鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4780回】 20代のうちに、たくさん壁にぶち当たっておくことはとても重要

2024年01月31日 | 住宅コンサルタントとして

努力しているのに、結果につながらない。

 

契約の意思を示してくれたお客様が

突然、連絡が取れなくなり、他社で契約されていた。

 

自分のミスで、いろんな方に多大な迷惑をかけてしまった。

 

仕事にどれだけ前向きにコツコツ取り組んでも、

思うような結果が出なかったり、

やらかしてしまうことはあります。

 

最新の注意を払っていたとしても、

ミスをしてしまうこともあるのです。

 

そしてお客様に裏切られることも・・・。

 

でも、そういう経験を若いうちにやっておくことは、

30代、40代になった時に必ず自分の糧になるのです。

 

というか、人生は思った通りに絶対にいきません。

 

仕事もプライベートも・・・。

 

そして周囲の人は、自分のイメージした通りに動いてくれるか、

というと、そんなことはほぼありません。

 

なので、ストレス耐性というか、

ある程度タフでなければ、

人生を上手に渡っていくことが難しいのです。

 

うまくいかなかったとして、

その事実はしっかりと受け止めつつ、

でも命までは取られませんし、

そもそも神様は、乗り越えられない試練をあなたに与えません。

(←斎藤一人さんの言葉)

 

なので、必ず乗り越えられると思います。

 

そして10代、20代のうちに、

自分がどれだけ努力しても、

思うような結果につながらないこともある、とか、

お客様に裏切られるような辛い経験も

絶対にしておいた方が良いのです。

 

むしろ、今、そういうことが起こったことに

感謝できるくらいになれば、素晴らしいです。

 

そして、苦しい中、何とか踏ん張って頑張っているその姿に、

応援して下さる方が出て来たり、

人間としての味というか、魅力が備わってくるのです。

 

思うような結果が出ないことも、

長い目で見れば、絶対にプラスなのです。

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【4779回】 「5年後、我が社はこうなる!」というビジョンを示せているか?

2024年01月30日 | 住宅コンサルタントとして

車の運転で重要なのは、

目線をかなり前に定めること。

 

目先しか見えていないとハンドルがブレて、

まっすぐスムーズに進めません。

 

仕事もそれと同じで、

目線をしっかりと先に定めておけば、

ブレずに目の前の仕事に打ち込めるのです。

 

だから経営者は、常に会社の未来を考え、

「数年後、我が社はこうなる!」というビジョンを

社員さんに示さなくてはなりません。

 

そこを示さず、「今期〇棟、〇億円」と目先の数字だけを掲げても、

スタッフの皆さんの目はキラキラしないのです。

 

次に会社のビジョンを発表したとしても、

 

「なぜそこを目指すのか?」

 

という理由に納得・共感ができなくては、

これまた社員さんはシラケたりすることもあるでしょう。

 

いきなり「こういう事業をやる!」とか

「ここに出店する」とか言っても、

理由に納得できなくては、社員さんはついてこれないのです。

 

なので経営者は、ビジョンを示すだけでなく、

 

「なぜそこを目指すのか?」

 

という理由を社員さんが納得できるよう、

分かりやすく説明する必要があるのです。

 

社員さんが理解できるよう、また共感できるよう、

分かりやすく伝えるためには、

世の中の流れや市場の変化、

自社が置かれている現状、

異業種の動きなど、いろんな分野のことを

日頃から理解しておく必要があります。

 

トップが会社の外に出ていかなかったり、

トップが実務に追われているような場合だと、

外部環境の変化には疎くなってしまうので、

 

「なぜ我が社は個々を目指すのか?」

 

という理由を語れなくなってしまうのです。

 

結果、大半の社員が共感しないビジョンが

社内に掲げられることになるので、うまくいかない。

 

私自身、クライアント様にビジョンや戦略提案をする際、

 

「なぜそこを目指すのか?」

「なぜこういうやり方で進めていくのか?」

 

という理由をセットでお話するようにしています。

 

なので価値観が合うクライアント様は、

すなおに受け入れて下さるのだと思っています。

 

ビジョンを掲げる際は、必ず理由もセットでおこないたいですね。

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【4778回】 模範解答が無い質問に自分の頭で考える癖付け

2024年01月29日 | 住宅コンサルタントとして

日本の学校教育は、とにかくテスト重視で、

問題に対し、模範解答をする生徒を評価する傾向が

非常に強いです。

 

この文科省のカリキュラムにすなおに従ってきた、

真面目な若者は、とにかく暗記が得意です。

 

そして何か問題を出されると、

過去の自分の記憶をさかのぼり、

自分の頭の中のデータベースに答えを探しにいくのです。

 

こういう脳の使い方しかできない若者も

増えているような気がしています。

 

最近では、研修時に私の質問に対し、

このブログで書いていることを答える、

クライアント様のスタッフさんもいたります。

 

正解を当てたいのか、

はたまた間違えたくないのか?

 

でもこういう思考をする方は、

残念ながらあまり成長しないのではないか、

と思っています。

 

特に営業マンとして、またリーダーとして、

自分の考えに基づいて時分の言葉で伝えられないと

相手の心に届かないのです。

 

チームメンバーやお客様の心を動かす必要がある

リーダーや営業マンは、

やはり自分の言葉で自分の意見を言えなくてはならないし、

何より模範解答が無い質問にも

自分の頭で考える習慣を持った方が、

絶対に伸びると思うのです。

 

もし、新規事業を立ち上げるリーダーに任命されたら、

どんな事業にチャレンジするのか?

 

もし少子化対策の責任者に任命されたとしたら、

どういう政策を打つのか?

 

新卒・中途問わず、社員を10名採用するリーダーとなった。

どういう方法で採用活動をする?

 

会社近くの繁盛していない食堂の経営の立て直しを任された。

まず何から始める?

 

とまあ、何でも良いのですが、

とにかく自分の頭で模範解答が無い問いに対し、

自分の頭で考え、自分の意見を言えるトレーニングを

ちょっとしていきたいと思っています。

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【4777回】 自分が経験し、感動したことが、自らの発想や言葉の源になる

2024年01月28日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に大好きなユーチューバーがいます。

 

その方は、イタリアンシェフの「ファビオ」さん。

 

自分が料理をする際の参考にさせてもらってますし、

動画から感じられるお人柄も大好きです。

 

そのファビオさんの動画で、

ピエモンテ州のアルバという街にある、

10年越しにファビオさんが行きたいと思っていた、

念願のレストランに行って食事をする、

というものがあり、それを見ました。

 

そのレストランは、「Piazza Duomo」。

 

ミシュラン3つ星で、世界のベスト50のレストランの

常連という名店でした。

 

そこでファビオさんが食事をされ、

もう1皿ごとに感動しまくっておられて、

それを見て私も絶対に行こうと思ったのですが、

動画の中でファビオさんがおっしゃっておられた言葉に

改めてそういうことが大事だ、と思ったのです。

 

「どんな体験よりも、この唯一無二の大検が、

自分の料理に影響するし、忘れられない体験となる」

 

「五感を刺激する香りと料理とこのロケーション、

全部覚えていて、それが自分の料理になって、

自分の出る言葉全てなんで・・・」

 

「(そういう体験が)もう本当に一番大事だと思っていて・・・」

 

本当に、その通りだなぁ、と改めて気づかせていただきました。

 

経営者や幹部・リーダーは、自社のスタッフさんに対し、

そして営業マンはお客様に対し、

心を動かす言葉を言えないといけません。

 

表面的な説明であれば、AIで良い訳です。

 

でも会話の対象となる方の心を動かせなければ、

自分が理想とするゴールを

ビジネスで実現することは難しいでしょう。

 

自分から出る言葉は、

忘れられないほど感動した、自らの体験がつくるのです。

 

だからチームメンバーやお客様の心を揺り動かしたければ、

自分自身が感動する体験をたくさんしておくことが欠かせない。

 

そこを改めて学ばせていただくことができました。

 

もし今、モチベーションが上がっていない方がいれば、

それは自分が感動する体験を最近、していないのかもしれません。

 

定期的に一流の体験を受けておきたいですね。

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【4776回】 真のヒヤリングとは?

2024年01月27日 | 住宅コンサルタントとして

ヒヤリングが上手な営業マンが売れる、

ということは、大半の営業マンは知っていることでしょう。

 

では、ヒヤリングが上手、という言葉の定義が

できているビジネスパーソンは一体、何人いるのでしょうか?

 

弊社のクライアント様の営業マンで

2023年に業績が著しく伸びた営業マンに共通していたのは、

ヒヤリングスキルが高い、ということなのですが、

このヒヤリングスキルが高い営業マンに共通していたのは、

 

「仮説をぶつけるのが上手」

「お客様に質問の際、仮説をぶつけるのだが、

その仮説がほぼ合っている」

 

ということです。

 

例えば、夜勤があるお仕事をされているお客様の場合、

 

「どんな間取りがご希望ですか?」

 

なんてことは絶対に質問しないのです。

 

「仕事から帰ってきたら、まずお風呂に入りたいって思います?」

 

「帰宅後、すぐにお風呂に直行するのでしたら、

脱衣室に部屋着があらかじめ収納できるよう、

少し大きめの収納スペースがあった方が良いかも、

と思うのですが、どう思われますか?」

 

「その後、仮眠を取るのでしたら、

寝室は通りに面していない方が、部屋が静かになり、

安眠できるかも、と思うのですが・・・」

 

という感じで、お客様に質問を投げかけているのですが、

それは提案(仮説)を兼ねているんですね。

 

しかもその質問が、ほぼお客様のニーズに合っている。

 

お客様は、「そうそう、そういうのにしたいんです!」という感じ。

 

こういうヒヤリングだと、お客様はとても心地よいですし、

目の前の営業マンは自分のことを理解してくれている、

と思うのです。

 

真のヒヤリングとは、お客様に仮説をぶつけることなんです。

 

2023年、売れている優秀な営業マンは、

こういうことが自然とできている。

 

個人的な分析結果でした。

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【4775回】 戦略提案できることに感謝

2024年01月26日 | 住宅コンサルタントとして

企業としての目標を達成するための

全社的なやり方・考え方を「戦略」といいます。

 

分かりやすく例えると、

例えば半年で5キロ痩せるという目標を立てたとして、

半年で5キロ痩せるためのやり方、考え方が戦略です。

 

1日5キロ、食後に歩く、という運動を採用するか、

炭水化物を週に3日しかとらない、という食事療法を採用するか、

はたまた胡散臭いサプリを購入するのか?

 

目標達成の方法はいろいろとあります。

 

個人であれば、自分が信じる方法を採用すればよいのですが、

会社組織となると、皆が好き勝手な方法を選択すれば、

全く意味が無いですよね?

 

なので組織として運動を採用します、という考え、

そして運動してやせるというやり方が戦略なのです。

 

会社の目標を達成するためのやり方は

何パターンも存在します。

 

実際、どれが正解かは、やってみなければ分かりません。

 

この目標達成のためのやり方・考え方が

何パターンもある中で、どれを選択するのが最適なのか?

 

この戦略提案をさせていただけることが、

自分としては本当にありがたいですし、やりがいを感じまくりなのです。

 

小学生の頃から、横山光輝さんの三国志にハマり、

諸葛亮孔明や周瑜、陸遜などの軍師の生き方に憧れていましたが、

大好きなクライアント様の経営戦略決定に携わらせていただける、

今の環境が、本当にありがたいのです。

 

弊社の場合、ただ戦略を提案するだけでなく、

それを実行に移していく上でのサポートも、

他のクライアント様のお力を借りてできるので、

本当に今の環境がありがたすぎです。

 

自分がやりたかったことができていますので、

18年経った今でも、毎日、新鮮な気持ちで

仕事をさせていただけているのだと思います。

 

そしてクライアント様に最適な戦略提案ができるよう、

常にいろんなところにアンテナを張って、

更には業界問わず、さまざまな事例を研究し、

しっかりと準備をしておきたいと思います。

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【4774回】 トレンドを押さえられている住宅会社

2024年01月25日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様の経営者の中で、

最も年齢が若い、あるエリアの住宅会社様。

 

お付き合いがスタートしてまだ1年も経っていませんが、

あらゆる面の数字が劇的に上がっています。

 

というか、私が住宅会社の業績を上げるために

必要だと考えているKPIの数値が、

どれも理想値をたたき出されているのですね。

 

本格的に新築事業を立ち上げられて、

7年ほどしか経過していないのですが、

短期間でこの状態をつくりあげられた、

このクライアント様の社長の能力、

本当に高いのですね。

 

1をお伝えして10を理解していただける感じで、

乾いたスポンジが水をガンガン吸収していくように、

住宅会社としてのマーケティングの本質を

見事に理解され、実践されています。

 

リールもTikTokもバズりまくっていますし、

WEB広告の効果も非常に出ています。

 

ご縁を頂戴した時は、受注残もかなり寂しくて、

来場数もかなりムラがあったのですが、

今は春先以降の着工をどう回していくのか、とか、

見学会の予約枠から溢れたお客様を

どのように対応していくのか、などの課題を

クリアしていかなくてはなりません。

 

合わせて、多棟数ビルダーのマネジメントを

習得していただかなくてはならない段階です。

 

でも、とにかく勘所が抜群に素晴らしいので、

難なくクリアしていかれることでしょう。

 

そしてこの仕事を通じてつくづく思うのは、

結局、業績を高める上で最も重要なのは、

その会社・経営者の体質や人望である、ということ。

 

本格的に新築事業を立ち上げて、

たった7年程度で、紹介も多数発生していたり、

OB様が複数名、自社で働いて下さっていたりと、

経営者の人間性が高く、人望が高いのです。

 

スタッフの皆さん、とにかく感じが良いし、

服のセンス、髪型のセンスも皆、素敵なんですね。

 

だから動画を撮っても、皆さんの感じの良さが

溢れ出ているのです。

 

こういう会社のお手伝いをさせていただくと、

本当に即、結果が出ます。

 

この仕事を通じて心底思うのは、

コンサルごときができることなんてたかだか知れていて、

我々がサポートさせていただいて結果が出るのは、

クライアント様の人望や魅力のおかげなのです。

 

ノウハウ、情報だけで業績が上がるのであれば、

ほぼ全ての会社の業績が上がることでしょう。

 

でも、現実はそうでは無いのです。

 

人間性や人望、人気、センスが高い。

 

まずはこういう部分を中小企業は高めておかなくてはならないのです。

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【4773回】 戦略を誤った先にあるもの

2024年01月24日 | 住宅コンサルタントとして

各クライアント様の商圏内の同業他社の業績は、

個人的にはやはり気になります。

 

なので定期的にクライアント様の

ライバル会社のHPをチェックしたり、

決算内容を教えていただいたり、

場合によっては調査に行ったりします。

 

そんな中、弊社クライアント様のライバル会社が

ここ直近の経営内容が芳しくない先が増えていて、

中には実質的に億単位の赤字を出したり、

前年対比で受注が40%以上、落としていたり、

組織が崩壊した会社もあったり・・・。

 

あるクライアント様の商圏エリアのライバル会社は、

ある会社のコンサルが数年前から入っているのですが、

ローコスト規格住宅ブランドを立ち上げたり、

2021~22年に大量の建売を仕込んだりと、

本当に目先の結果を出すための施策に注力していたのです。

 

結果、2022年では地域で一番店になっておりました。

 

ただ、それはあくまで目先の数字を追い求めているだけで、

 

「こういう戦略、絶対にまずいし、

自分だったら絶対にこの路線の提案はしないけどな・・・」

 

と思っておりました。

 

仕込んだ建売も全然売れていないし、

2023年度の着工は既にかなり下がっておりました。

 

結果、その会社の2023年に発表された前年決算ですが、

営業利益で1億以上の赤字だったのです。

(特別利益で1億以上の数字が加算されたため、

最終の利益は何とかプラスでしたが・・・)

 

どのエリアで商売をするのか?→エリア戦略

どの層の顧客をターゲットとするのか?→ターゲット戦略

どんな商品を開発し、販売していくか?→商品戦略

それらを展開してく上で、どういう組織をつくるのか?

どういうスタッフを育成していくのか?→組織戦略

自分たちの会社や商品・サービスの価値を

市場にどうやって伝えていくか?→マーケティング戦略

 

こうした戦略を間違えてしまうと、

1~2年前の地域ナンバー1ビルダーでも

億単位の赤字を出してしまうのです。

 

決算が大幅赤字になってしまった結果は、

全て経営者の責任です。

 

どのコンサルに依頼するのか?

どの戦略を採用するのか?

 

それらは経営者が最終決断を下すのですから・・・。

 

付き合う相手を間違えては、致命的となるのです。

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【4772回】 圧倒的レベルの営業マンの仕事量

2024年01月23日 | 住宅コンサルタントとして

注文住宅で、年間30棟以上の契約を獲得してくる、

圧倒的レベルの営業マンがいます。

(土地確定+融資付け+建築申込まで、

プランや仕様確定は設計が担当)

 

それだけの数のお客様に選んでいただくために、

お客様とお会いする時間、

資料を制作する時間、

土地を探したり現地を見に行く時間、

地鎮祭やお引渡しの時間など、

猛烈な仕事量をこなさなくてはなりません。

 

昨日、その圧倒的レベルの営業さんの

1週間のスケジュールを見せていただいたのですが、

ある週の土曜日で6件の面談が入っていて、

更にお客様がメーカーさんのショールームに行ったり、

別のお客様が現場に行く時間もちゃんと記録されていました。

 

8:30~21:30まで、休憩なく予定が入っていました。

 

トップクラスの営業マンがこれだけの量をやっているのです。

 

そりゃ、誰も追いつけないだろうと思います。

 

更にお客様のレベルが年々、上がっていることもあり、

断熱性能や構造のスペシャリストの設計さんの予定を確認し、

お客様と時間の調整をして面談するなど、

それらも本当に大変だろうと思うのですが、

当のご本人は、当たり前のことだ、と言わんばかりに

涼しい顔をしてそれらのスケジュールをこなしているのです。

 

「残業が多い」だの、「休みが少ない」だの、

「ワークライフバランスが重要」と言っている人では、

決してたどり着くことができないレベルに、

この変態レベルの営業マンはおられます。

 

量をこなし、実力があるから、

関わる方たちから信頼され、尊敬され、感謝される。

 

当然、本人もやりがいを感じられていると思います。

 

一方、自分の権利ばかり主張し、

量をこなしていない営業マンは、薄っぺらいんです。

 

だからお客様に信頼されず、相手にされない。

 

必要とされないから、やりがいも感じられない。

 

どちらの生き方を選択するのも、

ビジネスパーソン自身の自由なのです。

 

ただ、若いうちから権利ばかり主張し、

量稽古をやらずにプライベートを充実させると、

伸びる絶好のタイミングを逃し、

使えないオッサンになっていく可能性は大です。

 

私ならある一定の期間、猛烈に仕事だけに没頭する人生を選びますね。

 

圧倒的な量をやり切った、ビジネスパーソンにしか見えない世界がある。

 

そこを目指す方たちを心から応援し、サポートしたいと思っています。

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【4771回】 「感謝」と「我慢」

2024年01月22日 | 人として

調査などの予定が入っていない休日は、

大体早朝から請った料理をする鬼山です。

 

朝から四川麻婆豆腐をつくり

(豆板醤・甜麺醤・豆鼓・花椒・花椒油が全て自宅にあります)、

その後は宮崎牛14キロを解体した際に出た、

筋の多い部分を有効活用するためにビーフシチューを

つくっておりました。

 

私の場合、食品メーカーが出しているルーやレトルト系は

当然ながら一切使わず、プロのような仕込みで料理します。

 

料理をしていると、とにかく集中するために

頭の中がすっきりするのです。

 

自分の中では、料理とサウナが、

脳のリフレッシュに最適だと感じています。

 

さて朝から本格的な料理をつくり、

夜のご飯も食べた後、

珍しくテレビがついていたので見たら、

大好きな福山雅治さんが出ているではありませんか!

 

思わず仕事を辞め、テレビにかじりついて見ておりました。

 

福山さんの考え方や生き方の根底を

林修先生が見事に引き出されていく訳ですが、

福山さんに非常に大きな影響を与えたのは、

福山さんの祖母である、ということを初めて知りました。

 

福山さんのおばあちゃんが福山さんに何度も伝えていたことが、

「感謝」と「我慢」という言葉なんですね。

 

共に仕事をするスタッフさんや共演者さんに対し、

福山さんの気配りは素晴らしいそうなのですが、

そのベースはおばあちゃんの言葉にあったそうです。

 

更には福山さんのおばあちゃんはみかん農家だったそうですが、

体調が非常に悪い時、福山さんが大事を取って止めた際でも、

 

「畑が私を呼んでる」

 

と言って畑に行って仕事をされたそうです。

 

その使命感を目の当たりにし、

自分自身も体調最悪の時にステージが呼んでると思えるだろうか、

とおっしゃっていました。

 

自分の子どもや孫に対し、生きていく上でとても大切なことを

非常にシンプルな言葉で伝えるということは、

本当に重要なんだと改めて思いました。

 

私、自分の子どもに、

生きていく上で大切かつ本質的なことを

シンプルな言葉で伝えられているだろうか、

と振り返りました。

 

できてないですね。

 

シンプルにまとめた方が、子どもたちにも届くと思うので、

次男がスペインに旅立つ前に、まとめたいと思います。

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【4770回】 「インプットだけでは意味が無い」ということを理解しておく

2024年01月21日 | 営業マンとして

昨日はご縁を頂戴して18年になる、

建材店のクライアント様の会議に参加していました。

 

建築資材販売の世界は、

ウッドショック等の値上げがあった年に

単価と粗利益率の改善ができて救われましたが、

単価が上がったこととインフレの影響で

住宅着工がかなり減少していることが響いて

2023~2024年以降もしんどいのです。

 

そんな中、このクライアント様は

おそらく日本トップレベルで優秀で、

建材店さんなのに着実に毎年、売上を伸ばしています。

 

そして営業会議の中身もレベルが非常に高く、

私、昨日は感動しながら会議に参加しておりました。

 

営業のリーダーはメンバー最年少なのですが、

本当に勉強熱心で、圧倒的な成果を出し続けています。

 

更にはお客様からの信頼が厚すぎて、

技術的なことや経営的な部分など、

優秀な工務店の経営者や幹部ほど、

このリーダーの価値を感じてお付き合いをしたがるのです。

 

優秀な工務店は、当然ながらたくさん仕事を持っているので、

自然と売上が上がっていくのです。

 

一方、今の時代、業績が下がっていくレベルの低い工務店は、

ただただ仕入れ価格のことしか言わず、

自分たちの言うことを聞いてくれる営業マンにしか

価値を感じませんから、

この優秀なリーダーからは離れていくのですが、

そういう波動が悪い取引先が離れていってくれることも

個人的にはとても良いことだと思っています。

 

で昨日、このリーダーが皆に何度も言っていたのが、

 

「インプットだけでは意味が無い」

「インプットしたことをすぐに実践(アウトプット)しないと、

結果は全く変わらない」

 

という、本質的なこと。

 

いろんなインプットを常にされていますが、

インプットしながら、どのお客様に対し、実行しようかな、

ということを常に考えているのでしょう。

 

これ、非常に重要なことです。

 

私自身、昨日、たくさんのことを学ばせていただいたのですが、

その中で、このことはあのクライアント様に提案しよう、とか、

とにかくインプットしながら、常にアウトプットすることが、

自分の中では習慣となっています。

 

というか、このクライアント様にこういう提案をしたい、

という思いが常にあるから、

提案したい内容に近い事例をすぐにキャッチできるのかもしれません。

 

いずれにしても、インプットだけでは、全く意味がありませんし、

当然ながらビジネスの結果は一切変わりません。

 

アウトプットイメージを常に持つことができているでしょうか?

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【4769回】 「趣味=仕事」という生き方

2024年01月20日 | 住宅コンサルタントとして

2005年7月25日まで、建築資材メーカーの営業マン、

2005年7月26日から今日まで、経営コンサルタント。

そして2011年1月4日に起業し、自分の会社を経営。

 

コンサルに転職して、起業して、本当に良かったと

心底思っております。

 

コンサルになって18年と半年ほど経過している訳ですが、

もう本当に毎日、仕事をさせていただくことが楽しくて、

この18年、「趣味=仕事」という生き方ができています。

 

ありがたいことに素晴らしいクライアント様に恵まれ、

ほぼ全てのクライアント様が、本当に信頼して下さっているのです。

 

市場の変化を予測し、

各クライアント様の5年後10年後を想像し、

その実現のために取り組むべきことを共に考え、

進捗をチェックさせていただきながら、

事業を展開していく。

 

結果が出れば、猛烈に嬉しいですし、

結果が芳しくなければ、その原因を考え、

次の一手をどうするのかを一緒に考え、

実行して結果を検証する。

 

この繰り返しが続く訳ですが、

クライアント様のスタッフさんが成長され、

その姿を見て嬉しそうにされている経営者や役員さんの

表情を見ることが、本当に大好きなんです。

 

これは、クライアント様との信頼関係がベースにあって

初めて体感できることなんです。

 

お客様に信頼していただけるだけの実力や実績を積み、

お客様と喜びや悲しみを共有できる関係性を構築できた時、

仕事のやりがいを最大限、感じることができるかと思います。

 

そうなんです、仕事を趣味にするためには、

自分が成長し、お客様のお役に立てるだけの力を

持っておくことが不可欠なんですね。

 

仕事を楽しめてない方の多くは、

お客様から十分、信頼されていないのでは、と思っています。

 

お客様に頼られ、お客様のお役に立つ仕事をできるようになり、

お客様から感謝されるようになれば、

大半の方は、仕事って楽しいって感じると思うのです。

 

仕事を趣味にするには、

自分の仕事の能力と人間性を高めるしかないのです。

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【4768回】 初動の速さ

2024年01月19日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事を18年、させていただいく中で、

伸びる会社と伸びない会社の違いが、

一瞬で分かるようになりました。

 

伸びる・伸びないという結果の差は、

現時点での能力・実力ではないんですね。

 

その差は、「初動の速さ」に出ます。

 

何かの情報を入手したり、何かの提案を受けた際に、

それをすぐに調べるとか、現地に見に行くとか、

その初動が速いのです。

 

そしてまずは小さく初めて効果を測定し、

本格的に取り組むべき事案か、

それとも自社に合わないことなのかを検証する。

 

そして最終の決断を下す、というサイクルが

とにかく速い会社は、確実に伸びます。

 

PDCAサイクルを高速で回す中で、

実力が着実にUPするからです。

 

一方、何かの提案を受けても、

 

「検討します」

 

という返事しかない会社、経営者は、衰退する一方です。

 

「検討します」ということは、やらないということなので・・・。

 

で、「検討します」という言葉を言う経営者ほど、

検討しないものなんですね。

 

「検討します」=「何もしない」ということ。

 

初動の速さ。

 

皆さんにはありますか?

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【4767回】 過去の成功パターンを捨てる

2024年01月18日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様と構築していた、

営業のステップがあります。

 

このステップをやっていただくことで、

営業マンの無駄な仕事が減って

効率的な営業ができていたのです。

 

ただ、このステップ通りに

商談を進めていただいていたクライアント様もあれば、

そうではなく、自社独自のステップで進めておられたクライアント様も

当然ながらおられます。

 

2023年、弊社のクライアント様の営業マンの中で

大きく伸びた営業マンをピックアップし、

そのやり方をヒヤリングしていますと、

これまで弊社がお薦めしていたやり方ではないやり方を

選択している会社の営業マンの方が、伸びているのです。

 

これは家を建てるお客様が、契約前に求めることが変わった、

ということをあらわしていると感じています。

 

今、家を建てようと思える方は、それなりの所得を得ておられますので、

やはり契約前に住宅会社に求めるレベルが上がった、

と捉えるべきだと感じています。

 

ということで、各クライアント様にお薦めする営業のステップを

弊社として変更いたします。

 

過去、成功したやり方など、所詮過去のことです。

 

今から未来を見て、いろんなことを決断していかなくてはなりません。

 

やり方・手法は、市場や顧客の変化に合わせて柔軟に変えていく。

でも理念・信念は不変。

 

市場の変化、お客様の変化に合わせ、

柔軟に、そしてスピードを上げて変化していきましょう。

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【4766回】 未経験でも圧倒的な量をこなし、使命感があれば勝てる

2024年01月17日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様。

 

お付き合いがスタートしてから紆余曲折がありましたが、

ようやく基盤が整ってきまして、

いよいよ次のステージにステップアップする段階となったなぁ、

と改めて実感しました。

 

この仕事を18年以上、やっていますと、

経営の仕掛け時といいますか、

ここでこの一手を打たないと、というのが見えるのですが、

まさに今、そういう状況なのです。

 

スタッフを増やし、

オフィスを建て替え、

ブランディングを強化しながら

地域で高性能デザイン住宅をつくっている、

キラリと光る住宅会社になる道筋がはっきりと見えています。

 

もともと新築・リフォームをやっていたのですが、

社長のご長男が7年前に東京から戻ってこられました。

 

全く違う業種で働かれていたので、

建築未経験で地元に戻ってこられ、

ゼロから住宅のことを学んでいかれました。

 

弊社の他のクライアント様へも

丁稚奉公に行っていただいたりして、

営業のやり方を習得していただきました。

 

営業として受注をいただいても、

原価管理とか現場管理をしっかりとできるスタッフに恵まれず、

結果、自ら受注した物件の積算や発注、現場管理も

ご自身でやるしかない、と腹をくくり、

営業・積算・発注・現場管理・アフターなど

未経験ながら一つずつマスターしていかれたのです。

 

商品開発も高性能+デザインの高級路線の方向に舵を切り、

平均単価3000万以上の家をコンスタントに受注できるようになりました。

 

収益性も非常に高くなってきたのです。

 

このクライアント様とお付き合いをさせていただいて、

つくづく感じるのは、

未経験者でも圧倒的な量をこなすこと、

そして使命感を持って仕事をすれば、

厳しい時代でも十分に勝てる、ということ。

 

というか、むしろ業界経験が長い他社に

ほぼほぼ勝っておられるのです。

 

むしろ、変な先入観や成功体験が無い方が、

変化のスピードが激しく厳しい時代には合っているのです。

 

ただ、成功するポイントは、

圧倒的な量をこなす、ということと

「自分がやらなければ!」という使命感が必須です。

 

量を大してやっていなかったり、

使命感が悲しいぐらい欠けているビジネスパーソンの場合、

結果を出すことは不可能なことは、言うまでもありませんね。

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