チチェン・イツァの四角いピラミッドのそばに168m×68mの大球技場がある。
かつて、ゴムでできたボールを腰でコントロールし、高所に設置された輪を通して得点を競うボールゲームが行われていた。マヤの人々にとって、この球技は遊びではなく、競技者が命を賭ける神聖な儀式で、敗者は首を切られるなどして命を奪われていた。
英語で説明するガイドは、50代のインディヘナの男性。昔はカンクンあたりでダイビングのガイドをしてたらしい。ラグーンの海は汚れてもう見る影もないという。
彼が言うには、この球技場も、そして四角いピラミッド(カスティーヨ)も、音響を考慮して建造されているという。たしかに、カスティーヨの前で彼が両手を合わせて拍手を打つとその音が複雑に反響して、まるで地面をゆするかのごとくあたりに響き渡った。
カスティーヨに仕掛けられたマジックはほかにもある、ガイドブックでもおなじみだが、ピラミッドの壁面は9段の断層と91段の会談が東西南北の4面に設けられていて、一つの階段が91段。それが4箇所で364段。頂上にある神殿への一段を加えると365段。ちょうど、一年の日数。365日周期のマヤ暦生み出したマヤらしい仕掛けだ。
また、北側の階段の一番下にはククルカン(羽毛の蛇)と呼ばれる蛇の像がある。春分の日と秋分の日の年に2回、この蛇が9段の段層の影と連動し波打つ羽をもったククルカンが天から舞い降りたように見えるらしい。
チチェン・イツァも、住民の生活用水を確保するため天然の泉(セノーテ)がある場所の近くに造られている。ここのセノーテのひとつは「聖なる泉」という名で呼ばれ、吉凶を占うため、決められた日に生贄がささげられた。湖の底からは、子供や若い女性、成人男性の数多くの遺体が発見されているという。
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