つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

中津川より

2017-03-28 | 岐阜県

 昨日、Gさんが中津川の「詩と美術館」に行ってこられて、意外な人からの預かり物が私の手許に届きました。いつもここで紹介している歌誌・「彩雲」の主宰者田中さんが、その美術館のオーナー。いろいろ、話し合われているうちに、近隣の私のことが話題となったらしくて・・・

 世の中は狭いものです。私はまだご本人のお顔を知らないのですが・・・田中さんのギャラリー「詩と美術館」に一度行きたいと前から思っていたのですが、遠くてまだ果たしていません。預かり物は、「彩雲」と、彼の講演会の案内。久しぶりに中津川に行くのもよいかなと思っています。田中さんは高校教師。歌人。絵も描かれ、過去には個展を開催。ここしばらく発行歌誌の交換をしています。

彩雲43号より 田中氏の作品

みなみ風ほのかに匂ひぬ大いなる柩に似たる丘鎮かなり

方位図に来し方を見ゆと思案歩をまた進めん風出でし午後

意を尽くし語れど齟齬の埋められず月の「静かなる海」想ふ夜

 

 最下段の写真は、お土産に頂いた、「胞山の月」。えな山の月と読みます。恵那山(2191m) からお菓子の名前も決められたようです。山の名の由来は、天照大神がここで降誕され、その胞衣(えな)がこの山に埋められたという話によります。栗あんの入った美味しいどらやきです。老舗の川上屋のものはすべて絶品。

 

 彩雲43号

 川上屋の胞山の月

 

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする