鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3227回】 いろんな体験をしていただくサポート

2019年10月31日 | 住宅コンサルタントとして

私、自信を持って言えることは、

 

もし、前職の会社で働かせていただいていなければ、

もし、師匠に出会っていなければ、

もし、家内に出会っていなければ、

 

今の自分は存在しないということです。

 

前職の会社で仕事をさせていただく中で、

いろんな会社の経営者と出会い、お話させていただくことができました。

 

そんな中で、世の経営者の方々の

悩みや不安点など知ることができましたし、

何よりたくさんの方とコミュニケーションを取らせていただくことができました。

 

そして前職時代に基礎を教えていただいた師匠には、

私自身が経験したことが無いことを経験させていただいたり、

師匠の仕事に対する姿勢を目の当たりにしたりして、

仕事に対する姿勢を学ばせていただきました。

 

また大阪の平凡な家庭で育った私は、

家内と出会っていなければ、

今の感性や価値観を持つことができなかったでしょう。

 

家内にも自分の知らないことをたくさん教えてもらいました。

 

という訳で、自分自身、いろんな方のおかげで

今の自分がある、ということをわかっているつもりです。

 

人間、自分が知らない世界へ連れて行ってもらえる方というのは、

本当に貴重でありがたい存在ですよね?

 

ですから私自身、機会があれば、

お世話になっている方を知らない世界にお連れしたい、

といつも思っております。

 

ということで、昨日、とても大切なクライアント様の息子様ご夫婦を

とっておきのところにお連れさせていただきました。

 

私たち夫婦にとって、本当に大切で、

しかもたくさんのことを学ばせていただける場所。

 

お世話になっている方々に

いかにいろんな体験をしていただけるか・・・?

 

これも弊社のサービスの一環だと勝手に思っています。

 

定期的に未来あるクライアント様のご子息を

いろんな世界にお連れできれば、と思っています。

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【第3226回】 素人の発想を忘れずに

2019年10月30日 | 住宅コンサルタントとして

全ての業界において、

過去の成功パターンが、年々通用しなくなっている時代です。

 

専門家の予想はかなり外れる時代です。

 

ある調査によると、中期的景気の予測をしてもらったところ、

経済の専門家や元役人よりもど素人の人の予測の方が精度が高かった、

ということもあったそうです。

 

経験を積むということは、歳を重ねるということ。

 

住宅、特に新築業界は、20代~30代の方が顧客の中心ですから、

この世代の価値観や行動パターンを掴んでいないと

ピントがズレたマーケティングや商品開発になってしまうのですね。

 

でも経験を重ねた私は、50手前のオッサンです。

 

油断をすると、お客様の価値観、行動パターンとズレてくる。

 

これを防ぐために、若い方が好むこと、集まる場所を調査することに、

ますます時間を割こうと個人的に考えています。

 

正直、2019年は、住宅会社の調査が相当減り、

異業種のいろんな店舗調査、業態調査が圧倒的に増えています。

 

でも、この流れで良いと感じています。

 

異業種の店舗を見たり、サービスを受けたりすると、

素人の感覚を思い出せるのですが、

この感覚を研ぎ澄ました上で住宅業界を見ないといけない、

と関しているのです。

 

素人の発想を忘れずに・・・。

 

皆さんは意識することができていますか?

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【第3225回】 量にこだわって活動する

2019年10月29日 | 住宅コンサルタントとして

野球の話。

 

どれだけ素晴らしいバッティング技術を持っていても、

打席に立つ回数が少なければ、ホームランはたくさん打てません。

 

ホームラン王になりたければ、打席にたくさん立たなければならない。

 

これは常識です。

 

営業マンも同じで、たくさん契約を取りたければ、

たくさん打席に入る必要があります。

 

どれだけ営業マンとしてスキルが高く、経験を積んでいても、

打席に立たなければ、一定数の契約をいただくことができません。

 

この、「たくさん打席に立つ」という意識が

少ない営業マンも多いような気がします。

 

モデルハウスの来場数がここ数か月、伸びない。

 

すると、ただ待っているだけの営業マンは、

打席に立つ回数が減ってきます。

 

人間力が二流以下の営業マンは、

打席に立てないことを会社のせい、景気のせいにしたりするのです。

 

そんなことを言っているから、二流三流なのですが・・・。

 

 

一流の営業マンは、モデルハウスの来場数が一年間、

常に安定しないことを知っています。

 

新規のお客様が自分に回ってこないときに、どうすべきか、

常に考えながら一年の計画を組むのです。

 

そしてここぞという時に、どう行動すべきか、

そのルーティーンが決まっているのです。

 

結局、一流の営業マンは行動量も一流なのです。

 

スキル・能力・知識で営業の結果は決まると思っていませんか?

 

一流は、行動量がハンパないのです。

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【第3224回】 業界が抱える、まだ表面化していない問題

2019年10月28日 | 住宅コンサルタントとして

日本人の生活を豊かにしていく上で、

住宅会社が果たすべき役割は非常に大きく、

住宅会社の責任は非常に大きいと思っています。

 

でも、その自覚を十分に持たず、

ただただ売り上げを高め、会社の価値を高めるだけ高め、

自社を高値で売る、すなわち自分のことだけを考えている経営者や、

施工品質やアフターは手を抜き、ただ売り上げ拡大を目指す経営者、

無責任に規模拡大をやり続ける経営者など、

そういう経営者も実は非常に多いのです。

 

そういう会社は結構、闇の部分をもっていて、

それらが間もなく明らかになっていくでしょう。

 

その一方で、まだまだ少ないですが、

この地域にこの会社があってくれて、本当に良かった、

この会社に頼んで良かった、と

地域の方々やOB様に思っていただける、

素晴らしい住宅会社さんも存在します。

 

私が個人的に目指したいのは、

本当に良い会社が世の中に1社でも多く増えるお手伝いです。

 

自分のことしか考えない経営者や、

無責任に拡大路線を突っ走る経営者が経営する住宅会社で

家づくりを託したお客様は、最終的に非常に悲しいことになるのですが、

そういう方を一人でも少なくしたいと思っています。

 

今、規模拡大をはかってきた住宅会社が

水面下で抱えている問題がおさえきれなくなってきていて、

2020年以降、また世間を賑わす事件が結構起こるでしょう。

 

良い会社、良い家をつくるために

真面目にコツコツとやっている会社が最後は勝つのです。

 

おそらく、いろんな問題が表面化するでしょうから、

真面目に取り組んでいる会社は、

その姿勢を市場にしっかりと発信して参りましょう。

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【第3223回】 おもてなし力と育成力

2019年10月27日 | 住宅コンサルタントとして

今週は22日と昨日と2日間、

全国の住宅会社さんをお連れして

弊社のクライアント様を見学していただいておりました。

 

目的は、このクライアント様が取り組まれている、

弊社が推奨する新業態の見学のためです。

 

ただ、この新業態の展開を見ていただくことよりも、

各社様は別のことに関心が大きかったように思います。

 

それは、入社1年目、2年目の新卒のスタッフさんでも

かなりの高レベルの接客ができること。

 

そう、実は業態よりも社員さんの教育システムや育成システムに

経営者の方々は関心されたような気がします。

 

更には視察を受け入れて対応してくださる、

このクライアント様のおもてなし力にも

かなりの刺激を受けておられた様子。

 

スタッフさんの笑顔や表情がイキイキとしていることや

所作の美しさなど、何となく感じていただけたのではないか、

と個人的に感じています。

 

住宅会社の受注力や集客力の差は何か、と

いろんな経営者が考えることかと思いますが、

私個人は、モデルハウスの洗練さや業態、ビジネスモデルなど、

外部の方から目に見える部分も、もちろん大切なのですが、

それと同じくらい、こうした社員さんのおもてなし力が重要だと

個人的に思っています。

 

そして組織全体のおもてなし力を高めようとするのであれば、

それは経営者自らが客人や友人のおもてなしが好きで、

その重要性に気付いていて、そこの教育をどれだけ真剣にやるか、

ということがポイントだと思っています。

 

自分たちのことしか考えず、

人様をおもてなすという気持ちが欠けている会社は、

今の賢いお客様に見抜かれて、

結果、業績は低迷するんですが、

まあ、そういう会社こそ、見えないソフトの重要性が理解できず、

目に見える商品や業態の方にばかり目がいくんですが・・・。

 

ライバルや社外の人からは見えない、おもてなし力と育成力。

 

皆さんの会社は、この強化に取り組めているでしょうか?

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【第3222回】 合わないお客様こそ、自身を成長させてくれる

2019年10月26日 | 住宅コンサルタントとして

価値観が合う。

相性もバッチリ。

こういう方が同僚だったり、お客様だったりすると、

本当に仕事は楽しくなります。

 

住宅の営業マンの場合、

本当に相性が合うお客様には誰しも、

トコトンお尽くししたいと思うでしょうし、

感情移入しまくりでしょうし、

そういうお客様とは長いお付き合いになっていくでしょう。

 

でも、価値観や相性が合う方しか自分の周囲にいなくなったとしたら、

それはそれで危険なことではないか、と個人的に思います。

 

価値観が合うお客様は、

こちらが伝え方を工夫しなくとも、

こちらの伝えたいことを理解して下さいますし、

逆にそれほど工夫しなくとも、相手のことも理解できる。

 

仕事を一緒にしていて心地良いがゆえ、

現状から何かを変えなくてはならない、

という気持ちが起こりにくいのです。

 

これが価値観、相性が合わないお客様の場合、

こちらが伝えたいことがなぜか違う受け取られ方をすることもあるでしょう。

 

商談の途中でAとBの選択肢を提示して、

当然Aを選んで下さるだろうと思っていたら、

見事にBを選ばれるケースもあるでしょう。

 

自分が良いと思って提案したことを

思いっきり否定されることもあるでしょう。

 

もうやることなすことが、うまく進まない。

 

でも、こういうお客様に

何とか伝えたいことを伝えようと努力したり、

提案の仕方を工夫したり、

喜んでいただこうと汗をかくことが

結局、自分の成長につながるような気がするのです。

 

過去にうまくいったやり方が通用しない。

これまでの経験が全く活かされない。

 

こういうお客様から逃げないで、

トコトン最後までやり尽くすことがビジネスでは大切だよな、

と個人的に思っています。

 

そしてこういうお客様のおかげで、

自分が大好きなお客様のことをもっと好きになれたり、

ご縁をいただけていることに感謝の気持ちを持てるようになるのです。

 

合わないお客様を避けたり、距離を取ったりしていませんか?

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【第3221回】 再会

2019年10月25日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は、これからお付き合いをスタートさせていただくことになった、

とあるエリアの住宅会社さんにお伺いしておりました。

 

数年前にも一緒にお仕事をさせていただいた方が、

そのクライアント様の責任者をされているのですが、

久しぶりの再会に、個人的にはかなり嬉しかったです。

 

この仕事をさせていただいていると、

いろんな出会いもあり、お別れもあり、

そしてまた再会もあったりと、

本当に人様とのご縁を感じることが多々、あります。

 

どれだけベストを尽くしても、ご縁が無くなることもあり、

かと思えば、いきなりご縁が復活したりと、

人と人との出会いやご縁は、自分ではコントロールなどできません。

 

でも、久ぶりにお会いした時に、

以前の自分よりも成長したと感じていただけるよう、

毎日、有効に時間を使い、学び続けなければと思っています。

 

今年は例年に比べると、

出会いも別れも倍のペースなんですね。

 

時代がそれだけ変わり、

必要としていただけるケースもあれば、

ついていけないと判断されるケースもあるということなのでしょう。

 

お会いすることがいったん、無くなった方でも

いつ再会するか、分かりません。

 

その時に成長したな、と思っていただけるよう、

日々学び、成長していきたいと思います。

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【第3220回】 若い間にたくさんの失敗を経験しておく

2019年10月24日 | 住宅コンサルタントとして

おかげさまでここ20年強は、

仕事面において非常に順調なのですが、

学生時代、それから社会人3年目頃までは

数多くの失敗をしてきました。

 

つらいこと、逃げ出したいと思ったこと、

それから当時の自分からすれば修羅場も多々、

経験してきたと思います。

 

まず学生時代ですが、

家庭教師とコンビニ、レンタルCD店など、

数々のアルバイトでクビになったことがあります。

 

当時、私はかなり世の中をナメておりあMして、

態度がかなり悪かったのです。

 

その後、テニスのインストラクターをさせていただくようになりました。

 

最終的には3つのテニスクラブで、

週に18クラスを担当させてもらうという、

学生コーチとしてはかなり稼がせていただくようになりましたが、

うち2つのテニスクラブでは、

生徒さんからクレームが入ったこともあります。

 

自分が担当させてもらっていたクラスの約80%は女性で、

しかも土日や平日の夜は若い方が大半だったのですが、

特定の波長が合う方とは、思いっきり楽しそうに接し、

絡みにくいタイプの方にはかなり事務的な対応だったのでしょう。

 

その方から、思いっきりクレームが入ったことがあります。

 

社会に出てからも、

北海道で大阪のノリでいろんな方に接してしまい、

何人もの方を怒らせてしまったこともありますし、

大得意先の社長の奥様から出入り禁止をくらったこともあります。

 

その都度、つらかったですし、

自分にはテニスのインストラクターや営業マンの資質が欠けているかも、

と大いに落ち込むこともありました。

 

自分の器が小さいうちは(←今も相当小さいのですが・・・)、

 

「自分は何も失礼な言葉遣いや態度を取っていない」

「相手を怒らせるようなことをしていない」

 

と自分を正当化する考え方や発言をしていたのですが、

いろんなことを勉強していく中で、

自分の言動がどうのこうのよりも、

 

「相手にどう伝わったのかが全て」

 

ということが世の常識ということを知って、

少しずつ修正ができたような気がします。

 

そして、どういう発言や態度が相手の方が不快に思われるのか?

人付き合いが上手な方はどういう接し方をされているのか?

 

自分がたくさん失敗をした分、

いろんな方の関係性の構築の仕方を観察して学ばせていただき、

ちょっとずつ良くなってきたような気がします。

 

仕事に関して、量をこなすと、

人間関係面においても誰よりも数多くの失敗をするかと思います。

 

でもそれは、将来のために必要なプロセスのような気がします。

 

若いうちに失敗しても、先輩や上司がフォローしてくれます。

 

いろんなことにたくさんトライし、

経験値を圧倒的に得ておくことを将来の伸びしろを決めるのです。

 

量稽古に励みましょう!

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【第3219回】 大手家電量販店の取り組み

2019年10月23日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に家電量販店のビジネスモデルは終わると思っておりました。

 

かなり以前、業界最大手のお店に数回行きましたが、

まあ、店員さんの教育がなっていない。

 

態度が悪くて、とてもこの人から買いたいと思えませんでした。

 

また我が家の場合、

家電はインテリアとして見るので、デザイン性も重要なのですが、

家電量販店には機能性重視の品揃えなので、

欲しいものが無い、ということが大半でした。

 

そういう理由で、我が家ではネットで購入したり、

雑貨屋さんやメーカー直のネット購入でやってきました。

(炊飯器はバーミキュラ、ケトルは雑貨屋さんで購入、

トースターはバルミューダ、スピーカーはboseなど)

 

ネットで情報収集することに長けた若い方が

家電しか扱っていない家電量販店で商品を買う機会は

年々減少の一途を辿ると思っておりました。

 

しかしながら、私、知らなかったのですが、

家電量販店の中には、集客UPのために

いろんな取り組みをしているのです。

 

かなり以前から、ヨドバシやビッグは、

駅前の一等地に大きなビルを建てて

そこに集客力があるいろんな店舗をテナントで入ってもらい、

トータルでの集客力を高める、ということをしていました。

 

郊外型の量販店がやっていることが、かなり面白いのですね。

 

ヤマダ電機は、何とシャトレーゼのFCに加盟し、

自分の店舗内でシャトレーゼを開業し、

小さなお子様をお持ちのご家族などを集客している、

ということが新聞に掲載されていました。

 

これからの時代、いろんなお店と組んで、

どんな業態に見せていくのか、ということが重要になるでしょう。

 

柔軟な発想と行動力に加え、日頃からいろんな業種の方から

 

「あなたのお店となら、組みたい!」

 

と思っていただけるだけの魅力的な会社になっていなければ、

集客力はジリ貧になっていくことでしょう。

 

だから経営者は、

自社の魅力度を高めていかなくてはならないことを

忘れてはいけないのです。

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【第3218回】 成長するかしないかのポイント

2019年10月22日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は、今月からお付き合いがはじまった、

あるエリアの住宅会社様にお伺いしておりました。

 

最寄りの駅まで社長にお迎えに来ていただき、オフィスに到着すると、

わざわざスタッフの皆様全員でお迎えしてくださいました。

 

名刺交換をさせていただき、

予定していた打ち合わせを実施した後、

午後に全社員の皆様に集まっていただいて、

成功する会社の基本的な考え方や行動の基準を

お伝えさせていただいたのですが、

もう話を聴く姿勢が、皆さん素晴らしいのですね。

 

時間前にお集まりになり、

前のめりで聴いて下さる。

 

こちらが笑って欲しいタイミングでちゃんと笑って下さる。

 

しっかりとメモも取られ、

何とか吸収してより成長しようという意欲が

皆さんから非常に感じました。

 

そして何点かのことを提案させていただきましたが、

もうすべて素直に取り入れて行動する、

というスタンスが社長から現場の皆様まで共通しているのです。

 

この空気感があるかないかが、

住宅会社として伸びるか伸びないかのポイントなのです。

 

まえのめりで、すなおに取り組む。

 

こういう空気感を組織として持てていない会社は、

情報も集まらず、いろんな方が応援してくれず、

何か提案されても変に自分たちのこだわりでこねくり回すので、

実行のスピードが上がらず、結果、業績が下がるのですが、

この空気感がある会社は、本当にドンドン吸収して

即行動していくので、結果が面白いように出ます。

 

改めてすなおさの重要性を昨日、私自身も勉強させていただきました。

 

すなおさがあるか?

 

それとも自分たちの変なこだわりフィルターが邪魔をして

いろんな提案をすなおに受け入れられないか?

 

ここがポイントなのです。

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【第3217回】 お腹もいっぱい 心もいっぱい

2019年10月21日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に大好きな和食屋さんがあります。

 

料理が美味しいのはもちろんん、

目の前で鰹節を削って出汁をとったり、抹茶を点てて下さったりと

見ていて楽しくライブ感もあります。

 

スタッフの皆様、お若い方ばかりなのですが、

とても感じが良く、お客様と適度な距離感を保ち、

会話をされながら、しっかりと目を配って下さいます。

 

でも私が最も惹かれるのは、

このお店の大将の心配りと人間性なのです。

 

このお店、メニューは月替わりで変わりますが、

たまたま月初と月末に家内が二度、お伺いしたことがあります。

 

お店も猛烈に忙しい中、最初の一皿を出したところで、

 

「鬼山さんにこのメニューをお出ししたのでは?」

 

と気づかれ、「本当に申し訳ありません」と

スタッフさんよりお詫びの言葉を頂戴しました。

 

家内は「全然、大丈夫ですよ」とお返事したのですが、

大将が出てきて下さり、

 

「すぐ、メニューを変更させていただきます。

いや、変更させて下さい!

全力でやらせていただきます。

この度は本当に申し訳ありません」

 

とおっしゃって下さり、周囲の方のペースに合わせ、

抜群に美味しい、でも他の方とは異なる料理を出して下さいました。

 

どれだけ忙しくとも、表情も言葉遣いもおだやかで、

でも的確な指示をスタッフさんに出され、

自身もキビキビと動かれる。

 

スタッフさんへの注意する際も

言葉遣いは丁寧ですし、愛情を込めておっしゃるので、

お客様の立場からすれば、そこからですら大将の人間性が感じられるのです。

 

大将の仕事への姿勢や心遣いを拝見させていただいて、

自分の能力面、人間性における至らなさを毎回、勉強させていただいております。

 

お店を出されてたった1年でミシュランの星を取られたり、

年齢も私より全然お若い中、見事な接客とお味で、

ドンドン予約が取れなくなっております。

 

毎回、お腹もいっぱいになるのですが、

何より心が満たされて、感動して、

毎回このお店にお伺いすると泣きそうになります。

 

大将のレベルに少しでも近づけるよう、

自分自身も頑張っていこうと思います。

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【第3216回】 組織が成長する時に気を付けるべきこと

2019年10月20日 | 住宅コンサルタントとして

企業経営では、常に決断をして、実行しなければいけません。

 

立ち上げ当初の小さな組織では、

経営トップは会社の全ての業務が見え、

社員さん一人ひとりの考え方も行動も把握できる上、

決断しなければならないこともそれほど多くないので、

トップがすべての決断を下す形で組織は回ります。

 

しかしながら、社員さんが増え、拠点が増え、

複数の事業を展開するようになると

決断しなければならないことが一気に増えますし、

更に業務もすべてが見えなくなったり、

スタッフさんの考え方や行動も見えなくなってきます。

 

組織が成長して大きくなっているにも関わらず、

全ての決断事項をトップが握って離さないとどうなるか?

 

経営面で決断しなければならないことが先送りになる。

やらなくてはいけないことが日に日に溜まっていく。

 

結果、決断が遅れ、変化に適応できなくなっていくのです。

 

組織が成長して大きくなるということは、

これまで自分がすべて決断していたことの一部を

他のスタッフさんに権限移譲しなければならないということなのです。

 

任せるのが下手、もしくは育成が下手な経営者の場合、

これができずに決断が鈍り、組織が停滞します。

 

全てを自分が決断するのではなく、

任せられるものはドンドン任せて社員さんに経験を積んでいただく。

 

いつまでに何を決断し、決断したことをいつまでに実行するのかを

常に管理して、遅れないようにタスク管理をする。

 

組織の成長と共に経営者がやるべきことは変わっていくのです。

 

そこの部分を理解して、組織の成長に合わせ、

経営者も成長していきたいですね。

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【第3215回】 レベルの低い組織のボトムアップこそが価値ゼロ

2019年10月19日 | 住宅コンサルタントとして

今の時代、トップダウンかボトムアップが、どちらの方が良いか、

ということを議論すること自体、ナンセンスだと個人的に思っています。

 

いろんな人がいろんな価値観を持っています。

それ自体は、当然なことです。

 

ただ、商品を開発する際も、

広告のキャッチコピーを制作する時も、

モデルハウスの仕様やデザインを決める際も、

合議制で多くの意見を取り入れると

大抵の場合、何の特徴もない

中途半端なモノが出来上がる、というのは、

ビジネスパーソンであれば知っておかなくてはなりません。

 

商品を開発する際も、

広告のコピーを制作する際も、

動画を制作する際も、

経営戦略を決定する際も、

いろんな意見を集めるのは悪いとは思いませんが、

いろんな人の意見を取り入れてしまうと

無難でしかなく、魅力的なものにならない、ということを

知っておいた方が良いでしょう。

 

イケてる会社は、意思決定をする際は、

少数精鋭のチームで決断を下します。

 

しかも最終決定者を事前に決めておくのです。

 

その決定が失敗したら、すぐに改善しなければなりません。

 

失敗するかしないかをウダウダ考えるのではなく、

とっととやってみて、ダメならすぐに改善する。

 

その意思決定のスピードが迅速になるようなしくみがあるのです。

 

成果を生まない組織とは、

なんでも合議制を取って責任の所在があいまいな組織です

 

その上、意思決定が遅い。

 

常識として、覚えておきたいことですね。

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【第3214回】 トップのやり切る力

2019年10月18日 | 住宅コンサルタントとして

知っているだけでは価値の無い時代。

 

いろんな方のご協力のおかげで有益な情報を知ったとしても、

それを実行に移さなければ、全く意味を成しません。

 

価値ゼロです。

 

貴重な情報をもとに、自社の商品やサービスをより良くし、

自社の組織やお客様がより良くなっていくために、

得た知識から行動を変え、しくみを変えていくのです。

 

ただ、人間は変わるのがあまり得意では無い人が多い。

 

だから変わることを組織として決定しただけでは、

社員さんも協力業者さんもなかなか変わらないのです。

 

だから経営者は、まず自ら率先して

背中で姿を見せなければなりませんし、

自分自身が本気であるという姿を見せなくてはなりません。

 

その上で、「人間はこれまでのやり方を変えるのが苦手」

という性質を理解した上で、

 

「決めたとおり、出来ている?」

「何か問題ないかな?」

「いろいろと意見や感想はあると思うけど、

何とかこれを徹底してやっていこう!」

 

というように、強い意志とやり切る力が欠かせないのです。

 

やると決めたことを途中で忘れるようなことがあってはいけないのです。

 

トップが決めたことを実行する組織であれば、

メンバーも決定したことを守るノームができていきます。

 

トップが決めたことをやらなかったり、守らなければ、

「ウチの会社は決めたこともどうせ途中でやらなくなるから、

とりあえず最初だけやったふりをしたらいいんだよ」

というような否定的ノームが社内に浸透するので、

決定したことが守られない、規律の無い組織が出来上がるのです。

 

どれだけいろんな事例や情報、

ノウハウややり方を知っていたとしても、

やり切る力がトップに無ければ、

この嵐の激しい海を乗り越えていけないのです。

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【第3213回】 知っているだけでは意味がない

2019年10月17日 | 住宅コンサルタントとして

大抵の情報であれば、いつでもどこでも簡単に

情報が手に入る時代です。

 

こういう時代なので、

何かをもともと知っているということに

ほとんど価値が無くなってきます。

 

ですから、セミナーや勉強会に参加して、

いろんなことをインプットして満足しているだけの人は、

おもいっきり価値が無くなっていきます。

 

「こんなことも知らないの?」

「こういう時は、こうすれば良いみたいだよ!」

 

というような薄い情報しかない人、結構いますよね?

 

そういう人の価値は無くなります。

 

これからの時代、重要になってくるのは、

まずは仕入れた情報をベースにすぐに行動に移し、

体験してより深い情報だったり、

経験したことによって得られる知恵になっていくでしょう。

 

更に目の前で起こっていることを過去の知恵や経験と組み合わせ、

 

「こういうことが今後の問題になるのではないか?」

 

という問題発見力の方がよっぽど重要になっていくと思います。

 

住宅営業に関しても、

お客様の今の住まいで困っていることをお聞きし、

その解決法を提案したところで、

そんなことはどの会社でもやっているのです。

 

我々がお客様にこれからお伝えしていかなくてはならないこと、

そしていろんな住宅会社を回っているお客様が価値を感じることは、

一体どんな情報でしょうか?

 

自分なりに考えてみませんか?

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