tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ジャーマンチャネル

2010-10-15 23:06:03 | 日記

 
 
 
 

(Entry 321~324/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L

ドイツ統治時代にアンガウル島、ペリリュー島から、コロールへリン鉱石を運ぶため、リーフに掘られた人口の水路だ。
コロールからボートで30分ほど。ここには、マンタ(オニイトマキエイ)のクリーニングステーションと呼ばれる岩がある。
ダイバーの最も人気の高い魚と言われる「マンタ」。全世界の熱帯から亜熱帯に分布する地球最大のエイの仲間。
最大で5mになる個体もあり、左右の大きなヒレを鳥の羽のようにゆっくりと動かしながら泳ぐ姿は、それを目にするダイバーに常に感動を与えてくれる。

クリーニングステーションには、クリーナーフィッシュと呼ばれるベラなどの小型魚たちが沢山住んでいる。
マンタはそこで体に付いた寄生虫を食べてもらうことで体の掃除をしているのだ。
一方、クリーナーフィッシュたちからすれば、マンタは餌を運んできてくれることになる。
水面が静かな時期には、マンタが複数連なってクリーニングステーションに現れる。まるで編隊飛行をしている航空機のようだ

この日は目の前で大きく旋回しながらホバーリングをするマンタに会えた。
優雅に泳ぐその姿はまるでグライダー。それが、ほとんどすれすれに、頭上を飛んでいく。
フィッシュアイなどの超広角でとらえても、フレームからはみ出してしまうほどの接近。興奮でメロメロになってしまうしかない。

強風などで水面が荒れると、マンタはクリーニングステーションに現れなくなるらしい。
したがって、ここジャーマンチャネルは、風が北東向きに変わる11月から6月くらいまでがベストシーズン。
ちょうどこの日は、2日前が大潮のタイミングだったので、プランクトンの豊富な上げ潮の潮どまりでマンタが舞い狂っていた。


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