夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

物理現象を造影する空気

2019年08月19日 18時33分16秒 | 日記
大勢の人々が同じような心理状態、精神状態、にある時、さしたる理由が分からないのに現象化する状況乃至事態というものがあるように思う。

それが【ひきこもり】と【孤独死】

現象化する心理状態、乃至精神状態は【個を異常に強調する】、【プライバシーを狂的に重んじる

その心理状態の象徴的なモノは【個室と錠と鍵】

日本は古来【私】よりも【公】を上位に置いた社会であった。伝統的な日本家屋に錠前はなかった。あるのは金蔵だけだった。【公を私よりも尊重する社会】に戦後、【私を公より重視する気風】を持ち込んだのを【日本の神々】が慶ばない、【不快である】と暗黙に表明している、別の言い方をすれば【日本人の精神風土、伝統的な土壌に合わない、そぐわない】、その現象が【ひきこもり】と【孤独死】だろう。
参考までに・・日本のある地方では夜中も錠を下すと嫌われる。いや、多くの田舎で今もそうだろう。現代都会風のズンダレた生活をする者が仮に田舎暮らしなどとやって来て古民家に住もうものなら朝6時には、場合によっては6時前に、玄関をガラリと開けてたたき起こされる。『オイ起きろ!町内清掃だ!』