tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

小田代が原 再び

2010-09-06 22:48:41 | プチ放浪 山道編

 
 
 
 

野の花はやはり野で見ないとその美しさは判らないだろう。もっとも、小さくて、多くのハイカーたちは目と止めることなしに素通りしていくのだが。。
奥日光を歩いていると、さまざまな野生動物の気配が感じられる。 
その多くは、木道に残されたイタチ系(オコジョ?)の糞
また、秋には食べ残したズミやナナカマドの赤い実が木道の上にぽつんと置かれ、ハイカーたちに微笑をもたらしてくれる。
今の時期なら可憐なコケモモの赤い実。

誰も歩いていない早朝の小田代ヶ原自然研究路。ほとんどのカメラマンは、赤沼から低公害車ハイブリットバスを利用する。
だが、ぼくはまだ空け切っていない薄暗い森の中を、薄暮を頼りに進む。
歩いていくと、突然、ミズナラの根元でガサッとクマザサの影に野生動物が潜り込む音がする。目を凝らして静かに待つが、姿を見せてはくれない。

雨の小田代が原。幽玄な湿原に立つ小田代ヶ原の貴婦人が見えた。
小田代が原から戦場ヶ原へ。体中に浸み込むような緑があたりを包んでいる。
この日、泉門池(いずみやどいけ)の手前の木道の上に、大きなブルックトラウトが横たわっているのを見かけた。
落とし主は、タヌキ?それともオコジョだろうか。恐らく、湯川あたりで捕らえたブルックトラウトなのだろうが、そのサイズがあまりにも大きすぎて巣穴へ運ぶ途中で諦めてしまったのかもしれない。巣では、お腹を空かせた子供たちが、親の帰りを待っていたのだろう。

泉門池から右に進路をとり、戦場ヶ原の木道を歩いて出発地点の赤沼駐車場に戻るコース。小田代が原からゆっくり歩いて2~3時間程。行く度に新たな発見があり、何度行っても飽きない。


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