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『アボガドじゃね~し・・・』。秋元康の創作意欲を掻き立てる指原。(ときめき研究家)

2012-09-14 06:00:00 | ときめき研究家
アルバム『1830m』の中で最もインパクトのある曲だ。曲調はロックでキャッチー。そして歌詞が面白い。何より指原とまゆゆという豪華な組み合わせで、ワクワクする時間を紡ぎ出し、何度聴いても飽きさせない。

色鮮やかで可愛らしいフルーツに紛れている「アボカド」。色はドドメ色で、表面もゴツゴツして可愛くない。これは指原の比喩であることは明白だ。

指原を、甘い宝石のようなチョコレートに1個だけ混ざっている苦いチョコレートに見立てた『スイート&ビター』と同じ趣向だ。秋元康のお気に入りのアイデアなのだろう。
そして今回、可愛らしいフルーツを象徴する役は、まゆゆ1人が担っている。

見た目は可愛くないが、アボカドだって美味しいトロピカルフルーツだ。指原を「それでも好きだよ」と言う人も多い。ただ、「アボガド」と間違った名前で認識している人もいる。せめて名前は正しく覚えてほしいと歌うところが「そこなの?」と突っ込める面白い歌だ。さすがに「ゆびはら」と呼ぶ人はもういないだろうが。

アイドルが自分自身をフルーツに見立てて歌った曲を回顧する。

桜田淳子『気まぐれヴィーナス』。去年のトマトは青くて固かったが、今年は食べ頃と歌う。
松田聖子『ガラスの林檎』。傷つきやすい二人を、ガラスでできた林檎に象徴させている。
榊原郁恵『いとしのロビンフッドさま』。私はあなたの矢が刺さって穴が開いたままの林檎だと歌う。
柏原よしえ『毎日がバレンタイン』。今の私はもぎたてのオレンジ、甘いしずくが滴る、とちょっとHに歌う。
SKE48『Innocence』。無花果の皮を剥くように優しくして、とこれは更にHだ。
AKB48『JK眠り姫』。「まだまだ堅い殻の中 汚れていないその果肉」と、これまたエロティック。

こうした伝統的な手法を踏襲し、その延長線上にある『アボガドじゃね~し・・・』は、優れたアイドルポップ作品である。
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1 コメント

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予想外 (いちご)
2012-09-14 12:45:43
最初にタイトルを知った時はビックリした。

フザケタ曲をまゆゆに歌わせるなよと思ったけど
曲を聴くと2人の個性を生かした曲と歌詞になっていてとても良い曲だ。

歌詞のフレーズが耳に残る。



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