時間どろぼう

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ウズベキスタン旅行(9)

2019年08月14日 | 旅行

日本の夏の暑さと夏休み中の孫の訪れもあって、頭も身体も疲れ気味です。

あの暑かったウズベキスタンを思い出すもまとまらず、ここに至ってしまいました。

サマルカンド最後の日は4時半起床でホテルを出たのは5時35分。はぁ?早い。

6時半くらいの高速列車に乗ってタシケントに向かいます。

 

鉄道に乗るのには駅に入るときにもチェックを受けます。

駅から見たサマルカンドの街は早朝で静かなさわやかな感じでした。

そして着いた首都タシケント。

第二次大戦終戦後、シベリヤから鉄道で2万人以上の日本人捕虜が

ここに送られてきて労働に従事したとは全く知りませんでした。

彼らはソ連の意に反して暖かく扱われたそうですが当然死亡した人もいたわけで、

私たちが着いてまず訪れたのは日本人墓地でした。

ガイドのカマラさんは、あるときから個人的に日本人捕虜のことを調べていらっしゃって

ファイルにまとめた沢山の資料のコピーや写真をバスの中で回覧してくださいました。

日本人捕虜の人達によって建設されたなナボイ劇場は煉瓦積みがとても美しい建物でした。

この地であった大地震の時ほかの建物は崩壊したけど、この建物はびくともしなかったそうです。

そして日本人の技術の高さと労働の質の良さが改めて尊敬を受けたのだとか・・・。

今、この国の人達がとても親日的なのは、シベリヤからの捕虜の人達のおかげなのだそうです。

そしてタシケントで訪れた歴史博物館もとっても美しいたてものでした。が銃を持った警備の人がいました。

そこでは、マホメッドが初めて唱えたイスラム教の口述の原書が展示されていました。

警備の厳重なのもなるほど。

そして日本語のイスラム教義の本も世界中の言語に訳されたものと並んで6冊ありました。

昔の建物について説明中の現地ガイドのカムラさん。大学は歴史学科卒業だそうで、ウズベキスタンについて

正確に日本の人達に理解してほしいと、エネルギッシュかつ熱心に説明してくださいました。

私の高校時代の憧れの地の過去から現在への事実と日本との関わりををたくさん知りました。