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指原莉乃 AKB復帰の議論について(総選挙分析ライター)

2015-09-07 13:00:00 | 分析系 メンバー
指原莉乃 AKB復帰の議論について(総選挙分析ライター)


昨日9月6日のスポニチにHKT48指原莉乃の特集記事が1面を使って大きく載っていて、その中に記者が指原に対して「HKTに移籍してから3年以上が経過。古巣AKBへの思いはどうなのか」という質問をしていた。それに対して指原は以下のように思いを語っていた。

(指原)「秋元さんが考えるままにと思っています。秋元さんが“AKBと兼任した方がいい”、“AKBに戻った方がいい”と言えば、そうしますし、“HKTにいた方がいい”と言えばそうします。完全にプロデューサー任せです」と笑った。ただ、HKTに移籍してから2度、総選挙で1位になったこともあって「HKTに行って良かったなと思います」と話した。
スポニチ 150906 記事

この話については昨年10月22日のANN(オールナイトニッポン)でも指原と秋元氏が直接語っており、その際指原は自身のスキャンダル直後に秋元氏からHKT移籍と指原のミッションとして” HKTメンバーの指導”と”HKTの盛上げ”を言われ、移籍後忠実にそのミッションを実行しており、秋元氏からそのミッションの終了宣言が出るまでやらなければならないと思っている。だから「HKTで頑張る」つもりで、勝手に自分でAKBに戻りますと言えるものではない と語っていた。
指原莉乃「AKB復帰を明確に否定」 141028

つまり、今回のスポニチでも前回のANNでもこの件についてはAKB48G総合プロデューサーの秋元康氏の指示に従うという回答だった。

指原は8/26放送の「HKT48のお出かけ」でも話していたが、3年前に自身のスキャンダルが起きたときにAKBの社長と秋元氏に「AKBを辞めます」と伝え、AKBの社長は指原が辞めることに同意したのに対して秋元氏から「AKBにお礼をしてから辞めてください。HKTをどうにかしてから辞めてください」と言われてAKBを辞めることを踏みとどまり、HKTに行ってその後、総選挙でも1位になり良かった。「九死に一生を得た」と言っていた。
「HKT48のお出かけ150826」 上記会話は21:19より

秋元氏の一言がなければ今の自分はなかったので秋元氏に感謝するとともに重要なことは秋元氏の指示に従うというスタンスなのだろう。

ということで特に目新しい話題ではないのだが、ネットでは多少にぎやかに議論されていた。

なぜ話題になるのかを考えたところやはり肝心かなめのAKB48がどうもパッとしないところに原因がありそうだ。

AKB48の現状を見るとAKBの中心である総監督の高橋みなみは年末までに卒業するがその後AKB48Gの総監督となることが決まっている横山由依はいまだにMCは不安だらけ。今年の総選挙でせっかく自身最高順位の2位を獲得した柏木由紀は総選挙直後にスキャンダルで傷付き今後の人気が心配。昨年トップをとった渡辺麻友も年齢的にはアイドルとして旬を過ぎつつあり、この頃以前に比べて元気がない。一般人気の高い小嶋陽菜はAKB48G最高齢なのでいつ卒業してもおかしくない。期待を一身に集めていた島崎遥香は総選挙でまさかの神7落ちしたうえに喘息で体調に不安を持っている。次の時代を担うと期待されていた川栄李奈はAKBを去ってしまった。若手の木崎ゆりあ、高橋朱里、小嶋真子、加藤玲奈、向井地美音、大和田南那の伸びはいまいち。

グループ中心のAKB48に前田敦子や大島優子のようなAKB48Gを強力に引っ張っていくカリスマアイドルが育っていないことが、指原のAKB復帰について議論が盛り上がった理由かもしれない。

筆者などは元々指原の個人ファンなので指原がAKBにいればAKBを応援、HKTに移籍すればHKTを応援といった単純な構図である。だからどっちでもいいのだが、指原がHKTから抜けるとHKTにとってはコンサートのセットリストを含めたコンサート全般、メンバーのTV出演、HKTのマスコミでの話題に大きなマイナス影響は避けられないだろう。一方のAKBは一部の指原アンチからは猛烈な反発はあるかもしれないが、指原が戻ればAKBのCM・TV出演、コンサート強化、若手育成などの面で大きなプラス効果を期待することができるのではないか。

指原にとってはHKTにいればメンバーからは慕われ、支配人としてメンバー以上のことができる。まさしく” HKT王国”の女帝として自由に振る舞える。もともと指原はほとんど東京で仕事をしているしAKB関係の仕事もほとんど出ているのでHKTに在籍していてもAKBにいるのとたいして変わりはない。これがAKBにメンバーとして移籍となれば仕事は今とほとんど変わらずに新たに若いメンバーやアンチを含めたファンとの関係の再構築が必要となる。HKTにいるよりも移籍の精神的なデメリットが多くなるかもしれない。

他方で大会社の経営がおかしくなりその立て直しに本社のトップに関連子会社の超有能な責任者をあてることがあるが、このような立場で指原がAKBに移籍し、もしAKBを停滞から再興隆の道筋をつけることができれば、指原はAKB48Gのトップオブトップアイドルとして前田敦子、大島優子を超えたAKB48G帝国の女王として強大な力を持つことになるかもしれない。これはなかなか面白い。
指原莉乃 ”HKT王国”の意味141029

総監督の高橋みなみ卒業後にもしAKBが停滞すると、またこの話題が再び現実味を帯びて盛り上がってくるかもしれない。

「さしこ センターは年に1回ぐらいでちょうどいい」スポニチ 150906

以上

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