夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

男と女、相互に諒解不能の存在である。

2016年07月27日 08時25分10秒 | 日記
 ある変数に反応出力する状況を一般的に Y=F(X)で表現する。事象 x1、x2、x3・・・xnに対する男の反応を M(x1、x2、x3・・・xn)とし、女の反応を F(x1、x2、x3・・・xn)とすればMの方は謂わばsequential、即ちほぼ了解可能であるが、Fの方は神経回路計算データの数値群のように何のことやらさっぱり解らない、しかし、最終結論は驚くことにFの方がより的を射ている。

 以上は40年余、妻と暮しての印象である。結果、夫唱婦随は婦唱夫随になった、ああ楽ちん!

 もしあの時、フォークランドにアルゼンチンが侵攻した時、英国の首相が男性だったら、『この文明開化平和愛好の世に!』と、現代人が大好きな『話し合いによる平和的解決』を目指して我が肥前言葉で言えば、モチャーモチャして状況長引き膠着状態になって何らかの禍根を残しただろう。サッチャー首相は違った、軍隊を送ってアルゼンチンを殴りつけた!あの当時、女の短慮とバカにして論評を見た覚えがあるがとんでもない、世界はこの気迫に沈黙させられた。・・このような劇薬を平然と使えるところに女の侮りがたいところがあるのだ。且つ、その結論に至る思考の筋道を説明して欲しい、と言ってもサッチャー氏に説明出来たかどうか解らない。

 少なくとも拙宅妻女の場合、ウーム!と唸らざるを得ないような状況 xk まで勘案しての理屈抜きの【カン】で重要な物事を決めている。スーパーマーケットで買い物をする主婦を見て居て、この先天的能力を解る男が如何程いるかな?と思う。試しに男に遣いをさせてみよ、ロクナ仕事は出来ないから。

 小池氏は防衛大臣の時、問題児の首を切ったと言う。田中外務大臣の時も似たような出来事があったと記憶する、外務省のキャリアをどうにかしたと記憶するが・・。男の大臣がそういうことをやったと言う話は日露開戦に際して山本権兵衛海軍大臣が当時の艦隊司令長官を馘首して東郷提督を就任させた事例ぐらいしか思い浮かばない。
 
 今の日本、今の東京にはこのような劇薬使いが必要だと思う。さらに、・・・仮に同じ劇薬を同じ処方で男が使ったら取り返しの着かない事になり得ても女が使うと然程でもないと思うのは欲目か? だったらお隣さんはどうなんだ?との意見もあろう。でも、あれは親の七光りで出て来た、小池氏は最早天涯孤独、一人で決め一人で行動して来たのだろう? 誰かに相談はしたかもしれない、だが、経歴を見ると虎視眈眈、木の上に寝そべっていた豹が突如鹿の群れに跳びかかる体の油断の隙もならぬ、感じがする。市民の深層心理を見抜くぐらいわけもないだろう。

 保守速報を見たが、安倍総理、石原親子、いずれも小池女史に較べて器が小さく感じられた。安倍総理も政党のしがらみは捨てきれないのだろう。しかし時代は、民意は既に総理さえも超えて奔っている。石原親子・・最早過ぎ去った時代の遺物、一瞬、ひと夏で時代は急変した、と思う。


 

時代の分水嶺

2016年07月27日 08時15分07秒 | 日記
 策謀の時代が終わり、「痛快」「共感」「感動」の時代が来る、それが日本の新しい民主主義の幕開けならんことを祈る!
・・保守速報を見ると安倍総理も増田応援、石原慎太郎元都知事は小池氏を「うそつきだ」と、伸晃氏は「私がいない時に推薦依頼を持ってきて、私がいない時に引き取っていった」と党籍を残したまま都連への批判を繰り返す小池氏を「わがままだ」と断じた、との記事が見える。・・何と小さい!!

 地方から傍観している限りでは党派を超えた小池氏への市民の共感が垣間見えるのだが上記の方々はこれを見て居ないのだろうか?・・視たくない?見ない様にしている?敢えて論外と自分自身を騙している?
 私には上記記事が【党派、政党なるものの古臭さ、いかがわしさが先鋭に露呈された】ものと見える。インターネットによる【生情報の瞬時拡散】は日本再生を旗印にする安倍政権に賛同触発された市民意識が既に政党なるものを破壊しかかっているのではないかと見る。歴史を見れば事象は不思議と世界共通に動く。アメリカのトランプ候補を巡っては市民の熱狂が共和党の殻を壊し始めたのではないか?英国の市民意識はEU離脱・・いずれも【損得勘定】ではなく【衝動の噴出】ではないのか?
 小池候補或は桜井候補が上がったら都民が最早政党なるものの魔法、虚妄の縛りから醒めた証拠ではあるまいか?上記コメントを発した方々は都民に、日本国民にどういう顔を向けられるお積りか?

 【政治】とは政【まつりごと、祭祀、神祀り】がその起こりであり、その根底に【熱狂・共感・感動】がありはしないか?諏訪大社の御柱・・命の危険を冒してでも参加するのは何故か? 御神輿を担ぐ心理は? 式年遷宮を粛々と行うその心は?・・国民はもう保身の為の利害損得勘定党派意識既得権争奪等の薄汚いぬるま湯政治、右顧左眄諂い平身低頭八方美人外交に飽き飽きした。大東亜戦を戦ったあの緊張と熱狂、日本人本来の膨大なエネルギがアニメ・コスプレ・ゲーム・オタク等々の代替物試行錯誤を経て最早閾値を超え始めたのではないか?

 おそらく今次の選挙を通じて日本は左か右かではなく覚醒か惰眠かに分類されるだろう。政党、政党人、既得利権、知識人の大部分、メディア等は過去のものとなり、ネトウヨと小ばかにされるがその言う事を見ると相当な人々が居る、と思われる新日本人が登場し、安倍政権もまた一過性のものであった、と回想されるようになるかもしれない。
 私には小池氏が女性独特の嗅覚でこの辺りを読み取っているのではないか?と思えてならない。小池氏人気が「エネルギを方向付けする」手腕に(氏自身が気着いていないにしても)よるものであれば看過してはならない政治家である。安倍総理はその事に気着いているのか??

 策謀を捨て「痛快・共感・感動」の新しい民主主義の幕開けを祈る! 【ドイツ国民に告ぐ】のヨハン・ゴットフリート・フィヒテのような知識人が今欲しい。蓮田善明、三島由紀夫の後継者が出て来て欲しい。


都知事選挙愚見

2016年07月26日 08時14分47秒 | 日記
 中央地方の双方で、利権執着、権力追求、保身、癒着、尊大、派閥抗争等、目的あって群れた集団にして、他国にひれ伏して憚らず、国家を売り、皇室をぞんざいに扱い、国民を愚弄する集団が我々の知る政党であって、そこには保守も革新も右も左もない。それでもなお自民、公明、民主、共産、社民等支持が居たのは所謂シガラミや次善に拘ったからだろう。無党派、投票放棄にはこれらの愚昧に鋭敏に反応した人々がかなり居たのではないか?この一群の象徴的人物を今回自民党が担いで政党なるものの正体が国民の前に曝け出された。
 戦後日本国民愚民化を図った3S政策に上手に乗って遊興娯楽の世界で羽を伸ばし、国民をおちょくって言いたい放題したい放題で世間を闊歩してはばからずミーハーの喝采を浴びる事に汲々として不倫も文化と言い放ち、これに迎合するメディアも一蓮托生で大衆を騙した者共、その象徴をまさにその騙す技に望みを託して野党が担いだ。これまたその隠されていた実態が暴かれ始めて国民は醒め始めた。
 この両方の不純傲慢国民睥睨に流石に立腹したか、共産支持層の3割、民進支持層の2割が小池候補支持に回ったと聞く。さらに創価の女性集団が割れたとも聞く。・・歴史の歯車は後戻りしない!ムカデと同じ、前にしか進まない、この行き着く先は政党政治の崩壊だろうと思う。
 【風向きが変わる】と言う、戦後70年、日本を覆っていた私利私欲強欲傲慢を煽る風が弱まって正常な風が吹き渡りつつあるのではないか?団塊の世代諸兄諸姉、歌声運動に酔い痴れ、美濃部に酔い痴れ、羽仁五郎をカリスマにして日本国と国民をおちょくり、一方で賃上げ闘争に励み、金銭物質欲に溺れた傲慢世代、団塊の世代、あなたがたの時代は終わる!
 天照大御神が岩戸を開いてお出ましになる!・・女性都知事が出現する(未だ期待だが)、考え過ぎだろうか?

 勝手な事を一つ書く、その初めに知恵の木の実を食ったことによって人類はその知恵による自治に放置された。数千年に亘る懸命の試行錯誤によって民主主義を確立し、平和が齎せると思いきや、世界は二進も三進も行かない状況に追い込まれ至る所で二律背反、忠ならんと欲せば幸ならず幸ならんと欲せば忠ならず進退ここに極まれりに追い詰められてしまっている。最早【男の論理思考由来の知恵】では解決不能の状況ではないのか?
 女性でなければ解決出来なくなった世界の象徴として東京があるのかもしれない。

 振り返って見れば第二次安倍内閣発足以来、安倍政権の施策に冷静な対案を以て論陣を張る野党、反日売国は一人も居ない。実は反論出来ない事ぐらい解っている。有体に言えば既得利権やしがらみ、もしかしたら恐怖で動けない?! さらに何故か安倍総理に人気が有ることが妬ましくてしょうがない。
 この両方の帰結するところは【安倍政権を打倒、総理を退陣に追い込む】以外にない。そればかりが脳中を堂々巡りして頭に血がのぼり正常な判断力を失った、失って国民の人気目当てに【左翼の太鼓持ち】を担いでしまった。ところが日本特有の【沈黙する民衆、気に食わなければ黙って離れて行く等の行動をする等】の存在を慮外していた。見たくないものを敢えて見ないようにする人間の愚かな習性が出てしまった。それが野党や反日勢力の実態ではないのか?
 冷静に世界情勢、極東情勢、国内状況を思料勘案すれば現政権の方針に賛同せざるを得ない、相当にバカでも解る!然るにそうしない処を観ると1.相当以上に異常に頭が悪い、2.何かの利権に拘わっている、3.カルト(お命頂戴)の罠にはまっている、4.依怙地、5.暴走族と同じ幼児性、のどれかだろう。
 そこへ行くと小池女史の【機を観るに敏なる】素質は評価に値する。(私は氏が単に都政改革の意欲のみで立ったとは思っていない、『虎視眈々と情勢を見て居て【今だ!】と獲物に向かって崖から跳んだ』と思って居る。単に正論をものするだけが政治家ではないのではないか?)たとえ100点満点でなくても(世の中にそういう例はない)指揮者、一国一城の主としての資質は十分と考える。
・・織田信長は『こいつは拙い!』と思ったら即刻北陸攻めから撤退した、即刻比叡山焼き討ちを敢行した。・・権力とカネに恋々として落ちぶれて行く誰やらとは人間の質が違う。【武士道とは死ぬ事と見つけたり】の山本常朝氏や不惜身命但惜身命の気概など無縁の大方の政治屋(敢えて政治家と言わない)共が通用しなくなる世の中が近い。 安易にこういう事を言うのは憚らなければならないが先回と今回の選挙を見ていると単に人智や策謀の力学のみでは物事が動かなくなりつつある気配を感じる。何か見えないものの介入があっているように感じる。

私が考える報われる信仰、そして人間の本来の寿命

2016年07月22日 21時03分48秒 | 日記
 既に一度は書いているが・・。創世記の冒頭に、『地は形なく闇、淵の面にあり神の霊、水の面を覆いたりき』とある。この文章から連想することは、今現在でも私は神の霊気の中に浮いている、と言う事である。人は皆、そういう状況の中に在る。然るに多くの人が不如意をかこつのは何故かと言えば【信仰】がないからである。では信仰とは何か?と言えば【神が定めた法則に対する信頼】である。

 人は重力の法則に信仰を持っている。その信仰を条件にして設計製造するから飛行機は飛ぶ・・プロペラが有るから飛ぶのではない。ところがイエス・キリストはその法則の埒外の存在である事を明確に認識していたので水の上を歩くことが出来た。我々も本来はそういう存在なのだが最早、物質である肉体が実は思い込みによる現象化の姿であるとの確信を、肉体を捨てない限り超越出来ない。

 我々が浮遊している霊界も実は法則の世界である。『私』なる想念が現象化するとの法則によって、鏡に映る肉体の自分とその生きる世界がある。これが誤解を招く、我々は現象化と言う法則によって神の霊の法則に則って生きる事が殆ど不可能になっている。

 それでも尚、衆生済度極楽往生を説かねばならない仏教は、只管打座と言ったり南無阿弥陀仏と唱える事によって救いを得ると方便として説いた。その真意は何か?・・・神の法則があなたに発動する為には考える事をやめよ、小賢しサを捨てよ、【自分】と言う意識を捨てよ、自分自身を放下せよ、と言うわけである。

 『何を着ようか何を食べようかと思い煩うのをやめなさい、天の父はあながたがこれらのものを必要としていることを知っておられるのです』・・私は近い過去に行き詰まった。この世の常識では到底生きる事が出来ない状況に居る事を悟った。結局たどり着いたのは『神に任せてみよう』だった。ある日、黒い子猫が報せを持って来た。

 かれこれ40年昔、会社に入った。高校や短大を出たばかりの輝く女子社員達も入って来た。わくわくした。今、当時を振り返って感慨ひとしおである。鬼籍に入った人も多い。・・・何と短い一生であったことか!これが神が本来考えたことだろうか?そこでハタと気が着く。創世記を見ればアダム以下人類の初めの人々は千年近く生きている。それも禁断の実を食べた故に宣言された土に還るとの法則によってである。

 もし禁断の実を食べなかったら・・そこには死に相当する事柄が無かった。ノアの洪水の後、人の寿命は急速に縮まった。そして思い当たる、『そうか、エデンの外』で生きなければならない人類は『額に汗して生きる』しかないのだ、そしたら寿命が短いのは或は神の哀れみかもしれない、いや、そうだ!生存の為に自分を売らなければならない世界、そこで長く苦しむ事はない、との。

 而してこの地上に一旦生を受けた記録は残されて、地上世界が人類の自治によって破綻し、神が介入し始めた時に再度呼び戻される、そうであれば赤子で死んだとしても神の愛の取り決めを真っ当に受け取る事になる。・・・神は誉むべきかな!エデンが回復する時人の寿命は無くなる・・・寿命と言う概念が失われる。同時に【時】の観念も忘れ去られる。在るのは永遠の一日。何故ならその世界では【額に汗して生存を模索する苦痛】は存在しないから。だから生きる事が苦痛ではなくなるのだ。

 これらの事は黙示録にちゃんと書いてある。その事があなたに実現するか否かは【神の法則】に自分自身を丸投げするか否かで決まる。
あなたはその丸投げをやれる程愚か者に成れるか?ばっかじゃなかろか!と言われながら巨大な箱舟を造ったノアのように成れるか?人からバカにされることを恐れないか?

佐賀県

2016年07月22日 10時02分39秒 | 日記
 佐賀県出身の芸能界のどなたかが佐賀には何にもないと言っておいでたように記憶する。また全国調査でも観光に行く値打ちがないところらしい。

 そう、表面的には・・・。東京を基準してそのモノサシで測れば。しかし長く住んで居るとこれはなかなか侮れない、現代好みの眼鏡では見えなかったものが眼鏡をはずすと見える。酒、和菓子、干潟の物、陶磁器、多くが地元の奥の方まで入り込まないと判らない。九州人の常で商売気がないので宣伝これ努めないので知られていないだけだ。私の郷里、鹿児島県もそうだがまるで商売気がない、このインタネット時代にユービンを使わなければならない店もあって何とかならんのかね、と言いたくなる。

 ついでに愚痴ると鹿児島県には珍しい食い物があるのだが百年前と同じ体裁が今も変わらない、都会人に受けるように『工夫』する工夫がまるっきりない。ここらへんは大分が目端が利くようだ。

 今回写真の【カニ漬け】だけを紹介する。正直最初食った時はヘドロを食べる感じだった。が、このクセのある食い物は病みつきになる。現在高血圧性の腎臓衰弱で医師の保護観察処分中だが甲殻類は腎臓にイイノダ!と勝手な言い訳を考えて隠れてこっそり食べる、辛い、カニのハサミが硬い、甲羅をガリガリ齧る、(全てすり潰したものと半分すり潰したのがある。半分、のほうが野趣がある)

 だが最近人々が贅沢になってカレーだのハンバーガーだのと言う外国渡来のものを好むようになって炊き立ての熱いメシにこのヘドロを乗っけて食う貧乏にして贅沢を忘れた。為に生産量が減った、勢い値段が上がった、口惜しい!原料は干潟を走り回るシオマネキや真蟹だそうだが採る人も減った。

 これを見た人、是非試してもういちどこれが安く買えるようにして下さい。現在ウニの壜より少し大ぶりな壜に入って850円、肥前国鹿島近辺、川副町では買えるはずだ。十年ばかり以前までは久保田辺りからお婆さんが袋入りを売りに来ていたのだがその人ももう亡くなったのだろう。光輝く東京大阪のやれスシだのラーメンがどうの、お好みがどうてろ、とガイジンが騒ぐようだがこういう土俗的な日本は理解不能だろうな、ざまあみろ!

 息子の話ではこの蟹漬け、またアミ漬け、さらに鉄道自殺のミンチを思わせるカツオの塩辛などは焼き飯の下味に絶妙だとのこと。