澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

カトリック神父の”性犯罪”

2009年02月05日 14時56分54秒 | Weblog

あきれた事件が明るみに出た。

カトリック信者の母子にキス、神父が強制わいせつ容疑

 大阪府茨木市のカトリック大阪大司教区茨木教会の神父(74)が信者の母子にセクハラ行為をした疑いがあるとして、母親から被害届を受けた府警茨木署が強制わいせつ容疑で捜査していることがわかった。

 同教区も弁護士ら3人による第三者委員会を設置。教区の事情聴取に対し、神父はキスをしたことなどを認め、「セクハラの意図はなかった。外国では普通の行為」と話しているという。

 同教区によると、神父は昨秋から年末にかけて、複数回、茨木教会内で40歳代の母親を抱き寄せてキスしたほか、同年12月には、娘の小学生の女児にも同様の行為を1回したとされる。

 同教区は「両者の受け止め方は違うが、神父の立場を考えれば不適切な行為。事実関係を明らかにし、処分を検討する」としている。

2009年2月5日01時33分  読売新聞

カトリック大阪大司教区の「…神父の立場を考えれば不適切な行為。事実関係を明らかにし、処分を検討する」というコメントには思わず失笑する。「神父」を「公務員」「教員」とかに入れ替えれば、いつでも使えるフレーズだ。カトリックの組織は会社に酷似していて、神父さんはサラリーマンというわけか?

周知のとおりカトリックの神父は、妻帯を許されない。したがって、カトリック教会に付属する「司祭館」(神父の住居)には、食事等の世話をする女性がいる。神に仕える身でありながら、その女性にセクハラをしたのであれば、確かに重大問題ではある。
この神父の場合、ある私立大学の教授をしたことがあるようなので、かなり世俗との接点があった人なのだろう。世俗の人間模様を神に仕えるはずの生活の中に持ち込んでしまったのだろうか。

遠い昔の話だが、神父の世話をする仕事をしていた女性を知っている。この人は、一般社会から見れば「奇人変人」に属する、熱心な独身のカトリック信者だったが、カトリックの教義を知らない一般人から「神父さんの奥さん」と見られることを極端に嫌っていた。彼女の話は、すべてエライ人を自分が知っているという話ばかりだった。お金持ちの誰々、大学教授の何さん、大司教の何様、みんな私は知っているという話だ。何だか「家政婦は見た!」みたいな話だったのだが、今考えると、彼女の人間関係のすべてが「カトリック」を中心に回っていたのだから、優越感も劣等感もすべて宗教がらみだった。

こんなことを言うのも、この事件はよく調べないとわからないよ、ということ…。神父さんだけ見れば、さもありなん、信者さんを見てもさもありなん、という感じなのだ。
宗教に没入する人間の弱さを見たということだろうか。

私自身もこれまで大勢の神父さんを見てきたが、中には変な人もいた。特に昨今は、神父のなり手も少ないようで、質が低下しているはずだ…。
 

 



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