鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2831回】 事業計画発表会

2018年09月30日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はクライアント様の事業計画発表会に参加をさせていただいておりました。

 

ゼロから立ち上げた新築事業。

 

新たに人を採用するのではなく、今いるスタッフさんの配置転換をして

事業をスタートしていただくことになったのが4年前。

 

モデルハウスを建てる用地を一緒に探したり、

私が一押しのVCに加盟していただいたり、

モデルハウスを建築していただいたり・・・。

 

どこの馬の骨か分からない私の提案を全て受け入れて下さって、

いきなり巨額の投資を決定して下さった・・・。

 

そして社長のご長男さんと、

その婚約者(当時はまだ結婚前)が新築事業を立ち上げることとなり、

この事業を立ち上げて下さいました。

 

奥様は住宅業界なんて全くの未経験で、

たまたま嫁ぐ先が新築事業を立ち上げるのでそこに巻き込まれてしまい、

自分の意思ではない仕事をされることになってしまった・・・。

 

でも文句ひとつ言わずに、この仕事に真面目にコツコツと取り組んで下さって、

今では素晴らしい接客、コーディネート、事務の仕事をされています。

 

この事業にリスクを背負ってゼロから参入していただいた。

そのご決断に結果で報いなければならない、といつも思っております。

 

でも今期スタートしたばかりですが、1年間の仕事は全て決まっていて、

今期の決算も素晴らしい結果になることは確定しています。

 

家づくりに関する思いや目指すところは全く同じで、

社員さんとそのご家族、ビジネスパートナーさん、そして地域社会を良くするために、

毎年、着実に成長し、素晴らしい家を地域の方々に提供していけたら・・・。

 

この地域の住宅の基準を変えていく。

そして業界も良くしていくことを目指していきたい、と

この事業計画発表会に参加して、改めて思いました。

 

皆さんの会社は、事業を通して何を目指していますか?

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【第2830回】 投資をしていただいた後

2018年09月29日 | 住宅コンサルタントとして

お客様が価値を感じることが、目まぐるしい勢いで変わっています。

 

そこに適応していただくために、

各クライアント様に先行投資をしていただいているケースが増えています。

 

もちろん、思いっきり勝算があって提案しています。

提案の前に調査をし、何がヒットするのか?

お客様が集まるのはどういうところか?

同業種、異業種問わず、調べまくって決断していることですが、

やはり投資をしていただいた施設がOPENした後、

事業の採算ベースに確実に合うという結果が出るまでは、自分もドキドキしています。

 

 

そしてもし成果が出ていないのであれば、

成果が出るまでトコトン現場に密着し、

改善を繰り返す。

 

成果が出るまで、トコトン、お手伝いする覚悟でこの仕事をやっております。

 

結構、というかかなりのプレッシャーです。

でもその分、結果が出た時の喜びがハンパないんですが・・・。

 

 

先日、OPENしていただいた新業態のクライアント様の成果が出るのは来年。

 

そして昨日お伺いしていたクライアント様は、半年近く前にOPENしていただきましたが、

数字は確実に上がっていて、今期も利益を出していただける手応え。

 

まだこの秋にはまだ別のクライアント様の新店OPENもありますし、

来年にも大きな出店が控えております。

 

何か新しいことを決断し、実際にOPENまでこぎつけることをサポートするのは当たり前。

 

そのOPEN後、収益をどう出していただくのかが、自分の仕事です。

 

投資をしていただいた後も、しっかりとフォローをさせていただきたいと思っています。

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【第2829回】 原点

2018年09月28日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は九州で仕事を終えた後、東京に移動し、

夜に前職の師匠と東京駅近くで食事をしておりました。

 

経営のこと、マーケティングのことなど全く何も知らない状態で

二度、面接で落とされたにも関わらず、強引に食い下がって

私は前職に無理やり入社をさせていただきました。

 

入社が決まり、入社前に一度、顔合わせをしましょう、ということで、

私が配属される部署の役員さんに呼ばれ、待ち合わせ場所に行きました。

 

その役員さんと、もう一人、いかにもサラリーマンっぽい方が一緒に居たのですが、

私、最後の方まで

 

「自分と同じように、転職して同じ時期に入社される方だ」

 

と思い込んでおりました。

 

その腰の低いサラリーマン風の方が、師匠だったのです。

 

それくらい、私の師匠は、謙虚で腰が低いのです。

 

何も分からない私に、

 

「鬼山さんだったら、絶対に大丈夫です」

「みんな、最初は何をしたら分からないものです」

 

と、安心するような声掛けをして下さり、

プロジェクトでいろんな報告書や分析データを制作し、提出すると

 

「すごいじゃないですか!」

 

と、褒めていただいた記憶しかありません。

 

1年5か月で自分のチームを持つことになり、

師匠の下を離れることになっても、何かあるとすぐに相談に乗って下さり、

本当に支えていただきました。

 

 

昨日もいろんな質問をさせていただいたり、

クライアント様と開発したノウハウ等をご報告しましたが、

 

「鬼山さんは全くブレてないですね」

「すばらしい!」

 

と以前と同じように褒めまくって下さいました。

 

人としてのあり方。

謙虚さと素直さ。

どんな方の話でも、真剣に聴く姿勢。

 

やっぱり、師匠から学ばせていただくことは、無限です。

 

来年、師匠と奥様、そして私たち夫婦で食事に行くことを約束してお別れしました。

 

 

この仕事をさせていただくにあたって、自分の原点は、師匠の姿勢です。

 

原点を忘れず、今日も明日も仕事に向き合いたいと思います。

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【第2828回】 権利と義務

2018年09月27日 | 住宅コンサルタントとして

人として生きている上で、いろんな権利を国は認めてくれています。

 

ただ、権利を享受するには、その大前提として義務を果たしていなければならない、

という認識が社会全体でちょっと薄くなっているような気がします。

 

例えば、有給を使う場合、もちろん有給は労働者に権利として認められていますが、

その大前提としては会社の業績向上や周囲の方へ貢献している、

という義務を果たした上での権利ではないかと思うのです。

 

労働時間の上限を決めて、休暇をしっかりとれるようにする。

 

その権利を労働者が持つことも素晴らしいことです。

 

ただ、その大前提として仕事で成果を出す義務がある。

もしくは成果を出そうと努力を積み重ねる義務がある。

 

こういう部分もしっかりと果たした上での権利でしょう。

 

人間的レベルが低い人は、

義務を果たすことはどこかに置いているようで、

権利ばかり主張します。

 

でもそれじゃ、世の中も自分が所属している会社も良くならない。

 

全体が良くなっていくからこそ、自分も良くなっていく訳で、

その順序が分かっていない方も増えているような気がします。

 

ヨーロッパでは特に権利がとても守られている国が多いですが、

その裏側にはちゃんと果たすべき義務を果たしている、ということまで

メディアには報道して欲しい、と個人的に思います。

 

人の役に立つことや良いことをしたら、それは自分にいつか返ってきますし、

人を押しのけて自分だけが良くなることしか考えていない人には、

いつか必ず報いを受ける。

 

日本昔話や童話なんかを通じて、そういう価値観を私たちの世代は持ったものです。

 

いずれにしても、権利を享受するために、しっかりと義務を果たしたいものです。

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【第2827回】 職種が変わっても・・・

2018年09月26日 | 住宅コンサルタントとして

私は22年前、最初に勤めさせていただいた会社に営業として入社しました。

 

しかしながら、入社してわずか9か月で、

システムバスやシステムキッチンの施工および施工管理をする子会社に出向となり、

そこで1年3か月、毎日作業服を着て仕事をしていました。

 

営業で入社したのに会社の都合で出向させられ、

更には職種も変えられる。

 

当時は被害者意識がとても強く、ショックも受け、会社を辞めることを結構考えていました。

 

当時、現実を受け入れるのに時間はかかりました。

 

 

でも正直、今の自分の立場で当時の自分を見ると、「何様のつもりやねん!」とツッコみたくなります。

 

組織を指揮する立場のリーダーは、当然ながら全体最適を考えて配置転換をしなければならず、

一人ひとりの主張や要望を聞いていては、組織は回りません。

 

当時、会社は本格的に住設商品を材工で売り出したのですが、

施工管理や品質管理のベースをつくるのに自分たちが選ばれたのに、

そんなことにすら気づけない。

 

ただ、自分があまりに幼かったため、そういうことを理解できず、

「自分だけが・・・」という被害者意識になっていただけのことなのです。

 

もう完全に子どもでした・・・(汗)。

 

 

ところが現場に1年以上出て、大工さん、設備屋さん、電気屋さんなどから

いろんなことを教えていただけたおかげで、現場にはとても詳しくなりました。

 

この経験、営業に戻ってから、本当に役に立ちました。

そしてもちろん、今の自分の仕事にも十分、役に立っています。

 

企業の大小問わず、入社した際の希望職種に就けなかったり、

途中で配置転換を命じられたり、ということがあるケースもあります。

 

その時、以前の私のような被害者意識で嫌々やるのか?

それともそれを自分が成長する良い機会ととらえるのか?

 

それは本人次第。

 

今の自分であれば、喜んで新しいことにチャレンジすると思います。

 

そして何事にも前向きでチャレンジすることを必ず、見てくれている方はいるものです。

 

職種が変わっても、配置転換があっても、前向きでいきたいですね。

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【第2826回】 今更ながら、子育て本を読む

2018年09月25日 | 住宅コンサルタントとして

次男が来年3月に家を出ていくので、

もう間もなく我が家の子育ては終わるのですが、

今更ながら子育て本を読んでおります。

 

個人的には孫が早く欲しいですし、

クライアント様の大半は子育てをされている若いご夫婦がターゲットですので、

ただ家を販売するための知識をつけるだけではなく、

子育てに適した生活、お子様とのかかわり方ができる家を提案していただき、

できればお引渡し後のお客様に幸せな日々を送ってもらえたら、

という中年オヤジのひそかな願望です。

 

で、ここ最近、ハマっているのが、

大分の公立高校からハーバード大学に合格された、廣津留すみれさんの母親である、

廣津留真理さんの本。

 

以前、深イイ話で取り上げられていて私は知ったのですが、

廣津留さんの著書で書かれていることは、15年前に読んでおきたかった、

と思ってしまいます。

 

自分の子どもを育てる時には、全く持って子育ての正解とは何か、

ということが分かっていなかったのですが、

自分なりに考え、ベストな選択をしてきたつもりです。

 

でも、廣津留さんはお子様を生む前に徹底的にいろんな育児本を200冊程度読まれ、

そこから自分なりの軸をつくられてお子様を育てられました。

 

その具体的なメソッドが書かれてありますから、

ご興味をお持ちの方は是非、お読みいただければと思います。

 

そしてお会いした際にいろいろと感じたことを話合いましょう!

 

オススメの本はこちら

 

孫が出来たら、最高の環境を用意してあげたいな・・・。

 

それが今の自分の夢かも、です・・・。

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【第2825回】 誕生日

2018年09月24日 | 住宅コンサルタントとして

私事ですが、昨日は誕生日でした。

 

たくさんの方にFBやLINE、メッセンジャー等であたたかいお言葉を頂戴しました。

本当にありがとうございました。

 

また家族全員、集まって楽しい時間を過ごすこともできました。

 

人とのつながりの中で人間は幸せを感じる生き物だな、と感じます。

 

自分はなんて人に恵まれているんだろう、といろんな方とのご縁に感謝すると共に、

こういう恵まれた環境を与えていただいているからこそ、

もっといろんなことを学び、研鑽を重ね、

少しでもいろんな方のお役に立てるようにならないと、

と改めて思いました。

 

 

もうこの年になると、特にワクワクすることもありませんが、

ただ誕生日を口実に忙しい我が子の予定を空けてもらい、

家族揃って食事に行けることが何よりの幸せ。

 

長男はお付き合いをさせていただいている彼女のご両親とお会いさせていただいたり、

高級ホテルでアルバイトをはじめたりと、なかなか充実した日々を過ごしている様子。

 

海外のお客様や外国人のスタッフと接する中で、

何か運命的な出会いやご縁があるかもしれません。

 

次男も部活を引退し、新たなことにチャレンジしていて、

結構本人なりにいろんな経験を積んでいる様子。

 

いくつになっても我が子はかわいく、

まったく子離れできない自信だけが増していますが、

二人とも働くことについては非常に前向きで、もうそれだけで嬉しいです。

 

来年には次男も家を出ます。

 

そうなると、こうして家族揃って同じ時間を過ごすことがもっと貴重になります。

 

限られた時間の中で、自分は親として何を伝えられるのか?

 

子どもの成長を家内と願いつつ、大人になること、家庭を持つこと、

自分に合った仕事がどれほど人生を豊かなものにしてくれるのかを

子どもたちに伝えたれたらいいな・・・。

 

そのために、私たちが人生を思いっきり楽しんでいる姿を

子どもたちに見せつけてやろうと思います。

 

46回目の誕生日、とても充実した1日でした。

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【第2824回】 次世代型ショールームをOPENしていただく理由

2018年09月23日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はとあるエリアのクライアント様のショールームオープンのお手伝いのため、

1日、現場に待機させていただいておりました。

 

このクライアント様のショールーム、外観、内観共に最高レベルにかっこいいです。

 

地域のメイン道路沿いに建っているのですが、

通る車の中から、8割以上の方がずっとこのショールームを見ながら通過されていきました。

 

このメイン通り沿いにこうしたセンスのある建物が建っていないこともあり、

おそらく一気に地域での知名度が高まっていくことでしょう。

 

ショールームというと、実際に自分たちが売りたいものを展示するところ、

と考えている経営者は少なくないかもしれません。

 

そういう考えの経営者は、ショールームにあまり投資をしません。

デザイン、ディテールにもこだわったりしないのです。

 

でも現代におけるショールームは、役割が異なってきていると感じています。

 

現在、住宅業界を取り巻く環境が変わってきていますが、

その最大のポイントは、お客様が情報を入手する手段が思いっきり多様化したこと。

 

10年前までは紙媒体が主流だったので、

とにかく分かりやすくてセンスの良いチラシを地域に蒔いておけば、

お客様は来て下さった訳ですが、新聞取らない、ポストに入っているチラシも見ない、

テレビ見ない、ネットもよく見るサイトは千差万別です。

 

こういう時代なので、まずは自分たちの存在を知ってもらうために、

圧倒的にインパクトのある建物を人通りが多いところにつくることが欠かせないのです。

 

そして建物で自分たちの世界観を表現していく。

 

自分たちの存在を知っていただくこと。

そしてお客様の都合の良いタイミングでいつでも来ていただいて良いこと。

 

こういう施設をつくるからこそ、WEB上でのマーケティングが活きてくるのです。

 

弊社のクライアント様に来場していただくお客様の来場のきっかけのデータを

毎月、拝見して分析しておりますが、

確実に増えているのは通りがかりとHP、インスタなのです。

 

そしてHPやインスタの来場が多いクライアント様は、とても分かりやすい立地に

センスが良く、入りやすいショールームやモデルハウスを持っているのです。

 

すなわち、WEB上でのマーケティングで実際に来場していただくお客様を増やす、

という実商売につながる成果を出すためには、

リアルな店舗の立地とセンスが欠かせないのです。

 

更にこういうイケてるショールームをつくることで、

住宅業界で今後、最も問題となるある点についての対策も兼ねることが可能なのです。

 

このショールームを基盤に、半年後、新業態へと更に進化していただく予定。

 

圧倒的な地域一番店になっていただけるよう、

全力でサポートさせていただきたいと思っています。

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【第2823回】 心から変えることは難しいので、行動を変えていく

2018年09月22日 | 住宅コンサルタントとして

人間、生まれ育った環境も、親の躾も、性格もバラバラです。

 

ですからいろんな価値観、考え方を持った人がいる訳です。

 

一方、企業として市場や顧客のニーズに合わせて自社の商品やサービスを販売し、

利益を生み続けなくては、経営を継続することはできません。

 

組織で働くのであれば、会社の方針、戦略、そして上司の指示を守らなければなりません。

 

組織としてより成果を出すために、メンバーの考え方が同じであった方が良い。

だから考え方を皆一つに、とリーダーは考えがちになるかと思います。

 

しかしながら、昨日読んだある記事には、

 

「人の心なんて教育できるものではない」

 

ということが書かれてありました。

 

もう衝撃でした。

 

しかもその記事で取り上げられているのは、中学校の校長先生だったのです。

 

その記事で最も感銘を受けたのは、目的と手段という視点で考えれば、

 

目的=良い行動ができる人間を育てること

手段=人の心を良い方向に変えていくこと

 

というように定義できる。

 

ビジネスの世界で最も大切なのは行動です。

 

どんな行動を取るかで成果は変わります。

 

一人ひとりの行動がバラバラにならないように、

そのベースとなる社員さんの考え方を同じベクトルに向けたい訳ですが、

社員さんが増え、組織が大きくなっていくとそれもなかなか難しくなってくると思います。

 

その時にベースの考え方や価値観が、皆同じでなければならない、

というのは経営者のエゴなのではないか、とこの記事を読んでいて感じたのです。

 

人の考え方を変えるのは難しいですが、

人の行動を考えることは可能かもしれない。

 

例えば、人を差別する心を完全に消し去ることはできませんが、

人を差別する行動を取らないことは、意識すれば誰にでもできる。

 

これと同じように、行動を変えるところから入っていくと、

ひょっとしたら、考え方の方向が違っていた社員さんが段々と同じ方向を向いてくれるかもしれない。

 

まずは行動を変えてもらうところから始める。

 

そう、だから一倉定先生は環境整備こそ最も重要とおっしゃっておられたし、

吉田兼好は大昔に「外相もし背かざれば、内相必ず熟す」と記していたんだ、と納得。

 

社員さんの心を一つにすることは無理ですが、

行動の基準をつくり、それを徹底していくうちに、組織が一体化していくと思います。

 

皆さんの会社に行動の基準はありますか?

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【第2822回】 ヒアリングが上手な人

2018年09月21日 | 住宅コンサルタントとして

ヒアリングが上手な方とお話すると、話をしていて本当に楽しいです。

 

ついつい気分が良くなって、あれもこれもお伝えしたくなったり、

話すつもりが無いようなことまで話してしまったり・・・。

 

では、ヒアリングが上手な人に共通するポイントは何か?

 

それは、会う前に相手のことをどれだけ調べているのか、ということと、

相手への圧倒的な関心、そして相手への敬意だと個人的に思っています。

 

例えば、幻冬舎の見城社長は、

作家さんにお会いする前にはその方が過去に出された本を徹底的に読み込み、

更には過去、インタビューを受けられた取材記事などにも全て目を通した上で、

お会いするということが著書に書かれてありました。

 

陸上の解説をされている増田明美さんは、

とにかく出走するランナーのことを徹底的に調べた上で解説をされています。

 

人にお会いする前、人の貴重なお時間を頂戴してヒアリングをさせていただく訳で

その前にしっかりとした準備をし、相手の方が気持ちよく話せるような状況をつくる。

 

これが相手への敬意だと思うのです。

 

 

しかしながら、二流の解説者や二流のインタビュアーは、

インタビュー対象者のことをロクに調べもせず、ありきたりな質問をし、

結果、インタビューをされる側の方も困ってしまいます。

 

昨日、雨の中の広島対阪神戦の結果を動画で見ていましたが、

解説者(元投手)の方の解説がひどかった。

 

事前準備が全くできていないのです。

そして選手への敬意ももちろんなし。

 

もう聞いていて、全く楽しくないのです。

 

 

でもこういうことは、実は営業マンとお客様の商談でも同じことが言えます。

 

大体、家づくりをされる方の家族構成や今の問題点は、共通しています。

 

ですから、「こういうことで困っているだろう」「こういうニーズをお持ちだろう」と

事前に予測できる訳です。

 

それに対してしっかりと日頃から対策を打っておく。

 

時間が無い主婦の困ったことを解決する提案、

子育てにお悩みの奥様への提案など、日頃から準備しておく。

 

そしていざお客様とお会いした際は、お客様ご家族に関心を持って、

お客様が好きなことやお客様の出身地、勤務先などを教えていただいたら

次回、お会いする前までに徹底的に調べるのです。

 

こういうことをやり続けていると、接客をすればするほど知識が広く、そして深くなり、

どんなお客様にもヒアリングが上手になっていくのです。

 

ヒアリングが上手になるには、相手への関心と敬意、

そして徹底した調査がポイントになるのです。

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【第2821回】 時流適応できていると・・・

2018年09月20日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

受注や決算状況に関しては本当に素晴らしい状況で進んでいて、

最大の問題はスタッフの採用です。

 

もう本当に、問題点はこれだけ。

 

9月が期の初めなのですが、前期の8月の時点で

今期の利益がしっかりと出ることが確定。

 

そして期首の9月の時点で、来期の確定物件が、年間受注棟数の30%程度確定している。

 

このままいくと、来期も万全の決算を迎えられます。

 

このように、受注に関しては1年先まで万全の状態にできるからこそ、

長期的にいろんなことに手を打てるわけです。

 

目先の受注、目先の資金繰りに四苦八苦しているようでは、

本当の経営は難しいと思います。

 

今、弊社のクライアント様に対しては、

1年先も盤石の状態をつくる経営をしていく、

ということをかなり強調してお伝えしております。

 

すなわち、受注残をかなり残した状態で新しい期を迎える、ということ。

 

実際、来期の黒字が確定した状況で経営をしていただいているクライアント様が

後数社おられますが、私としても長期的スパンで提案ができるのでありがたいです。

 

 

ではどうすれば、そういう状況をつくれるのか?

 

それは時流適応しかありません。

 

時代が変われば、お客様が変わる。

ライバルが変わる。

 

その変化を捉え、そこに合わせて自社をつくりかえていくことでしか、

こういう状況を作り出すことは不可能です。

 

その時流の変化を捉えるために、私自身はオンオフ問わず、

いろんなところに行き、いろんなモノをこの目で見て、

お客様の動きをチェックし、どんなことをお客様が求めているか、

そして何が住宅ビジネスにマッチするのかを四六時中、考えています。

 

複数のクライアント様に、昨年から本格的に取り組んでいただいている新業態。

そこに加え、時流に合わせた注文住宅の新しいマーケティングを今、

クライアント様に取り組んでいただいております。

 

おそらく、これもうまくいくことでしょう。

 

本当の意味で時流適応していただくと、未来は明るいのです。

 

皆さんの会社は、時流適応が本当にしっかりとできているでしょうか?

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【第2820回】 ビジョンと戦略

2018年09月19日 | 住宅コンサルタントとして

経営者はスタッフさんに明確なビジョンを語れなくてはりません。

 

自分たちの会社はどこに向かっているのか?

 

何年後、どのレベルになっていて、今期はどのレベルを目指すのか?

 

そのレベルに達するために、どんなことを今期強化し、

数年先には何に力を入れていくつもりなのか?

 

そしてそれらのビジョンが達成したあかつきには、

スタッフさんにどう報いるのか?

 

こういう部分がスタッフさんの腑に落ちて、

はじめて皆、モチベーションを維持できるのだと思います。

 

「数年後、和が社はこうなっている」という目標をビジョンと言います。

 

そのビジョンを達成するために、どういうルートを選択するのか?

そのルートを戦略と言います。

 

ビジョンと戦略がスタッフさんの腑に落ちている会社は、強い。

 

そして最終的に「スタッフさんへどう還元するか?」ということを

考えている経営者に、スタッフさんはついていくと感じています。

 

ビジョンと戦略。

 

皆さんの会社は明確でしょうか?

 

スタッフの皆さんにビジョンと戦略は伝わっていますか?

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【第2819回】 すぐに電話をかけてくるビジネスパーソン

2018年09月18日 | 住宅コンサルタントとして

大した用事でもないのに電話をかけてくる方とは

個人的に一緒に仕事をしたくありません。

 

至急の場合はもちろん、電話を掛ける必要があると思いますが、

電話を掛ける人は、電話を掛けた相手の時間を奪っていることを忘れてはいけないと思います。

 

本日も、あるメーカーにメールで1週間前に問い合わせをしていたのですが、

その回答が電話でかかってきた訳です。

 

こちらがメールで問い合わせをしているのに、電話をかけてきて、

折り返しこちらがすると、ものすごく話が長い。

 

そもそも1週間も放置されていた上に、担当者の要領も良く無く、

人の時間を奪っているという意識もさらさらない。

 

そして最もタチが悪いのは、電話をしている本人は、

電話をして仕事をしている気になっている、ということです。

 

電話は仕事ではないと個人的に思っています。

 

こういう人と仕事をしたく無い私は、

もうこのメーカーに仕事を依頼することは無いでしょう。

 

メール、メッセンジャー、LINE、ショートメールなど、

いろんなツールがあって、相手の都合の良い時に情報をみていただくことが出来るのに、

自分の都合で電話を掛け、相手の時間を奪う。

 

ちょっと配慮が足りないよな、と思います。

 

電話を掛けると、相手は打合せの最中かもしれませんし、

何か集中して仕事をされているかもしれない。

 

人が何かをしているのを中断させる権利は、誰にも無いと思うのです。

 

ですから、緊急でない場合、基本はLINEやメールで済ませる。

その方が言った、言わないも無いですし、

伝えたいことを文章にまとめる際、頭を使うので、

ビジネス脳も発達しますし、良いことづくめです。

 

緊急でない電話は、相手の時間を奪う。

 

皆さんは、電話をして仕事をした気になっていませんか?

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【第2818回】 「らしさ」は何ですか?

2018年09月17日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、自社のブランディングにしても採用にしても、

ポイントは「らしさ」をしっかりと発信していくことだと感じています。

 

しかもそれが時代のニーズ、それから顧客のニーズに合っていることが重要です。

 

例えば一昔前、職人さんの顔を出し、

「家は大工の腕で決まる」というような感じの情報が支持されたことがありました。

 

これ、完全にオッサンの発想であって、今の20代、30代の女性には全く刺さりません。

(大工さんが皆、ジャニーズ系の20代、30代のイケメンなら話は別ですが・・・)

 

大してイケメンでない、作業服のオッサンを全面に出したところで

お客様は心ときめいたりしないのです。

 

家づくりに関して言えば、今のお客様が求めているのは

価格の割にデザインが洗練されていること、

そして会社やスタッフ、打合せしたりするスペースがお洒落であることなどですから、

それらの中で自社の強みとリンクする部分をどう市場に発信していくか、

ということを考えれば良いのです。

 

採用に関して言えば、社員さん同士が仲が良いこと、

それから仕事を通じて成長できること、

更にはワークライフバランスが良い勤務形態が選択できる、

などが学生さんが求めていることなので

それらと自社の強みがリンクする部分を発信すれば良いということです。

 

皆さんの会社に、「らしさ」はありますか?

 

その「らしさ」は、市場にマッチしていますか?

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【第2817回】 住宅会社の採用

2018年09月16日 | 住宅コンサルタントとして

個人的な意見ですが、企業は健全な成長を続け、人を採用し続けなくてはなりません。

 

そして住宅会社の仕事というのは非常に複雑でマニュアル化が難しいので、

理想は新卒入社してくれたプロパー社員で組織が構成され、

DNAが組織内にしっかりと根付いている会社が理想だと思っています。

 

人が最もモチベーションが上がるのは、お客様に心からのありがとうと言ってもらった時ですが、

人が最も成長するのは、人にモノを教える時だと思っています。

 

ですから定期的に若い方が入社することで、先輩の成長につながる。

若い方が成長していくことで、組織が活性化するのです。

 

ただ今の時代、なかなか学生さんが入社してくれない、と悩んでいる会社も多いと思いますが、

昨日、お伺いしていたクライアント様では、ちゃんと新卒の応募があるのですね。

 

そのポイントは、入社する学生さんに聞かないと分からないのですが、

(実際、いつかインタビューさせていただこう!)

ただ圧倒的なブランドイメージ、それから地元での知名度、良い評判、

何よりお洒落に見えることだと思うのです。

 

良い家をつくるために努力する。

これは住宅会社として当たり前のこと。

 

長い目でお客様のこと、それから社員さんのことを考えるのであれば、

優秀な社員さんを採用し続け、組織として成長し続けられる会社をつくらなければなりません。

 

そのために、自社の考え方や世界観を表現することが重要だと思うのです。

 

弊社が2年前から提案している新業態。

これは住宅会社としての世界観を学生さんや市場のお客様に伝えるのに最適だと思っています。

 

この9月にまた1社、

新業態にチャレンジして下さったクライアント様のショールームがオープンします。

 

おそらく採用も非常にしやすくなっていくことでしょう。

 

楽しみです。

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