澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

ウェルナー・ミューラーの音楽性

2008年06月12日 00時51分34秒 | 音楽・映画
ウェルナー・ミューラー(Werner Muller)は、1950~70年代にかけて活躍したドイツのバンド・リーダー。リカルド・サントスの別名でも親しまれた。

第2次大戦でドイツは敗北し、東西に分割された。首都ベルリンは、さらにソ連占領地区と米軍占領地区に分割された。米軍占領地区のラジオ放送局RIASからは、連日、ジャズやダンス音楽が流されたが、その担当がウェルナー・ミューラーだった。

日本では、1950年代末にヒットした「真珠採りのタンゴ」(リカルド・サントスの別名で演奏)がよく知られていて、タンゴの楽団であるかのようなイメージもあるが、実はそうではない。れっきとした、ジャズ・ミュージシャンといっていい。

1960年代には、テルデックに移籍して、数々のマニアックなアルバムをリリースした。
「Wild Strings」というアルバムでは、弦楽器をアクロバットのように使い、ファンを驚かせた。クラシックの楽団でも、こんなスリリングなストリングスの響きは聴けないと思うほどだった。

アレンジ、ミュージシャンの力量ともに、超一流。「軽音楽」などと侮れない、密度の高い音楽を聴かせてくれた。


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