<抜苦与楽=慈悲>の精神

2017年04月08日 08時59分21秒 | 社会・文化・政治・経済
うつ病患者は世界で3億人を超えるといわれる。
現代人は日々、目の前の課題に追われ、自分の<本当の気持ち>を語ったり、相手の<本当の気持ち>にじっくり耳を傾けたりする機会が少なくなった。
支えていく場合、重要なのは、何があったのか「事柄」を聞くだけでなく、そこにある、苦しみ、悲しみ、怒り、また勇気や誇りといった<感情>を聴くことだという。
真摯に、忍耐強く受け止めることが、本当の<抜苦与楽=慈悲>の精神につながる実践の第一歩といえよう。
苦しみを抜き、薬を与える=うつ病の悩みを分かち合う社会へ
誰にでもその人にしかない使命がある。
<今までとは違う、本来の自分を生きたい>との本然的な生命の叫びは、視点を変えれば、自分らしく生きるための成長過程とも、好機とも、捉えることができる。
その人が新たな自分へと生まれ変わって元気になるまで、寄り添い、共に道を探す―そこには、相手の仏性を認める尊敬の念が伴う。

<なぜ、人を殺してはいけないのか?>
相手に尊極の生命=仏性がるからに他ならない。
これこそ釈尊が到達した仏教の智慧である。
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