夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

お花畑若者の成れの果て、愚かな老人;都知事候補

2016年07月06日 20時49分48秒 | 日記
 昭和36年に大学に入った。あの当時の高揚感はそれ以後、日本に二度と訪れていない。未だ高嶺の花の欧米的生活を最早夢ではないとの想いで学生はそれまでの黒ずくめ角帽姿から帽子を捨て、ズボンはグレーに変えた。関鑑子とかの唄声運動に酔い痴れ、歌声喫茶、ワンダーフォーゲル、山男、合ハイ、ダンスパーティー、などなどと幸せに酔った。それをダークダックスが煽った。
 就職して驚いたのは住民票を東京に置いて来た者が結構居て、美濃部投票に意気込んで休暇を取った(あんなくだらないのに何故そこまで血眼になるか?と不思議だった)。原子力船反対、ベトナム戦争反対、ベ平連などに真剣に取り組む上司や同僚もかなり居て羽仁五郎などは彼らのカリスマ的存在だった。羽仁五郎の都市の論理なる本など読まされ、ゲゼルシャフトがどうたらゲマインシャフトがどうのこうのと説教された。春闘では毎年基本給が10000円ずつ上がった。当時の彼らにとって前途は明るいものでしかなかった。みんな競うように車を買い、家を建てた。多分、望外の至福感に『平和憲法あるが故』との思い込みがあったのだろう。私も彼らと同世代ではあったが何故か醒めていた。その彼らが今は70代である。思うに、若き日の夢から覚めたくないのだ。彼らの深層心理中に憲法9条こそが至福に到る必須の条件であるとの頑強な滓があるのだろう。そういうわけで老醜を晒してデモに出るわけだろう。この恰好の例を示そう。ある人からの緊急メールである。

> 今朝凄いメールが入ってきました。 愈々参議院議員選挙に突入しましたが、争点は無論アホノミックスではありません。 衣の下の 憲法改正です。以下添付の「憲法改正誓いの儀式」をご覧ください。 五十嵐元教授のブログでユウチューブ記録を教えております。
以下小生が受信したメールの一部:
皆さん、6月22日付の元法政大学五十嵐教授のブログ(転成仁語)を読んでいたら、ユーチューブに「憲法改正誓いの儀式」が流れていることがわかりました。驚くべき内容です。
https://www.youtube.com/watch?v=h9x2n5CKhn8
ここでは、衛藤晟一内閣総理大臣補佐官、長瀬甚遠元法務大臣、城内実外務副大臣、稲田朋美政調会長など自民党中枢の人々が「いよいよ、ほんとうに憲法を変える時がきた」「国民主権、基本的人権、平和主義の3つをなくさなければならない」「日本にとって一番大事なのは国体だ」尖閣諸島を軍事利用しよう」などと叫んでいます。
なお、元法政大学五十嵐教授のブログは以下です。
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/
五十嵐元教授のブログ(22日)からユウチューブをクリックしてみて下さい。巧く繋がらなければ、いきなり下記にアクセスしてみて下さい:
http://www.youtube.com/watch?v=h9x2n5CKhn8
安倍側近の発言が次々と記録されています。 右の端は桜井良子とみられる。平和憲法は当に壊憲の危機に立たされています。 是非、拡散して下さい。

>>引用終わり。もう全く正気を失っている。失って正常な判断力識別力も無くしている。これが当時としては一流国立大卒業で会社では相当の高位に上り詰めた人の言う事である。

・・・先輩、残念ながら貴殿の時代は終わったのです。

 話は変わる、甚だ失礼ながら東京都民と大阪府民をかなりアホだと思っている。何を血迷えば青島幸男だの横山ノックだのを知事にしたのか?随って今度の都知事選挙も醒めた目で見て居る。が、・・
 個人的には小池百合子氏に決まり、と思っている。マスゾエの二番煎じを持って来たところで都民は納得するだろうか?自民党内のメンツ云々など一般大衆の与り知らぬ事だろう。
 見方によれば小池氏は悪人である(悪左府頼長、悪七兵衛景清、悪源太義平、土岐悪五郎、等の【悪】)。誰が力を失って誰が力があるかぐらいは見通していると思う。さらに、ここは善人の出る処ではない、善人が出来る仕事でもない、鉄火場を切り抜けたクソ度胸しか役に立たない。いみじくも小泉元総理のたまう『愛嬌があるが、度胸もある』、その人にしか居れない仕事場であろう。
 女性を侮ってはいけない、スーパーマーケットに行って冷蔵庫の中味、財布の中身、家族の健康、予定、今日明日の献立、他のストアの情報等を瞬時に分析計算してショッピングカートに必要物を必要だけ放り込むその複雑な情報処理をやる、やれるのだ。そう言った我々男には理解不能な情報処理をした上で、『崖から飛降りても大丈夫!』と踏んでいるのではないかな?
 もう一人有力な女性が居るじゃないかと、妻に話したら『小池さんの方が【器が大きい】』と言った。然り!ここにも女の感性。

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