鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3013回】 業務フローを見える化し、各業務の責任者を明確にする

2019年03月31日 | 住宅コンサルタントとして

やらなくてはならない業務が、確実に徹底できていない会社は、

人が増え、組織が大きくなってくると、

仕事の精度がドンドン下がっていくことになるでしょう。

 

そうならないように、組織がまだ小さい時から

やるべきことを確実に実行できる組織をつくっていかなくてはなりません。

 

そのために重要なのは、まずは業務フローを見える化すること。

 

住宅業界で言えば、

申込みをいただいてからいつまでに

平面図、立面図、配置図、サッシを確定するのか?

 

確認申請はいつまでに誰が提出するのか?

 

仕様確定は誰が担当し、合計何回で確定するのか?

 

展開図や施工図、実行予算が誰がいつまでに作成するのか?

 

などなど。

 

仕事の流れと、どれくらいの期間でそれを行うのかを見える化するのです。

 

そして各業務の責任者を決め、

その業務を期日までに精度高く完了できるよう、

企業トップや上司が指導していくことです。

 

ここで重要なのは、責任者を明確にするということ。

 

この業務は、AさんかBさんかCさんで手の空いた人がやる、

なんて曖昧な決め方をすると、責任の所在も曖昧になります。

 

責任を明確にし、小さなことを徹底して守る風土が、

組織を強くしていくのだと感じています。

 

誰がいつまでにどの業務を完了させるのか?

そこが明確になっているでしょうか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3012回】 求めるお客様に来ていただけていない場合

2019年03月30日 | 住宅コンサルタントとして

中小企業は、お客様を絞らなくてはなりません。

 

全ての層のお客様に対して、

限られた人数、限られた資本で対応することは難しいからです。

 

自社がどんなお客様に来ていただきたいのか?

 

まずはそこを明確化することです。

 

次にやるべきことは、

その絞り込んだお客様が求めている情報、

価値を感じる情報を最適な形で発信すること。

 

ここがズレていると、

求めるお客様とは異なる層のお客様が来たり、

もしくは全くお客様が来ない、ということになるでしょう。

 

これは以前に書いたことがあると思いますが、

弊社も以前、求めるお客様とは異なる感じの方からの

問い合わせが非常に多い時がありました。

 

その原因はHPにあったと思います。

 

初代のHPを制作するにあたって、

いろんなコンサル会社のHPを参考にし、

デザインやコピーに関してはかなりインパクトあるように

作り込んでいただいたのですが、

そうすると私自身の価値観とはちょっと合わない方からの

お問合せが非常に多かったのですね。

 

お問合せ数はそこそこあるものの、

HP問い合わせからの成約もゼロ。

 

これはダメだ、ということで、

自社が目指していること、私自身の考え方をまとめて、

シンプルにつくっていただいたところ、

問い合わせ数は5分の1以下に下がりましたが、

結果、問い合わせをいただいた中のほとんどが受注につながっています。

 

価値観が近い経営者の方だけが相談して下さるようになったのです。

 

結果、発信する内容、デザインを変えて良かったなと思います。

 

情報発信の内容、デザインを変えるだけで、

来て下さるお客様は変わるのです。

 

皆さんの会社、お店では求める層の方に来ていただくことが出来ていますか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3011回】 分かりやすく伝えるコツ

2019年03月29日 | 住宅コンサルタントとして

購買頻度が圧倒的に低い住宅。

 

この世で最も高額であるにもかかわらず、

お客様が契約を決断する時、

実際の商品がそこにはなく、

図面と見積書という名の書類があるだけ。

 

お客様からすれば、本当に分かりにくく、

理解することが難しいお買い物になるのです。

 

そういう点を理解すれば、

我々提供側は、いかに分かりやすくお客様にお伝えするのかを

かんがえなくてはならないでしょう。

 

こちらが伝えたいことを伝える時のポイントは、

大きい概念から小さい概念へと伝えることです。

 

まずは幹の話をして、枝葉の話はその後にした方が

圧倒的に伝わりやすい。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様で、

プレゼンの際にどういう流れで

お客様に図面を説明するのかを確認させていただいたのですが、

改善点を完結にご提言させていただきました。

 

建物の細かな部分の説明は後でよく、

まずは建物のコンセプトを最初にお伝えし、

そのコンセプトを実現するために設計士としてこだわった点を

3つ程度にまとめお伝えするだけで、

お客様には圧倒的に分かりやすいプレゼンになるのです。

 

建物説明もプレゼンも、分かりやすいことが最も重要。

 

プレゼンのチェックも

各クライアント様で4月、実施させていただきたいと思っています。

 

皆さんは難しいこと、分かりにくいことを人に伝える時、

伝え方を工夫していますか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3010回】 2019年秋のスペシャル企画

2019年03月28日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界は建設業から建設サービス業へ、

そしてそこに小売り業もミックスしたような新業態へと

昇華していかなくてはなりません。

 

小売業の要素も付加していく上で、

女性スタッフの力を借りなければなりませんが、

業界全体がまだまだ男性の発想が支配していて、

女性スタッフさんがやりがいを感じ、

仕事に前のめりになって働きたくなくなるようにはなっていない。

 

だから女性スタッフさんにイキイキと働いてもらっていて、

結婚されて出産されても女性スタッフさんが戻って来て

またその会社で働きたくなるような経営をされている会社さんから

たくさんのことを学ぶ必要があります。

 

結婚を機に退社する。

それは、スタッフさんご自身の考えということもあるでしょうが、

実はこちら側(=住宅会社側)に問題があるからかもしれない。

 

そこで弊社ではこの秋のスペシャル企画として、

若い女性が仕事で前のめりに働かれ、

しかも結婚され、出産されてもほぼ全員が復帰するという、

女性の能力をフルに活かした経営をされている、

若手敏腕女性経営者を講師にお招きし、

女性が活躍する会社の作り方を

皆で学んでいきたいと思っております。

 

昨日の夜、ご飯をご一緒しながら、

打合せをさせていただいておりましたが、

もうメチャメチャ学ばせていただきました。

 

「サイボウズはウチの会社では使いません。

だって、かわいくないんですもん・・・」

 

「いいね、のレスポンスや絵文字の数が少なくなったら、

何かあったんだなってすぐに気づきます。

っていうか、気づいてほしいサインですよ、それ!」

 

「笑顔、挨拶、返事。

それだけできたら大丈夫って言ってます。

笑顔と挨拶、返事だけは皆、素晴らしいので、

ウチの会社、空気感が良くてメチャみんな仲がいいんです」

 

などなど・・・。

 

もう、笑い過ぎて、あっという間に時間が過ぎておりました。

 

経営者、女性リーダー、

女性スタッフさんの力を引き出したいとお考えのリーダーの方にとって、

もう目から鱗の内容となることでしょう。

 

10月に企画しますので、ご期待下さい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3009回】 量と質

2019年03月27日 | 住宅コンサルタントとして

営業マンとして、自分なりには精一杯、努力をしている。

 

先輩のトークを音声で録り、何度も聞いた。

ロープレも何度も繰り返した。

研修で学んだこと、ノートに記録したことも頭に入っている。

 

でも、お客様の心をキャッチできない。

次アポにつながらない。

結果が出ない・

 

そういうことがあった時、

皆さんはどう現実を受け止め、どういう行動を取りますか?

 

 

私、社会人になってすぐの頃、

営業マンとしていろんなお客様のところにお伺いし、

営業活動を一所懸命しましたが、全く売れませんでした。

 

当時は会社として扱うようになった新商品群である、

キッチンやバス、洗面化粧台を売る仕事だったのですが、

先輩は簡単に売ってくるのにもかかわらず、

私は見積すら依頼をいただけない。

 

もう本当に凹みました。

 

毎日、いろんな先輩を捕まえては、

愚痴を言いまくっていたような気がします。

(皆さん、自分の仕事があるのに、

生意気な新人の話を聞いて下さる、良い方ばかりでした)

 

「いつか、売れるようになるよ!」

「上司や先輩の力を借りればいいんだよ!」

「商品よりも、まず自分を売ることだよ!」

 

と皆さん、的確なことをおっしゃって下さっていましたが、

自分の心の中では納得できていなかったのです。

(←当時から生意気でへそが曲がっていたのです)

 

そこで私、トップ営業マンの本を読みまくることにしました。

 

訪問販売のトップ営業マン。

実演販売のトップセールス。

いろんな人の本を読みましたが、

どれもこれもどこか胡散臭い。

 

本に答えは書いていると信じ、

本を買っては読みまくっていく中で、

中谷彰宏さんの本に出会い、衝撃を受けたのです。

 

トークスキルを磨くだけでは売れない。

商品知識を高めるだけでも売れない。

どれだけ理論整然と特徴をお伝えしても売れない。

お客様に好きになってもらわないと選ばれない。

仕事で成果を出す人は、圧倒的に量をやっている。

 

そんなことがなんとなく理解できたので、

1カ月2万円を本に使うことを決め、

ほぼ毎日、仕事終わりに本屋さんによって本を買い、

帰宅後や仕事中のお昼休みに本を読みまくりました。

 

そして本で学んだことを実際の営業のシーンで

実践しまくっておりました。

 

月に平均20冊の本を読むようになり、

それが3年を迎える頃には、

完全に営業のコツを掴んでいたように思います。

 

そのコツを掴めるようになったのは、

知識をインプットするという量、

そして学んだことを実際に実践するという量が

ある一定のラインに到達した時に

いきなり質が変わったからだと思います。

 

何でもそうですが、成果を出そうと思ったら、

圧倒的な量をやり切って、質を上げるしかない。

 

スランプに陥っている人は、

量をやり切っているかどうか、チェックしてみましょう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3008回】 業種ではなく業態発想で経営を考える

2019年03月26日 | 住宅コンサルタントとして

弊社が住宅会社さんをコンサルティングする際、

どういう業態をつくりあげていくか、ということを

まず第一に考えます。

 

業種発想で経営を考えると、

どうしても商品や売り方のことばかり考えがちで、

それをいくら改善しても、お客様はたくさん来場してくれません。

 

さびれた駅近くの、シャッター通りの商店街の一角で

ショボイ服屋さんがあったとします。

 

そこに非常に価値のあるイタリア製のストールを置いても、

おそらくお客様は買いに来ないでしょう。

 

この場合、業種発想だと、ストールがダメなら靴、

靴がダメならジャケットと何を売るかという発想になってしまうのです。

 

でも問題は商品では無いですよね?

 

お客様が行きたいとまず思っていただけるような、

お店や周辺環境をつくる必要があることは分かると思います。

 

住宅会社のコンサルティングを行う時も、

この発想と全く同じ方法で考える訳です。

 

弊社がクライアント様と開発した新業態は、

年間販促費がwebに関する若干の費用だけで、

年間延べ2万組以上を集客可能です。

 

たった1社で、それが可能です。

 

更に自社の知名度を劇的に上げ、

親近感も市場のユーザー様に持ってもらえる環境が

1年で手に入ります。

 

初期投資が用地取得から考えると少しかかりますが、

もしお土地をお持ちであれば、必要な費用はごく僅か。

 

集客と採用の問題を解決してくれるので、

良い家をつくることや社員さんの育成に

じっくりと向き合えるようになることでしょう。

 

2019年の秋口に、2日間、今、空きがありますので、

地域限定で新業態に取り組みたい住宅会社さんを

2社程度、募集させていただこうかと密かに考えていたりします。

 

新業態のアイデアがひらめいて、2年半が経過しました。

 

単に軽い気持ちで取り組んでいただくと失敗します。

 

本気で徹底的に取り組んでいただかなければ難しいですが、

やり切った後はすごい成果が待っています。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3007回】 100人中10~20人の人に愛されるお店

2019年03月25日 | 住宅コンサルタントとして

中小企業が数あるライバル会社に埋没しないようにするには、

万人受けを狙わないことです。

 

明確にターゲットを絞り込み、

その特定顧客のいろんなニーズに徹底的に対応していくことで、

その特定顧客にとっては、なくてはならないお店になる、

ということを目指すことが重要です。

 

先日、東大病院で人間ドックの後、

ちょっと肺がひっかかったので再検査に行った帰り、

時間があったので有楽町の阪急メンズ館に行ったら

店内が大改装中でほとんど中が見れなかったのですが、

どうやらかなり大胆にリニューアルするようです。

 

そのコンセプトは「クリエイティブな男たちに向けた冒険基地」。

 

ちょっとそそるじゃありませんか!

 

メンズ館と言えば、元祖は伊勢丹ですが、

その伊勢丹メンズ館と売上高で比較すると、

阪急有楽町メンズ館は3割程度だそうです。

 

このままでは埋没するということで、

改めてターゲットを絞り込み、

徹底的にコンセプトを尖がらせた訳ですが、

そのリニューアルの結果が個人的に楽しみです。

 

そもそもやっていることが中途半端な会社やお店ほど、

業績が下がってくるとますますいろんな層をターゲットにしたがったり、

品揃えを増やしたがったりするもの。

 

そうすると、お客様からすれば、

どこに強みや特長があるのか、

何を買えば良いのか分からないお店になってしまうのですね。

 

「クリエイティブな男たちに向けた冒険基地」

メチャ、魅かれるじゃないですか!!!

 

3月15日にOPENしたようですが、

近々行ってみようと思います。

 

皆さんの会社では、

100人中100人のお客様を狙いにいっていませんか?

 

絞り込めていますか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3006回】 反対を押し切れるか?

2019年03月24日 | 住宅コンサルタントとして

本日の朝、久しぶりにがっちりマンデーを見ていました。

 

その中で取り上げられていた1社が、龍角散。

 

歴史ある会社ですが、

実は一時期、倒産の危機だったことをはじめて知りました。

 

当時、売上40億だった時に、借入も40億。

 

普通だったら、お金が回らないですよね。

 

龍角散という喉の薬が、どの薬局にも扱われ、売れ続けていたので、

社内に危機感が欠けており、時代の流れに適応できなかったことが

その要因と言われています。

 

次第に業績が下がっていき、借入も増えていく。

 

そんな中、社内には

「龍角散という商品はもう終わったのでは・・・」

という空気が流れ、市場規模が大きい胃薬などの分野に進出すべき、

という声が大半だったそうです。

 

前社長から経営を受け継いで間もない現社長の藤井隆太氏は、

龍角散ブランドに経営資源を集中することを決め、

そこそこ売れていた別ブランドの販売を中止することを決断。

 

更には、喉に関する分野に特化し、粉状の龍角散だけでなく

のど飴を開発し、更には錠剤の薬を飲みやすくするゼリーを商品化します。

 

この決定に社内は大反対だったとのこと。

 

藤井社長は、

 

「もし売れなかったら、俺が全部、個人資産で買い取る」

 

と啖呵を切って販売に踏み入れました。

 

結果、その決断は大成功となり、

今では180億を超える業績を達成されています。

 

役員の大反対を押し切って、なぜ藤井社長は決断できたのか?

 

その理由を番組の中でおっしゃっておられましたが、

とにかく現場に足を運んで、エンドユーザーをトップの目で見ることで、

何が求められているのかが分かる、とのことでした。

 

トップの勝手な思い込みによる決断はダメですが、

徹底した調査研究に基づいて確信したことは、

簡単に曲げてはいけないということですね。

 

エステーの鈴木喬会長もそうですが、

役員や社員の反対を押し切ってでも

自分が正しいと思うことをやり切る覚悟を持って

仕事に向き合うことが大切ですね。

 

皆さんは、やり切る覚悟を持って仕事に打ち込めていますか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3005回】 広報担当にふさわしいのは?

2019年03月23日 | 住宅コンサルタントとして

インスタグラムを上手に使いこなすことが出来れば、

これまでいろんな外部の業者さんに頼んできた様々なことが

自社で出来るようになります。

 

ゆえに住宅会社も、ありとあらゆる業種の会社も

広報の役割が非常に大きくなってきています。

 

では広報担当者として、どういう人がふさわしいのか?

 

結論から言うと、「お客様と接している人」かつ「女性」がベストです。

 

現場で常にいろんなことを見たり、

お客様と直接コミュニケーションを取っている人に

勝る適任者はいません。

 

そもそも情報を発信する対象は、

これから自社のお客様になってくれる可能性のある方です。

 

お客様がどんなことを望んでいて、どんなことに困っているのか?

 

こうした情報をより深く発信するには、

お客様と直接、接している営業や設計、コーディネーターがベストです。

 

しかも常にお客様と接しているので、

発信するネタが毎日のように出てくるのです。

 

ゆえに継続できる。

 

広報専任スタッフで、

スマホやパソコンのスキルに長けている人は欠かせませんが、

お客様と常に接していないと、ネタが尽きることが頻繁に発生します。

 

パソコンスキルのある方とお客様と常に接しているスタッフさんとが

ペアで広報担当者になっていただくのがベストだな、とつくづく感じます。

 

私自身、毎日ブログを書き続けることができるもの、

日々、クライアント様と接する中でネタが豊富に見つかるからであり、

ずっと事務所に籠って仕事をしていては、

3000回も続けて書くことは出来なかったでしょう。

 

お客様と接するということは、

それだけ多くの情報を得られるということなのです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3004回】 プロフェッショナルから学ぶ

2019年03月22日 | 住宅コンサルタントとして

昨日の夜、クライアント様の社長に

ある和食屋さんに連れて行っていただきました。

 

早い時間帯は満席。

二回転目の時間にお伺いしたのですが、

まだお店の中にはたくさんのお客様が・・・。

 

9名満席のカウンターだけの和食屋さんですが、

コースもアラカルトも受け付けているので、

いろんなお客様からバラバラの注文が入ります。

 

大将一人では全ての料理をつくれませんので、

スタッフさん2名に的確に指示を出し、

かつ2名のスタッフさんの仕事をチェックしながら、

自らは料理の仕上げをし、

かつお客様からのオーダーを受け付けておられました。

 

常に気を張って全方位をみながら、

でもお客様には笑顔で接し、手を動かす。

 

スタッフさんがミスをしそうな時も

きつい言葉をかけるのではなく、

仕草で「そうじゃないだろう」と伝えて、

場の空気を悪くしない。

 

その仕事っぷりを拝見して、一瞬にして心を奪われました。

 

大抵の場合、そのお店の責任者が最も感性が高く、

いろんな部分に気づくものです。

 

当然、スタッフのミスや過ちにも気づきます。

 

その際、お客様の前で、

厳しい言葉を発したり怒りの感情を出したりすると、

お客様としてはとても居心地が悪くなるものです。

 

「何でこういうことに気づかないの?」

 

とスタッフさんを攻めたところで何も良いことはないのです。

 

スタッフさんに気づいてもらう。

正しい仕事をしてもらう。

そのための動き、態度、言葉遣い。

お見事でした。

 

個人的に、一流の料理人さんから

本当に多くのことを学ばせていただいております。

 

一流の料理人さんは、料理人としてはもちろん、

接客業として、そしてビジネスパーソンとしてプロフェッショナルだからです。

 

私自身も一流のプロフェッショナルを目指して、

日々、研鑽していきたいと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3003回】 自分都合で考え、行動していると・・・

2019年03月21日 | 住宅コンサルタントとして

面倒なことには、関わりたくない。

嫌いなお客様には、訪問したくない。

自分が苦手なことに取り組むのは面倒くさい。

楽な仕事しか、したくない。

 

自分の好き嫌い、自分の都合だけで物事を判断している人って

私の経験上、もう人間的に薄っぺらいし、

良い年齢の重ね方をしていないし、

公私共にうまくいっていないような気がします。

 

でも、社会人になって何年も経過しているにも関わらず、

こういう方っていませんか?

 

もう世の道理が分かっていないですよね。

 

以前、首都圏の一等地に本社がある住宅会社さんと

お付き合いをさせていただいておりましたが、

 

「なぜこの会社で働こうと思ったのですか?」

 

とある社員さんに質問をしたところ、

 

「雨の日に濡れずに会社に来れるから」

「ここで働いてるって言ったら、カッコいいから」

 

とおっしゃる方がいて、衝撃を受けました。

 

自分のことしか、考えてないやん!って思ってしまいました。

 

自分がもし、家を建てるのであれば、

こういう人に自分の担当をしてもらいたくないなぁ、と

正直思いました。

 

人様のお役に立つ。

会社に貢献する。

困っている人がいたら、出来ることで良いのでサポートする。

 

こういうことを考え、行動している人は、

自然と運気が上がってきて、人の輪が広がっていくのです。

 

こういう与え好き、人様のお役に立つのが好き、

というスタッフが多数をしめる住宅会社は無敵です。

 

お客様はそういうところを直感で感じているのです。

 

与え好き、人様のお役に立つのが好きでありたいものですね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3002回】 トップ自身が変わるか、権限を委譲するか・・・

2019年03月20日 | 住宅コンサルタントとして

今のビジネス界の常識は、

50代~70代の方が10~30年前に作り上げたものだと

個人的に思っています。

 

自社の商品情報をエンドユーザーに届けたいと思えば、

広告制作会社やTV局、出版社に依頼する。

 

人材を採用しようと思えば、人材派遣会社に依頼する。

 

お客様に来場していただこうと思うのであれば、

総合展示場に出店したり、見学会を開催する。

 

しかしながら、今、こういう発想しか出来ない会社は、

自社の情報も届けられず、スタッフさんも採用できず、

来場数も下がって商談客数が減っていく。

 

時代が変わり、エンドユーザーの情報収集手段、

それから行動パターンが変わってきているのです。

 

しかも急激に・・・。

 

ですからこれまで何かを企画した際に

その実現のために動く手順、依頼先が変わるということ。

 

もっと言うと、お金を使う場所も変わるということです。

 

この変化、実はご年配の経営者で勉強していない人は、

まったくついていくことができません。

 

ちょっと前に大成功していた方でも、です。

 

そしてそういう方は、

自分が理解できないことには首を縦に振らないことが多いので、

トップが時代の変化についていけない、

イコール時代に取り残される、ということです。

 

今の時代、重要なのは、この変化についていくこと。

 

そのためには、トップが変わるか、

自分が理解できなくとも、新しいことにチャレンジする権限を

若手に委譲するしかないのです。

 

頭の固いトップが全ての権限を握っている会社は、

いろんなことに投資しても、

イメージするような成果を得られないでしょう。

 

これまで人材採用の世界で圧倒的なシェアを持っていた会社や、

広告代理店、出版社などは、業績をドンドン下げていくことでしょう。

 

時代の変化についていくことが、皆さんの会社では出来ているでしょうか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3001回】 長男の帰国

2019年03月19日 | 住宅コンサルタントとして

アイルランドに留学に行っていた長男が

先日、無事に帰国しました。

 

とにかく無事に帰ってきてくれたら、と思っていましたので、

私も家内もホッとしております。

 

今回の留学に関して、全て自分で決めて、

自分の意思で行った長男。

 

京都の外資系のホテルでアルバイトをしていますが、

働くスタッフもホテルのお客様も外国人の比率が高く、

そこでコミュニケーションを取る中で、いろんなことを感じたのでしょう。

 

聞き取り能力もいろんな表現方法も

バリエーションが増えたとのことですが、

自分がもっと勉強する為にまた留学したいと言えば、

もちろん送り出そうと思っています。

 

子どもの成長を見るのが、

そして子どもが頑張っている姿を応援するのが、

私たち夫婦にとって今の生き甲斐。

 

我が家は二人とも男の子なので、子どもが小さい頃、

 

「親として自分の子どもを可愛いと思うのも

せいぜい小学校低学年くらいまでじゃないかな・・・。

声変わりして、身長が抜かれたら、可愛くなくなるのでは・・・」

 

と自分なりに思っておりましたが、

身長も追い抜かれ、声変わりをしても

子どもへの愛情は全く変わらないものですね。

 

今でも夫婦揃って、子どもにメロメロです。

 

今週、家族全員で揃って食事に行きますが、

この家族で過ごす時間が、一番の楽しみだったりします。

 

社会に出るまでの期間は、一人暮らしをして

身の回りのことを自分で出来るようになって、

そして自立するための準備期間。

 

長男は後3年、次男は後4年、

子どもたちがやりたいことを応援してあげられるよう、

しっかりと私も仕事をしたいと思います。

 

そして子どもたちからたくさんの刺激をもらって、

自分の成長の糧にしていきたいです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第3000回】 おかげ様で3000回

2019年03月18日 | 住宅コンサルタントとして

起業した2011年の1月1日に、

第1回のブログを書きました。

 

そして気がつけば、3000回を迎えることに・・・。

 

1日も休むことなく、3000回を迎えられたということは、

起業して3000日経過したということです。

 

起業当時からご縁を頂戴し、

いろんな事例を共につくってきて下さったクライアント様のおかげで

今日を迎えることが出来ていること、

心から感謝申し上げます。

 

この仕事をさせていただいて14年。

今でもモチベーションは全く落ちず、

毎日楽しく、そして自分なりの使命感を持って

仕事に向き合うことが出来ています。

 

デザイン面、性能面で、日本の住宅全体のレベルはまだまだ低い。

 

未だに真冬や真夏、局所冷暖房しないと不快。

 

無責任に規模拡大を一気に進めるビルダーもあれば、

人材を引き抜きまくって組織を一時的に大きくして

一気に受注を増やしているビルダーもある。

 

大手ハウスメーカーですら、詐欺まがいのことをやっていて、

まだまだレベルが低く、経営のスタンスに違和感を感じる会社が

実はまだまだ多い。

 

そういう企業に退場していただいて、

地に足をつけて健全な経営をし、

建てさせていただいたお客様のメンテナンスをしっかりと行い、

地元の職人さんの技術継承や地元の方の働く場を提供し、

地域の住環境の向上に貢献されている住宅会社様ばかりが

市場の住宅の供給を担っていく。

 

クライアント様とそういうことが実現できるよう、

これからも仕事に全力で取り組みたいと思っております。

 

頑張ります。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第2999回】 過去の成功体験が邪魔をする

2019年03月17日 | 住宅コンサルタントとして

設計事務所で工務店の機能がある会社が、

業界内で伸びています。

 

デザインセンスが抜群。

そして自社で設計したものを

社内の設計と工事担当が直接打合せし、施工管理を行う。

 

設計のノウハウに加え、施工のノウハウも蓄積されていくので、

デザイン性を高めながら建物の品質もそれなりに維持できる。

 

ゆえに業界内でここ10年弱の間、

成長してきたのだと思います。

 

しかしながら、その先の競争が既にはじまっています。

 

設計センスがどれだけ高くとも、

これからの時代、そこだけではお客様の支持があつまりにくくなるでしょう。

 

デザインセンスでは無い、異なる要素で圧倒的に差をつけた会社が、

次のブームとなっていくことでしょう。

 

弊社のクライアント様と構築している、住宅業界の新業態。

 

いよいよ、その理想系が完全にこの春、OPENします。

 

これまで設計センスのみで市場内で地位を築いてきた会社で、

トップの頭が完全に単なる設計士のタイプだと、

この新業態の前では相手にならないでしょう。

 

過去の成功体験が邪魔をして、市場の変化に適応できないのです。

 

商売はお客様にどれだけ支持されたのかで決まります。

 

過去の成功体験に酔いしれず、

今のお客様、ちょっと未来のお客様に支持していただけるよう、

自分たちのビジネスモデルやマーケティング、商品やサービス、

そして人間力を進化させ続けましょう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする