しも想定したほうが良いだろう。意外と豊洲追加工事の入札結果が決め手になるかもしれない。
goo blog お知らせ
プロフィール
- 自己紹介
- 築地市場で45年、漬物の問い合わせに答えていた。退職後の回想と
日本の漬物に関する戦前の歴史を調べている。
最新記事
カテゴリー
- 宅老のグチ(2163)
- 築地市場にて(2686)
- 福神漬(1184)
- キムチ(70)
- タクワン(135)
- べったら市(225)
- 趣味としての漬物(108)
- 梅干(34)
- 陸軍特別操縦見習士官1期(108)
- 福神漬から見た近代日本史(2)
最新コメント
- 麦子/江戸東京博物館は市場の跡地に建っている。
- 辰巳哲也/万両巻きを買いに神楽坂へ
- いせや/開戦記念日12月8日日本、アメリカは12月7日
- 堤 重吉/77年忌 叔父の特攻死
- 佃在住/常山紀談 巻1
- Unknown/沢庵漬の文献記録の出現
- Unknown/特攻の遺族の想い
- Unknown/特攻の遺族の想い
- 辰巳哲也/玉椿または万両巻
- 通りすがり/ペット保険で考えること
カレンダー
バックナンバー
ブックマーク
- goo
- 最初はgoo