平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

包絡ソリトン

2019-03-23 09:11:33 | 地震

今年の研究発表会は包絡ソリトンをやります。これをずっと追いかけてきました
会社務めをしていたときは本務に忙殺されて自由な時間が取れなかったのですが、
今はフリーなのでやりたいことがすきなだけできる。そしてやっとできた。
包絡ソリトンは非線形シュレディンガー方程式から得られます。

研究発表会のプレゼン資料の一部を示します。

 

おもしろそうでしょ 
でも金にならんのが残念 


11手詰

2019-03-20 11:34:04 | 将棋

藤井七段作詰め将棋です。
11手で詰みます。

【問題】

(1)手の下に隠れている持ち駒を予想してください。
(2)詰め手順を答えてください。

 

【解答】

(1)持ち駒は、桂、桂、歩です。

 (2)▲1三桂打、△1二玉、▲2四桂打、△同金、▲2一桂成、△1四角打、▲1三歩打、△2一玉、▲4一龍、△同角、▲1二歩成、迄11手詰

追記

これ、いい詰将棋ですね~


読む力

2019-03-09 20:12:00 | 将棋

金曜日に行われた竜王戦畠山(成)八段VS藤井七段は熱戦でした。
終盤まで互角の戦いで、一分将棋での読みの差が勝敗を分けました。
次図は終局図です。


中盤までは一進一退の攻防が続きましたが、次図の△7四歩は疑問手でした。
畠山八段がここで最善手を指せばそのまま押し切られていたでしょう。

ところが、▲8九玉が折角の好機を逸する悪手で、藤井七段は命拾いをしました。
藤井七段は、長考のあとにこのような疑問手を指すことが多いように思われます。
ずば抜けた読みの深さを誇る藤井七段ですが、それが時々逆効果をもたらします。
深く読まなくてもよい局面でも読んでしまうのは能力の高さ故の副作用でしょう。
藤井七段以前の旧世代の棋士は読まないで済ますことこそがプロ棋士の能力だと広言してきました。
しかし、藤井七段の登場によって「読まないで済ます能力が大切」は迷信であることがわかりました。
「深く読める力=強さ」というごく当たり前のことを実証した藤井七段の功績は大きいと思います。
そのうち「大局観」という言葉も死語になることでしょう。
将棋はどれだけ深く読めるかを競うゲームなのです。

誤記修正 対局観 → 大局観

追記 2019.03.10

初段最短コース 将棋理論書の決定版 (将棋連盟文庫)より引用

読む手の多さは、「強さ」を示す尺度にはならない。
尺度になるのは読む手の多さではなく、質であり、
詳しく言えば正しい感覚に沿った手であるかどうかということである。

古いですね~
この考えは今ではまったく通用しません。