鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4867回】 ちょっと早めのGW休暇

2024年04月27日 | 旅のキロク
昨日からGW休暇をいただいております。

今回は関西空港からミュンヘン経由でオランダで5泊。

オランダを訪れる最大の目的は、
ゴッホ美術館とマウリッツハイス美術館に行くこと。

そしてオランダの街づくりやお店のデザインなどを学ぶこと。

コロナが世界的に流行する年に本当は行くつもりだったのですが、
泣く泣く断念したのですね。

そのリベンジです。

オランダを満喫した後は、スペインに飛び、
この4月からスペインで働いている次男のところに
大量の荷物を届けてきます。

荷物の大半は服と調味料類なんですね。

創味シャンタンや白だし、コチジャン、みりんなどを
日本から持って来てほしいようで、
それらを大量に詰めてオランダまで来ています。

次男はスペインのガリシア地方(ポルトガルとの国境に近い)で
今、仕事をしているのですが、
何度もスペインに行っている私たちも
今回、初めてガリシア地方に行きます。

ムール貝とか牡蠣など、
スペインでもっとも魚介類が獲れるみたいで、
ガリシア地方での食事も楽しみにしています。

これからしばらくは、スペインに来ても
ほぼガリシア地方であったり、ポルトガルあたりで
バカンスを楽しむことが多くなりそうな予感。

その後、ベルギー経由で帰国する予定です。

ということでこのブログもしばらくは旅のキロクとなりますので、
GWの期間、お時間ある時に見ていただければ。
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【4866回】 業績が伸びはじめる手応え

2024年04月26日 | 住宅コンサルタントとして
それまで業績がイマイチだった会社が、
まるで潮の流れが変わったように業績が伸びはじめる。

こういうシーンをこれまでたくさん見てきました。

業績が伸び始める会社に共通するポイントは何か?

それはリーダーの姿勢が変わることだと
個人的に思っています。

話を聴く姿勢。
仕事に対する考え方や向き合い方。
リーダーとしての自覚。
商談前の準備、などなど。

リーダーのこういう部分が変わってくると
その会社の業績は伸び始めるのです。

お付き合いが始まった当初、
リーダークラスの聴く姿勢や仕事に対する考え方が
イマイチだった会社。

ところが最近、私の話を聴く姿勢であったり、
研修時に質問をして下さったりと、
明らかに良い方向に変わってきているのですね。

私がリーダーの方たちを対象に
話をさせていただく場合、
当たり前のこと、本質的なことばかりになりがちで、
それは小手先の手法が大好きな方には
限りなくつまらない話になる訳ですが、
こういう話を真剣に聴けるリーダー率いるチームは、
間違いなく伸びていくのです。

商売の原理原則は極めてシンプルで、
お客様に選ばれ、お客様に価値を感じていただけるよう、
しっかりと準備をすることと人格を磨くこと。

これが分かったリーダー率いるチームの
これからの快進撃を楽しみにしています。
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【4865回】 20代から30代のママさんのリアルな声

2024年04月25日 | 住宅コンサルタントとして
この世界に足を踏み込んだ時は、
まだ32歳だったのですが、
今や50代となった私。

そして今も昔も家を建てる中心世代は、
20代~30代の方たち、

コンサルタントになり立ての頃は、
家を建てる方の価値観やニーズを
とても深く理解できていたと思いますが、
年齢も家族構成も何もかも変わった今、
私自身の感覚は家を建てる世代の方たちと
猛烈にズレているはずです。

なので、20代から30代の主婦の方とお話できる時には、
質問しまくってしまう習性があります。

昨日、お伺いしていたクライアント様には、
20代から30代のミセスの皆様が6名もおられるので、
仕事でお伺いしているのにも関わらず、
いろんなことを質問しまくっておりました。

お金の管理であったり、
家事の役割分担であったり、
ご主人に求めることは何か、であったり、
とにかくいろんな質問をさせていただき、
今の20代から30代の主婦の価値観と
自分の思い込みの修正をはかります。

更には、自分がウケると思った話をして、
それが実際に20代から30代のミセスにウケるのか、
その反応も確認させていただくのです。

こうして、定期的に自分の価値観や感性を修正することで、
何とかこの仕事を続けることができているのかな、
と思っています。

自分の価値観や感性は、
お客様のそれとズレているかもしれない、と思うことで、
ビジネスパーソンは自らの価値観や感性を修正できるのです。

自分のこだわりが強すぎるビジネスパーソン、
自分はイケてると勘違いしているビジネスパーソンは、
こうした修正をすることができないので、
年齢を重ねていく中で、通用しなくなっていくのです。

謙虚だからこそ、変わっていける。

謙虚さは、とても重要なのです。
で手配していただけますと
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【4864回】 短期間で社員さんを判断しない

2024年04月24日 | 住宅コンサルタントとして
この仕事をさせていただいて19年。

2000社以上の経営者を見てきましたが、
強い組織を作れる経営者と、
2~3年は良いのですが、数年すると組織が崩壊し、
また一から組織を作り直さなくてはならない経営者。

大きく分けて2パターンの経営者が存在する、
ということを理解することができました。

その違いをまとめたいと思います。

まず、強い組織をつくることができる経営者。

このタイプの経営者は当然ながら、
社員さんを大切にし、
かつ社員さんの成長の機会をたくさんつくろうとされます。

と同時に、社員さんの能力と人格と見極め、
しかるべき能力と人格を身につけた段階で
はじめて役職をつけたりされるのです。

非常に優秀な社員さんが入社されてきたとしても、
いきなり役職を与えることはなく、
その社員さんの実績だけを見ず、
人格までしっかりと見極めて、
総合的に判断して役職を任命するのです。

こういう経営者の組織は、
年々強くなっていくので、
優秀な社員さんの退職はほぼありません。

一方、組織が定期的に崩壊する経営者にも
共通するポイントがあります。

それは、入社して1か月程度のその社員さんの仕事っぷりをみて、

「今度、入社したAさんは本当に優秀です!」
「我が社の長年の課題は、Aさんで解決できます」

という感じで、すぐに高評価を出すのですね。

ところが、半年から1年経過すると、

「Aさんはダメですね。
役職に見合った成果を出していないし、
周囲の評価も高くないです」

という感じで、1年前の自分の評価がどこかに行ってしまい、
自分が評価していたAさんの批判をするのですね。

いやいや、Aさんの評価の前に、
自身の判断を冷静に振り返らなくてはならないのでは、
と感じざるを得ない経営者が、組織を大きくできない経営者です。

入社して短期間で成果を出したとしても、
そこで一喜一憂しない。

その逆で、成果だけを見るのではなく、
そのスタッフさんの姿勢や人格もちゃんと見る。

そして能力と人格を見極めた上で、評価する。

こういう経営者が経営する企業は、
年々、着実に社員さんが成長し、
組織も強くなっていくのです。

社員さんを評価するのは、
ある一滴の期間を見てからすべきなのです。

組織を大きくできる経営者は、
このことをよく理解しているのです。
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【4863回】 自分たちをスタイルを貫くことよりも、圧倒的に大切なこと

2024年04月23日 | 住宅コンサルタントとして
こだわりが強い住宅会社であれば、
そしてこだわりが強いビジネスパーソンであれば、
自分たちのスタイルを貫き通したい、
という気持ちも強いかと思います。

でも、そんなことは大した問題ではないのです。

そんなことよりもっと大切なことは、

「お客様にどう思われるか?」

ということ。

全てはお客様を起点に、
自社のさまざまな要素をつくっていかなくてはなりません。

アッパーミドルの層の顧客をターゲットとした場合、
やはり服装は最低でもビジネスカジュアルにした方が良い。

更にはモデルハウスもモダン系の方が良いですし、
打合せするスペースも洗練されていた方が良い。

ということをお伝えしても、
自分たちはカジュアルな服装が好きで
その姿勢は崩したくないんです、とか、
ヒゲもはやしたいんです、とか、
モダン系は個人的に好きではないんです、
というように判断する経営者もいるのです。

でも、自分たちのスタイルや好き嫌いなんて、
お客様からすれば、全くどうでも良いのです。

全てはお客様がお決めになるのが商売。

自分たちのスタイルを貫き通す、なんてどうでもよく、
お客様が好まれるか好まれないか?

そのポイントの方が100倍、重要なのです。
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【4862回】 部下の能力に過度な期待をしない

2024年04月22日 | 住宅コンサルタントとして
若手社員さんを育成するのが
上手な上司と苦手な上司。

この差はどこにあるのでしょう?

育成上手な上司に共通するのは、
部下の力に合わせた目標を設定します。

そして過度な期待はせず、
一気に数字を伸ばすよりも
今のお客様を大切に仕事をすることの重要性を説きます。

ただ、若手でまだ経験が少ないため、
どれだけ注意をしても抜けやミスが出てしまうものです。

特に注文住宅の場合、
ご契約をいただいてからやるべき業務が膨大にあり、
しかもそれらの中の何かが欠けるだけで
大ごとになったりするのです。

そういうことが無いように、日々本当に細かくチェックし、
お引渡しまでの間、お客様にご迷惑をかけないよう
上司が細かくチェックするのです。

そして契約の1棟目、2棟目でお客様に喜んでいただき、
住宅営業の仕事って楽しい、と若手さんに思ってもらえるよう、
裏方的な仕事をコツコツとやるのです。

一方、育成が上手でない上司は、
若手社員さんの能力や判断力を加味せず
チェックやフォローを軽視します。

「分からないことがあれば自分から質問氏に来てね」

という感じで、突き放している訳では無いですが、
積極的にフォロー、チェックしようとしない。

でも経験がない若手スタッフさんは、
「分からないことが分からない」状態ですので、
質問しようにもできないのですね。

こうして初期の契約でお客様とトラブルになり、
住宅営業の仕事って自分には無理、
と若手社員さんに思わせてしまうことになるのです。

そうして、退社していく若手社員さんが
住宅業界には結構多いのですが、
それは上司の意識や判断に問題があるのでは、
と個人的に思っています。

将来的に成長してくれることに期待しつつ、
とにかく初期の段階で仕事って楽しい、と
若手さんに思っていただけるよう、
過度な期待はせず、しっかりとフォローしたいものです。
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【4861回】 解像度が低い指示命令では、組織は動けない

2024年04月21日 | 住宅コンサルタントとして
自宅の事務所を整理していると、
ある資料が出てきました。

それは2005年に自分がつくったものでした。

前職の会社に転職するために受けた初めての面接で
面接官にボロクソに言われ、落とされた日の夜、
徹夜でつくった資料でした。

自分がもしこの会社に入社させていただいたら、
どうやって稼ぐのか?

稼ぐために、どういう会社に対し、
どういう行動を具体的に何回行うのか?

それらを具体的にまとめた資料でした。

更にはコンサルタントになるために、
今の自分に欠けている能力や知識をまとめ、
それをどうやって身につけるのか、ということも
具体的に書かれてありました。

そういえば、最初の面接(圧迫面接でした)で、
ボロクソに言われ、不合格とされて
落ち込みながら五反田駅周辺を歩いて、
当時住んでいた北海道まで帰ったことを思い出します。

あまりにも悔しくて、
自宅に帰宅後も眠れず、
夜中にその資料をまとめ、
翌朝、すぐにエントリーしたことが懐かしいです。

あの時、面接で落ちたからといってあきらめていれば、
今の自分は無かったです。

頑張って良かった!

さて、私が19年前に書いた資料、
コンサルとしてどう稼ぐのか、という部分は
今の自分からすると非常にレベルが低いのですが、
稼ぐ目標を定め、その実現のためにどう行動するのか、
という部分は非常に具体的で分かりやすかったのです。

もし自分が面接官だとして、
具体的にどう行動するのか、
何を勉強するのか、ということを
数字で示してある資料を持って来られたら、
合格としてしまうでしょう。

経営者やマネージャーは、
組織に対して方針や指示を出す場合、
数字で具体的に示さなくてはなりません。

精神論であったり、
スローガン的なことを言っても、
レベルの高い社員さんからすれば、

「何を言いたいんだ?」
「どうして欲しいんだ?」

となってしまいます。

具体的でない指示、
数字が入っていない指示は、
単なるスローガンでしかありません。

それでは、レベルの低い政治家と同じです。

優秀なビジネスパーソンは、
解像度が高い情報で指示を出せば、
ちゃんと動いてくれるのです。

解像度の高い指示を出す。

皆さんは出来ていますか?
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【4860回】 オフィスやショールームがキレイでない会社は、なぜ業績が上がらないか?

2024年04月20日 | 住宅コンサルタントとして
一流の住宅会社かどうかは、すぐに分かります。

それはオフィスやモデルハウス、ショールームを見れば良いのです。

そこが隅々までキレイであれば、一流です。

そしてそこが雑然としているのであれば、
その住宅会社は二流以下です。

業績も芳しくはないでしょう。

それは何故か?

組織を運営していく上で重要なのは、
トップが決定したことに対し、
組織全体がそれに従い行動することです。

組織として決定したことが組織の最前線にいるスタッフまで、
浸透しているか否かが分かるのが、現場に出るのです。

モデルハウスもショールームもオフィスも、
どこを見ても隅々までキレイな会社は、
決定したことが確実に実行されている、ということです。

昨日、お伺いしていたクライアント様のショールーム、
トイレットペーパーや手を拭くペーパーも
しっかりと補充されていました。
(稀に清掃はしっかりと出来ているのですが、
こういう備品の補充が不十分な会社もあります)

ショールーム内の机や床も本当にキレイ。

会議の前には、コンセントが各テーブルの上に配置されていて、
更に会議前には事前に資料がちゃんと用意されている。
(今はデータ送信ですが、昔は書類が全て机の上にありました)

新しい商品やノウハウを購入したり、
広告宣伝に多額のお金を使うなど、
そういうことをする前に、
まずは決定したことがちゃんと実行される組織を
つくっておかなくてはなりません。

何事も順序が大切なのです。
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【4859回】 会社の立て直す順序

2024年04月19日 | 住宅コンサルタントとして
なかなか結果が出ない住宅会社さんの業績を立て直す。

この場合、立て直すには順序があります。

この立て直す順序を間違うと、
不調が延々と続いてしまうことになります。

では、まず最優先でやるべきことは何か?

それは、過去お引渡ししたOB様、
今建築中のお客様に誠心誠意向き合い、
お客様が困っていることを解決することです。

過去の対応の悪さを認め、謝罪し、対応する。

今、建築中のお客様に対し、
報告をこまめに行い、誠実に対応する。

まずはここを徹底定期やる必要があるのです。

次にこれから建築するお客様の現場がスムーズに進むよう、
着工前の図面の整備、図面の確認を皆で全力で行い、
スムーズに現場が進むように段取りを盤石にして
工事をスタートさせることです。

また、図面の精度が高くない会社は、
図面の精度を高めるために、
それが出来ている会社に学びに行くことも大切です。

このように、ご契約させていただいたお客様に対し、
契約内容の家を品質面や仕様面で正しく建ててお引渡しをする。

この当たり前のことができるように体制を整えることこそ、
業績改善のためにまず取り組まなくてはならないのです。

商品をどうするのか?
集客をどう強化しようか?

そんなことを考える前に、まずはお客様が、

「この会社に頼んで良かった」

と思っていただけるような家づくりをちゃんと行う。

これが出来てから、
いろいろと新しいことにチャレンジしなければならないのです。

正しい順番。
皆さんは理解できていましたか?
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【4858回】 降伏するところから成長ははじまる

2024年04月18日 | 住宅コンサルタントとして
若手ビジネスパーソンで、
なかなか成果が出ない方に共通するのは、
降伏できていない、ということです。

まだ何の実績も出していないし、
能力も人間力も低いのに、
なぜか上司や先輩の言うことをすなおに聞けないし、
受け入れられない。

自分の現状は、レベル1のスライム以下である、
ということを理解できていない。

船井幸雄さんの「すなお」という言葉は、
自分の解釈や先入観を一切入れずに
あるがままに一旦受け入れること、という意味ですが、
この「すなお」に

「自分なんて全然レベルが低い」
「素晴らしい方たちからたくさん学ばせていただかないと」

という謙虚さを足したものを「降伏」と、個人的に定義しています。

伸びていない人は、降伏できていないのです。

なので若くて伸び悩んでいる方には、

「降伏してますか?」

と質問するようにしたいと思います。

さて、私の降伏はどこから始まったのか?

それは2005年、コンサルに転職活動する中で、
もう自分のレベルの低さを痛感した時にさかのぼります。

面接に2回も落ち、それでも受かるまで受け続けてやる、
と意地でもコンサルタントになる、と決め、
何とかお情けで入社を認めていただいた自分は、
もう最低のレベルである、と理解して、
とにかくどん欲に学ばせていただく、
真似させていただく覚悟で入社させていただきました。

あの時、私は完全に降伏していました。

だから教えていただいたことをすなおに吸収し、
師匠の仕事やお客様に対する姿勢を真似させていただき、
今につながっているような気がします。

皆さんは、降伏することができていますか?
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【4857回】 丁稚奉公こそ最強

2024年04月17日 | 住宅コンサルタントとして
人としてもビジネスパーソンとしても、
本当に素晴らしいクライアント様に恵まれている弊社では、
壁にぶち当たったり、思いっきり成長してもらいたいスタッフさんを
自社とは別の優秀なクライアント様に派遣し、
1~2週間、一緒に仕事をして学んでいただく、
現代版丁稚奉公制度があります。

ゼロから住宅事業を立ち上げていただく時や、
会社が大きくなり、新しい部署を立ち上げる時、
更には伸び悩んでいるスタッフさんの
考えや行動を変えていただきたい時など、
過去、いろんなクライアント様のスタッフさんが、
この丁稚奉公制度を活用し、
壁を乗り越え成長されていきました。

昨日、お伺いしていたクライアント様でも
営業リーダーに1週間、
丁稚奉公に行っていただいておりましたが、
そのリーダーが見事に別人に進化しておられました。

まず服装がこれまでと違って、
カジュアルからビジネスカジュアルに変わっていました。

更には、丁稚奉公に行って何を学び、
どの部分を取り入れようと思っているのかを質問したところ、
そのリーダーが興奮気味に熱量込めて説明されたのです。

どちらかというと、クールでスマートに仕事をされ、
お話しになる際も冷静に話される方だったのですが、
話し方まで完全に変わっておりました。

私がぜひこの人のようになってもらいたいと思う、
ロールモデルのビジネスパーソンが
クライアント様に複数名おられます。

その中の1人にお願いし、
リーダーとしての心得であったり、
人間力を高めることの重要性などを
お伝えしていただくと共に、
実際に商談にも同席させていただき、
一流の営業をリアルで体感していただく、
ということを1週間、やっていただいたのですが、
手法だけでなく、姿勢や考え方もバッチリ習得し、
戻って来て下さいました。

間違いなく、多くのお客様に支持され、
ご契約をたくさんしていただけることでしょう。

今回も丁稚奉公を受け入れて下さった
クライアント様の皆様に本当に感謝です。

ありがとうございます。

企業も人も、成長する上で重要なことの一つは、
師を持つことです。

この営業リーダーにも、師匠ができました。

根が真面目できっちりとされているので、
目指すべき目標ができると、
そこに向かって努力をしていける方なので、
どこまで高いところに登られるのか、
楽しみにしたいと思っています。

ということで、丁稚奉公制度こそ最強なのです。

壁にぶち当たっている方は、ご相談下さいませ。
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【4856回】 優秀なマネージャーの手腕

2024年04月16日 | 住宅コンサルタントとして
弊社のクライアント様の中には、
多店舗展開している住宅会社がかなりあります。

同じ商品を同じ価格で販売しているのに、
店舗によっては業績が素晴らしい店もあれば、
問題を抱えている店もあるのです。

昨日、お伺いしていたクライアント様の、
ある店舗が昨年の後半から問題だったのですが、
昨日、業績報告をしていただくと、見事に改善していました。

3月、4月の業績は、一昨年の数字に戻っていたのです。

年明けからその店舗を管理している役員さんに、
なぜこの店舗の業績が回復したのかを質問すると、
以下のような回答を頂戴しました。

・自分たちが伝えたいことがちゃんと伝わるよう、
モデルハウス内や店舗内のPOPを全て見直し、改善する

・お客様の滞在時間を長くするよう、
店舗内の案内のパターンを変える

・営業ツールをちゃんと使えるよう、
商品や会社の説明ができるよう、
ロープレを徹底する

・商談中の顧客進捗を一組ずつチェックし、
アドバイスをおこなう

・店のクレームを全て自分が対応し、
営業メンバーが営業に集中できる環境をつくる

そうなんです、
当たり前のことを店として徹底しただけなんです。

でもこれが多くの店長ができなかったりするのですね。

自分がやるべきことはしっかりとできるのに、
店全体がやるべきことをできていない時に、
店の業績は下がっていくのです。

優秀なマネージャーは、何が違うのかというと、

「組織としてやるべき当たり前のことを
組織でちゃんとできるようにする指導力がある」

ということです。

組織として凡事徹底ができる、ということです。

こういう役員がいる会社は強い。

心底、思います。
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【4855回】 旅の魅力

2024年04月15日 | 住宅コンサルタントとして
クライアント様に新事業・新商品・新サービスを提案するため、
また住宅事業に活かせるアイデアの収集のため、
私たちはいろんな地域のいろんな業種の調査を
起業以来、ずっと続けています。
(もちろん、住宅会社の調査も続けています)

いろんな地域の、いろんなお店に行くと、
本当に素敵な出会いがあり、
なぜこのお店に地元の方が殺到しているのか、
ということを分析することで、住宅業界にも活かせる。

だからこれからも調査の頻度は、下げません。
というか、可能な限り、もっと行きたい。

先日も、気になる金沢のパン屋さんがあったので、
家内と行ってきました。

その日は朝から兼六園の桜を見に行き、
桜の写真を撮りまくっていたのですが、
朝だけで7キロ以上歩き、
目的のパン屋さんに着く頃には
お腹がペコペコになっていたのです。

そのパン屋さんのOPEN15分前から並び、
無事一番にお店に入り、パンを10点ほど購入し、
お店の近くのベンチに座って食べました。

店主の女性はとても感じの良い方だったのですが、
その方と同じようにやさしい味で、
あまりに美味しくて、ペロッと2個を完食。

で、20分後にもう一度そのお店に戻ったのですね。

すると女性の店主が「お帰りなさい」と
満面の笑顔で迎えて下さったのです。

もう、感じ良すぎです。

そしてあまりに美味しかったカヌレとレモンケーキを追加購入し、
会計を済ませ、お店を出る際には、「お気をつけて!」と
おっしゃってくださいました。

この店主のお人柄、やさしさに、
金沢に来たら、また来たいと思うのです。

また市内を散策していたら、
古民家を改装した、とても素敵なおにぎり屋さんを発見。

能登で塩をつくっている会社が経営する
おにぎり屋さんだったのですが、
店舗の外観も内観もメチャイケてました。

古民家なのにも関わらず、
インテリアがグレーを使った和モダンに仕上げていて、
更に照明の入れ方も素敵すぎて、
思わず写真を撮って良いですか、と質問したら、
店員さんも快諾して下さったのです。

で、写真を撮らせていただきながらわかったのですが、
2023年いしかわインテリアデザイン賞で
表彰されているではありませんか!

このおにぎり屋さんのスタッフさんも
本当に感じが良くて、また訪れたいと思いました。

旅。

普段、生活している場所と違う土地を訪れると
いろんな出会いや発見があります。

そこで得られた経験や知識が、
いつか過去のそれとつながって、
ビジネスや人生の壁を乗り越える時のヒントになったりするのです。

だから旅は止められない。

今年も来年も、いろんなところを訪れたいと思います。
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【4854回】 一流と1.5流の差

2024年04月14日 | 住宅コンサルタントとして
ありがたいことに、
全国あちこちに行かせていただいてますので、
全国の美味しいお店を食べ歩いております。

料理の世界に関しても、
料理人さん同士の交流も深まり、
技術は昔に比べればオープンとなり、
美味しいお店は確実に増えています。

有名なお店、ミシュランの星を獲得しているお店と
いろいろ通わせていただくと、
料理人さんの格が見えてくることがあります。

そのポイントは大きく分けて2点。

まずは、道具を大切に扱うかどうか、ということ。

包丁や菜箸など、料理人さんは道具を用いますが、
その道具を手に取ったり、置いたりする際の所作が、
一流と1.5流では明らかに違います。

私がこの所作に関して、本当に美しいと思うのは、
札幌の鮨みや川さんの大将です。
(しばらく行けてませんが・・・)

道具の扱いが本当に丁寧で、
人柄がそういう部分に出るんですね。

立ち姿や指先まで本当に美しく、
味はもちろん最高なのですが、
その所作をアテにお酒がすすみます。

一方、1.5流の料理人さんは、
味は美味しいのですが、
道具の扱いが雑なんですね。

菜箸を置くときや包丁を置くときに
所作が荒々しいのです。

そしてこういう料理人さんのお店は、
スタッフさんが総じて細かな気配りが出来ていなく、
味は美味しくとも、また行きたいとは思えないんです。

そして2点目は、道具や小物のセンス。

先日、とあるお鮨屋さんに家内と行きましたが、
そこのお店では、カニ味噌のソースや葉っぱものなどが
プラスチックのタッパーに入っておりました。

そのタッパーがお客様である私たちに見えるのです。

また違う和食屋さんでは、
サランラップやみりんの瓶なんかも丸見えなんですね。

一方、私たちが通い続けている、
京都の名店の東山吉寿さんや料かわしまさんなんかでは、
絶対にタッパーとかはお客様に見せません。

ソースやからすみなどは、
全て品のあるガラスの器に入れられていたりと、
お店に入ってから出るまでの間、
現実的なモノは絶対に見せません。

そう、まるでディズニーランドのような感じなのです。

料理人さんの差って、こういう部分に出るのです。

そして私は何が言いたいか?

営業や設計なども、こういう部分で差が出る時代である、
ということです。

細かな部分までこだわりたいものです。
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【4853回】 人間性でしか選ばれない時代

2024年04月13日 | 住宅コンサルタントとして
これだけ情報が簡単にスマホで手に入る時代となり、
知らないことを教えてくれる営業マンの価値は
残念ながら下がりに下がりました。

今、家を建てようと本気で検討されている方は、
それなりの所得を得ている方たちです。

当然ながら、高い収入を得られる方ですから、
相対的に頭が良い方が多い訳です。

だから自分が知りたい情報は、
スマホを駆使し、大体調べておられる訳です。

「いろんなことを教えて差し上げますよ」
という営業マンの価値は下がっていく訳です。

経験と知識が豊富なだけでは、
通用しなくなってきているのですね。

では、お客様はどんな営業マンを求めているのか?

答えはとてもシンプルで、

「私たちのやりたいことを理解してくれる」
「私たちが何を求めているのか、引き出してくれる」
「それらを理解した上で、プロとして予算内に収める方法であったり、
もっと良くなる提案をしてくれる」

ということです。

もうちょっと違う言い方をすれば、

「自分の知識や考えを押し付けてくる営業マンは嫌い」
「こちらの要望に耳を傾けず、自分が言いたいことを
一方的に言ってくる営業が嫌い」
「聞いているフリはしているが、共感もなく、
プロの提案も無い営業とは会っている時間が無駄」

ということです。

お客様が求めていることが提供できない営業は、
オッサンであれ、若い営業であれ、選ばれません。

「自分はワークライフバランス重視で、
残業はしたくないし、休日は絶対休みたいんです」
「私はこういう人間だから、自分のスタイルを変えたくありません」

と、自分の我を通したい営業もいるでしょうが、
まあ能力も経験も無いのにこういう価値観だと
お客様に選んでいただくことは難しいでしょう。

自分の価値観よりも、お客様のお役に立ちたい。
お客様に貢献したい。
お客様に家づくりで成功し、幸せになってもらいたい。

とお客様目線で物事を考え、
自分の価値観を変えていける営業は人間性が高いです。

そしてこういう人間性がお客様にちゃんと伝わり、
お客様から評価され、選ばれるようになっていくのです。

年配だろうが、若手だろうが、男性だろうが、女性だろうが、
お客様の目線で、自分たちのために一所懸命頑張ってくれる、
そんな営業マンにファンがつくのです。

桔梗は人間性なのです。
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