HKT48宮脇咲良“鉄拳”アイドル(総選挙分析ライター)

HKT48宮脇咲良“鉄拳”アイドル(総選挙分析ライター)


今週(11月18日)の『AKBINGO!』を見ていたらHKT48の宮脇咲良が衝撃的な活躍を見せてくれた。

この日の企画は出された問題に正解したメンバーが罰ゲームを回避できる「答えし者は救われる おしおきゲーム 早押しクイズ」。問題に正解したメンバーがルーレットを廻しておしおきされるメンバーが決定する。

メンバーに出された問題は「空手家が腕自慢をする際に行うパフォーマンスの一種で日本家屋の屋根に使われる建材を手刀や頭突きなどで割る行為は?」というもので、解答は「瓦割り」。AKB48の岡田奈々が正解した。

岡田が廻したルーレートで当たったのが宮脇。その宮脇がなんと瓦割りをやることになった。

筆者が若い頃は空手がけっこうブームで、極真会館を創った”ゴットハンド”と呼ばれた故「大山倍達」氏の伝記『空手バカ一代』(梶原一騎原作)が大いに読まれたこともあり、TVで空手の高段者が「瓦割り」をする光景をよく見かけた。だが、ここ20年ぐらいはほとんど見たことがない。

昔と違って空手が下火になっているときに、『AKBINGO!』のプロデューサーはアイドルに「瓦割り」をさせるというドン引きするような変な企画をよく考えたものだなとまず最初に思ったのだが、これがなかなか良かった。

宮脇の前に用意されたのは積み上げられた瓦が5枚。見ていた小嶋真子は「5枚とか割れるんですか?」とつぶやいている。宮脇は「(瓦割り)やったことないです。本当に運動とかダメなんですよ…」と不安げにMCの佐田に答えている。そして、瓦の上に正拳を置くと「めっちゃ怖い…」。それでも佐田にうながされて、意を決して「いきます」と叫ぶと「やぁ!」の掛け声と共に一気に正拳を振り下し5枚の瓦を全て打ち割った。

メンバーからは「キャー!」と悲鳴が上がり、スタジオは騒然。宮脇は右手の拳を左手で押さえ込みながら衝撃で膝をつき次に倒れ込んで突っ伏してしまう。「手、大丈夫?」という佐田の問いかけに対して、宮脇は「普通に痛かったですよ」と答えて終了。

筆者は当初瓦割りを手刀で行うものと考えていた。俗に言う「空手チョップ」である。子供の頃に見た瓦割りは拳を痛めないようにするためほとんどが手を開いた手刀で割っていた。

ところが、宮脇は右手にグローブを付けてはいたが、拳を垂直に振り下ろして瓦割りを行った。これには驚いた。人差し指と中指の拳に当てないと拳を痛める恐れがある。きっと瓦は割れやすい柔らかいものを使ったのだろうが、見ている方はハラハラする。宮脇は空手の何の事前知識も無かったのだろう。それが映像的には良かった。

普通のメンバーなら自分は”アイドル”だからとビビってやらないか、やったとしても尻込みして軽く当てるだけだから、あんまり面白くないのだが、宮脇の凄いところは度胸があるのでやりきってしまうところだ。

過去、宮脇は『AKBINGO!』で「智力」を使って鮮やかな印象を残してくれたが、今回は“鉄拳”という力強い荒業を見せて期待にたがわぬ活躍を見せてくれた。きっと宮脇は他のメンバーにはない「何か」を持っているのだろう。

「宮脇咲良　鉄拳瓦割り　映像」 141118 AKBINGO!


以上


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