つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

東常縁の話 2

2012-04-28 | 岐阜県
 8/7に、放送大学で、郡上常脇城の城主、東常縁(とうのつねより)の講話をしたのですが、このことを姫路の友人に伝えたところ、「東常縁が歌十首で城を取り戻した話には感動した、その十首はどんな歌?」という質問を受けました。久しぶりに県立図書館に行き、これを調べました。しばらく臨時休館でしたがようやくオープン。関連する本は、二階の郷土資料室に数冊あるのですが、この記事が出ているのは一冊。それも明治頃に出された本を1957年にコピーされたものでした。その内の二首を・・・

おもひやる心のかよふ道ならでたよりも知らぬ古里の空
たよりなき身を秋風の音ながらさても恋しき故郷の春

 上の写真の本には、東家の末裔の文もありました。今は横浜のお住まいです。400年も代々貴重な歌の数々や著書を保存されてこられ、その地の博物館に寄贈されていました。ところが近年400年ぶりに岐阜県大和町に常脇城跡や東氏の庭園跡が発掘され、記念館が建設。この機会に先祖の地に資料を移す決意をされました。神奈川県から岐阜県へと贈呈式も執り行われ、故郷の岐阜に保存されることになりました。これを読んで、あの記念館にある膨大な書籍が、横浜の東家から寄贈されたことを知りました。感謝です。

 下の写真は、図書館二階にあった1.8Mの地球儀。直径が1.8mあります。山の高さも正確な模型です。常にゆっくり回転しています。アメリカ製。最下段は、今年国体開催にあたり、前回の昭和40年岐阜国体の写真も掲示されていましたが、そのうちの一枚。聖火の最終ランナーは、高校生だった古田知事でしたが、採火されたのは乗鞍山頂とは知らなかったです。当時明石にいたこともあり・・・

     
     1.8Mの地球儀

   
    昭和40年岐阜国体の採火式 乗鞍山頂で

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2 コメント

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Unknown (慕辺未行)
2012-04-28 22:39:29
こんばんは (^o^)/
思い出しました。昨年ブログに書いていらっしゃいましたね。名前までは覚えていませんでしたが、歌に感動して城を取り戻したという話は記憶に残っています。
1.8Mの地球儀、すごい規模ですね。しかも単なる地球儀ではなく陸地が立体的になっているのですから、より分かりやすいですね。
Unknown (matsubara)
2012-04-29 16:38:50
古い記事を覚えていて下さりありがとうございます。
この地球儀は正確である上にずっと地球のように
回転しているのです。でも二階は誰も来なくて
見る人もないのです。
この日は私一人でした。

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