tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ルクラ

2018-01-18 22:28:26 | プチ放浪 山道編

標高2840mに位置するルクラ。エベレスト・トレッキングの起点となる空港のある村だ。カトマンドゥからの小型のプロペラ機(14人乗り)は、山肌を削るように造られた滑走路に着陸。
ルクラの飛行場(テンジン・ヒラリー空港、旧名ルクラ空港)でよく目にするのは、「世界の最もクレージーな飛行場」という記述。
標高2800mの高地にあり、滑走路はわずか460m、幅20m。しかも北側に向け12%の上り勾配が付いている。滑走路は一応、アスファルトで舗装されているが、前日に雨など降ると日陰にはブラック・アイスが表面を覆う。滑走路の短さゆえに、ヘリコプターや短距離着陸の軽飛行機しか着陸できない。滑走路南端は崖。がけ下610mには渓谷が広がりドドコシ川が東西に流れている。・・・吸い込まれていきそう。。
離陸は下り坂を利用して加速。操縦かんを引けば渓谷斜面を吹き上げる風に乗ってふわりと舞い上がる。
問題は着陸だ。上り勾配に合わせて失速しながらのランディング。下手をすると滑走路に激突となる。ランディングギアの車軸が折れるならまだしも、墜落・炎上の事故も起こっている。
ただし、ガイドによれば、空港の見える高台に建てられた「青いお寺」ができてから、飛行機の事故は無くなったとのこと。ご利益高し。

ペルーのクスコには、地球で一番高いところにあるアイリッシュがオーナーのパブがある(標高3400m)。

http://blog.goo.ne.jp/tetujin282014/e/05f4474ce16ced95995a1cd90e9d81bf

それには及ばないものの、ルクラにはスコッチ・バーとアイリッシュ・バーが軒を連ねている(推定標高2880m)。空港からわずかに登ったルクラの町中のど真ん中にある。
おそらくは、シーズン中は多くのトレッカーたちでにぎわうのだろう。シーズンオフの今は、どちらの店も閑古鳥が鳴いている。
それでも、アイリッシュ・バーにはアイリッシュ・ウィスキー(JAMSON)の他、ロンドン・ドライ・ジンBEEFEATERや、メキシコのコーヒー・リキュールKAHLUAとか、MALIBU、SMINOFF、RUSLAN VODKAなどがあり国際色豊か。いろんな国のトレッカーたちが、夜な夜な一杯をひっかけに集うのだろう。。
明日はいよいよエベレスト街道ともお別れ。シャンポチア・トレッキングの無事終了のお祝いと翌日の飛行機の無事発着を祈ってエベレストに乾杯。。


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ナムチェ・バザール

2018-01-17 23:02:45 | プチ放浪 山道編

ナムチェ・バザール(3440m)は、あちこちに分岐するエベレスト・トレッキングルートの拠点。西にポテコシ川を挟んでコンデ峰が見下ろすネパール東端のソルクンプ群の村。人口は1700人弱でクンプ地方最大。別名、シェルパの里。
ゲートを抜けて左側には白いチョルテン(仏塔)。ここで日本から持ってきた鏡餅をお供え。チベットの仏さまも、新年を喜んでくれるに違いない。

村に続く階段には大きなマニ車を備えた小屋がいくつもあり、それに沿って登っていくと村のメインストリート。青いトタン屋根の家々が立ち並び、土産物屋や両替所、ゲストハウスからカフェまで、文明生活に必要なものはすべて手に入る。ちなみに屋根が青いのは、ペンキが青しかないからだそう。
ナムチェよりも下の村では、緑の屋根。村のアイデンティティなのだろう。屋根を緑に変えたらベニハシカラスも含め、野鳥が飛来するようになったとのこと。

村の東側のチョルクンの丘には軍隊の施設があり、機関銃を持った兵士たちが日がな訓練を重ねている。こうした軍事施設が点在しているため、サガルマータ国立公園内(およびカトマンドゥ周辺)は、ドローン撮影に許可が必要。

チョルクンの丘のゲートをくぐると国立公園博物館があり、公園内の動植物、シェルパ族の生活などが展示されている。この博物館ぼ広場から、エベレスト(8848m)をはじめ、ローツェ(8516m)、アマダブラム(8856m)、タムセルク(6608m)が見渡せる。
最終目的地のシャンボチエにはいくつかのルートがある。エベレストを正面にナムチェの村の背後に迫るシャンボチエの丘のトラバースコースを登っていけば、ダンフェの里。野鳥に詳しいガイドが美しいこのネパールの国鳥を探して指さしてくれる。

村の北側にあるチベット仏教寺院には、イエティ(雪男)の頭部と信じられている茶色い頭髪が保存されていて観覧することができる。
最近、DNA鑑定の結果、展示されているイエティは、ツキノワグマのものと断定されたようだ。だが、ヒマヤラの奥には、まだ人跡未踏の場所がたくさんあり、ヒマラヤが古代に隆起した土地であることを考えると、500~600万年前に類人猿の中から分岐した直後の直立2本足走行のヒト(ミッシングリンク)の痕跡が見つかるかもしれないと密かに思う。
ヒトとサルを結ぶミッシングリンク。それはまた、遥かなる悠久の歴史へのロマンだ。日が沈んでトレッカーがいなくなると、めっきり静かになるナムチェの町並み。人の声や生活音が聞こえない場所で、世界の屋根の絶景をじっくり堪能しながら、なぜか古代に夢を走らせていた。


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トレッキング・ウェア

2018-01-16 22:25:38 | プチ放浪 山道編

ネパールのトレッキングは、標高1000m以下の亜熱帯域から4000~5000mの氷河のわきまでを何日も歩く。このため、速乾下着、保温下着、中間着、厚手のジャケット、防水のアウターをレイヤリングが必要だ。
最後までどれを持って行こうか迷ったのが厚手のジャケット。8000mもの極寒地でははっ水処理した羽毛を使ったダウン・ジャケットの保温効果が高く評価がされている。しかし、真冬でも日本のスキー場とかで厚手のダウンを着ると、滑っている時には汗だくになる。そしてリフトに乗っている時には急激に冷えて体温調整が難しい。

なのでスキー場では、もっぱら汗冷え知らずに動ける”化繊インサーレーション”のジャケット。もちろん、保温性も高く、湿気にも強いうえに、へたなダウンジャケットよりも軽くてコンパクトに収納できる。

なによりも、カトマンドゥの街中はNorthFaceのダウンジャケット(それも黒)だらけ。ちっちゃな子供までもが着ている。まるで民族衣装。
トレッキングで日焼けしたのでシェルパと間違えられたりするのだが、やっぱり、本物-偽物の差はあれ、ウエアがかぶりっぱなしというのは(´・д・`)ヤダ。日本人としてアイデンティティの問題もある。
厚手のジャケットが必要なのは、部屋に暖房などまったくないロッジで寝袋に包まりつつ一晩過ごす時。寝汗をかいても平気な化繊インサーレーションのジャケットは快適だ。

汗をかきまくるトレッキング中は、風を通さないレイン・ウェアが快適だった。太陽に近いから標高の高い場所は暑いよとガイドが言っていて、小学校の時になぜ高い山が寒いのかを教わってきたぼくは、伝熱の理論を根本から覆される思いをした。それでも、たしかに太陽からの赤外線の照射は強く、3000mの高所でも日向を歩いていると汗だくになる。
ということで、レイン・スーツの上がウィンド・ブレーカーとして大活躍。特に氷河を渡って吹き降りてくる冷たい風に吹かれたら、風を通さないレイン・スーツが手放せなくなった。


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ヒマラヤ・トレッキング

2018-01-15 22:16:18 | プチ放浪 山道編

最近の日本の秘境ブーム、および、女子たちの山行(山ガール)のせいか、職場でヒマラヤのトレッキングについて質問が相次いだ。豊富な山の知識を盛り込んだ解説はネットにたくさんのサイトがあるので、ヤマ屋さんじゃなくて写真屋の立場から、ぼくなりにまとめてみようと思う。
トレッキングとは、もともとはオランダ語のTrek(旅をする)からきている。1960年代、開国して間もないネパールが外貨を獲得するため、ヒマラヤの山歩きをトレッキングとして観光客を誘致してからTrekが一般的になった。
ヒマラヤの代表的なトレッキングコースは以下の3つ。

①アンナプルナ。ネパールの中央(ポカラ(900m))を起点として、中央部のアンナプルナ山域をトレッキングするコース。

②エベレスト。カトマンドゥ(1330m)の東、空港のあるルクラ(2840m)を起点に、さらに東にそびえるエベレスト山群(クーンプ山群)が展望できる。サガルマータ国立公園。一番人気はエベレストの展望台として有名なカラ・パタール(5545m)。ルクラから11日間のコース。急な上り坂なので高山病にかかりやすく、難所をクリアできるのは70~80%ほど。

③ランタン。カトマンドゥの北30kmのランタン渓谷(3500m)へ。目前にキムシュン氷河が広がり、氷河の向こうはチベット。

Trekしてきたのは、エベレスト街道。ルクラからカラ・パタールの途中、シャンボチア(3800m)のエベレスト展望台まで(5日間)。
エベレスト街道は、シェルパ族の生活道路。女性の単独トレッキングも可能だが、道に迷ったり事故に遭うこともあるので、できるだけガイドやポーターを雇う方がよいと思う。ガイド、ポーターは現地の旅行会社でも手配可能だが、お世話になったのは日本の旅行会社(㈱風の旅行社)。
総費用は内容や日程にもよるが往復の航空券を含めて25万~50万円。

一番高い所でも富士山よりもちょっとだけ高い程度。2840mのルクラから5日かけての往復だから、富士山の登山よりも肉体的に楽。富士山を目指したことがある人なら、たとえ高山病で途中挫折した人でも登れると思う。楽で楽しいコースだ。インスタ映えもかなりいい。。


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犬も歩けば

2018-01-14 19:44:37 | プチ放浪 山道編



エベレスト街道には野良犬がたくさんいる。寒さに順応して毛の長いダブルコートの雑種。愛想よく、人懐っこい性格の犬たちだ。
体格を見れば、飢えて痩せさらばえている犬は皆無で、このため飼い犬?とか思ってしまうが、寝場所を探して数匹でウロウロしているのを見るとノラ犬なんだなとわかったりする。ネパールは実際、ノラ犬天国だ。首都であるカトマンズは人口100万人に対して犬は20万頭。ネパールの犬を見ていたら、なんだかほんわりと幸せな気持ちになる。
野良犬とは言っても、犬は神様の使いに近い存在。えさをあげる人たちも多い。飼い犬でも、ごはんをもらえるけれど鎖にはつながれていない犬もたくさんいる。そして、おおよそは避妊手術と狂犬病のワクチンで人間社会との共生を図っている。
一方、ネパールでネコ派はマイナー。一般的に猫は好のまれず、縁起の悪い俗信も多いので、家の中でひっそりと生きている。このため、往来で見かけることはほとんどない。実際、犬天国のネパールにおいて、ネコたちは外に出れば犬に追い掛け回さるから暮らしづらいのだろう。引きこもって一生独身生活を送るしかない。

夕暮れのナムチェ(標高3440m)で、街角の様子を写真に撮ろうと道端で三脚を構えていたら、野良犬がわざわざ三脚の足に臭い付けしに来た。そのまま、カメラの三脚にもたれて日光浴。ちょっと邪魔なんだよな・・・とか思いながらも、ノラ犬のやさしさに触れたようで、ちょっぴり嬉しかった。きっと彼は、見知らぬ旅人を守ってあげようとでもしてたに違いない。


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