鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3196回】 子どもの読書の習慣

2019年09月30日 | 住宅コンサルタントとして

我が家の長男は、高校時代から読書に目覚め、

私がストックしている本を勝手にあさって

通学時間や隙間時間を使って結構本を読んでおりました。

 

一方、次男は子どもっぽいところが残っていて、

ずっと漫画ばかり読んでおりました。

 

長男と違って、世の中のしくみや政治経済には関心が無く、

部活に汗を流し、友人と日々を楽しく過ごすことで頭がいっぱいの様子。

 

それはそれで、全然かまわないと思っておりました。

 

「自分の人生、自分で決めろ!」

 

が我が家の子育ての方針ですので・・・。

 

ところが、なぜかここ最近、どうも次男も読書に目覚めたようで、

自宅に帰ってきたときには、私の本棚から本を取って

結構読んでいるようです(←家内談)。

 

そして先週、次男から

 

「オトンがお勧めの本を3冊、セレクトして貸して欲しい」

 

と言われました。

 

子どもは年月の経過と共に変わっていきますね。

 

ちょっと嬉しかったです。

 

私がチョイスしたのは、時事的なことが書かれてるのではなく、

人としてや仕事をしていく上で、本質的なことが学べる本です。

 

見城徹さんと藤田晋さんの「憂鬱でなければ仕事じゃない」、

齋藤一人さんの「微差力」

中谷彰宏さんの「あなたのお客様になりたい」

 

という、20代の頃に読んでおいた方が良い、

個人的に名著だと思うものをセレクトしました。

 

この本から、次男がどんなことを学び、自分のものにするのか、

期待せずにワクワクして見守っていきたいと思っています。

 

また我が家は、仕送りを1年分、一気に送り、

それなりの大きなお金を扱うことに慣れてもらおうという方針なのですが、

二人ともそれなりに節約し、かつバイトも計画的にやって、

自立してやっていくための準備は着実に進んでいます。

 

子どもの成長を見守りつつ、

でも子離れできないので、定期的に子どもを食事やお買い物に誘って、

子どもと良い距離感で付き合っていきたいと思っています。

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【第3195回】 愛がある会社に皆、引き寄せられる

2019年09月29日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はゼロから住宅事業を4年前に立ち上げた、

ある住宅会社様の事業計画発表会に参加しておりました。

 

協力業者の皆様、それから金融機関の方々に集まっていただいて、

前期の結果と今期の目標、その達成のための戦略、

更には中期的なビジョンを

業者さんや金融機関の方に発信されていました。

 

私、その中で素晴らしいと感じたのは、

お引渡し時や入居後のお施主様の幸せそうな写真や動画を

協力業者の皆様にお見せしながら、

 

「皆様のしっかりとしたお仕事のおかげで、

こんなにもお客様ご家族に喜んでいただいています。

いつも私たちの家づくりにご尽力下さり、

本当にありがとうございます」

 

ということを何度も伝えているところです。

 

お客様ご家族にとにかく喜んでいただき、

幸せに暮らしていただくことを本気で目指していることが、

スタッフさんのお話から皆に伝わってきますし、

現状、それが実現しているのは、

協力業者の皆様が本当に頑張って下さっているから、

ということにスタッフさん全員で感謝の気持ちを伝える場となっているのです。

 

こういう会社に、協力業者さんも働いてくれるスタッフさんも、

そしてもちろんお客様も引き寄せられていくのです。

 

こういう引き寄せ力のある会社に共通するポイントは、

感謝の気持ちと謙虚さ、それから愛だと思っています。

 

また、経営理念も改めてつくられ、それを発表されていましたが、

その経営理念を要約すると、関わる全ての方に敬意を持って接し、

相手の気持ちを思いやることを大切にする、ということでした。

 

まあ、文句のつけようがありません。

 

住宅事業の歴史は浅く、

まだ年間受注棟数もお引渡し実績も少ないですが、

こういう会社が、歴史があって実績もあるが、愛情が無い会社を

一気にごぼう抜きしていく時代なのです。

 

まあ、この感覚が分からない経営者や経営幹部が

正直、かなり多いのですが・・・。

 

よくあるパターンで、経営者も幹部もスタッフさんも

人としてはすごく良い人が多いのですが、

愛情が不足している、

そしてまず自分たちのことを最優先に考える会社には、

お客様もそこで働きたいという方も協力業者さんも

集まってこないのですね。

 

皆さんの会社には、引き寄せ力がありますか?

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【第3194回】 今、通用していることが数年後、通用しなくなる

2019年09月28日 | 住宅コンサルタントとして

その昔、ABCクッキングスタジオの創業者である

志村なるみさんに講演をお願いしたことがあります。

 

講演終了後、参加された方が志村さんに

 

「これはやっておいた方が良かった、と思うことはありますか?」

 

と質問をされた際に、

 

「リアルの料理教室だけでなく、

ネットでレシピを発信することを以前からやっておけば・・・」

 

ということをおっしゃっておられました。

 

そう、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのあった、

クックパッドのようなwebでレシピを発信するサービスを展開するのが遅れた、

ということです。

 

料理を学ぶのに、教室に行く時間が取れない主婦に

ネットでレシピを公開するクックパッドは、確かに支持を得ていました。

 

しかしながら、今、そのクックパッドは苦戦を強いられています。

 

デリッシュキッチンをはじめとした料理の動画サイトに

お客様が一気に流れているからです。

 

「レシピの数が増えすぎて迷子になってしまう」

 

という声もあれば、

 

「動画でないと頭に入ってこない」

 

という方もいて、いずれにしても過去の成功したサービスが

今はお客様に満足を与えられていない、ということでしょう。

 

 

過去の成功に溺れている企業や経営者、ビジネスパーソンは、

あっという間に取り残される時代です。

 

今、通用していることが、数年後には通用しなくなると

思った方が良いでしょう。

 

ゆえに日々、学び、努力している人が勝つ時代になりました。

 

良い時代です。

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【第3193回】 家庭と学校との、教育の範囲の違い

2019年09月27日 | 住宅コンサルタントとして

子どもさんを育てていく場合、

家庭で教えるべきことと学校や塾で教えることって違いますよね?

 

例えば、箸の持ち方やご飯の食べ方、

ウソを言わないとか人に親切にする、

身の回りの整理整頓をする、といったことは、

家庭の教育の領域だと思います。

 

集団生活の中でルールを守ったり、

国語や算数の知識を身につけていくことが

学校の領域ですよね?

 

本来、家庭での教育、躾がしっかりとしている前提で、

学校教育もしっかりと受けてもらうことが理想ですが、

昨今、家庭で本来やるべきことを学校に求めるバカ親も多いと耳にします。

 

そして子どもさんの本当の成長を考えた時、

あくまでも人としての常識やマナーがベースにあって、

その上に知識や知恵、経験が備わることが理想的だと思うのです。

 

逆に人としての常識やマナーが欠如しているものの、

学校の成績が抜群な子どもさんがいたとして

そういう子どもさんは社会に出て、成功するでしょうか?

 

社会に出れば、人と関わっていく中で

成果を出していかなくてはならないことが大半です。

 

だから、まずベースとなる人としての常識が身についていなければ、

やはり難しいと思うのですね。

 

そしてこれは企業における教育でも同じだと思います。

 

どれだけ知識やスキル向上のために手を打ったとしても、

スタッフさんの根本的な人の部分が出来ていなければ、

それは軟弱地盤の上に家を建てるようなもので、

長きに渡って成果が出る訳が無いのです。

 

だから企業として、

社員さんの教育に本気で取り組まなくてはならないのです。

 

基本的な考え方、仕事に対する姿勢、

一般常識を身につける必要性、

日々、学び続けなければ

家づくりを考えているお客様のお役に立てないことなど

伝えることは外部の人間にも出来るのですが、

社内の体質として勉強好き、すなお、仕事へのスタンスをつくるのは、

これは会社にしかできないのです。

 

そしてそういう基本的な体質ができあがっていないと、

どれだけ最新のノウハウや事例をお伝えしても

再現できないということになってしまいます。

 

企業として社員さんにやっておくべき教育は、

家庭教育そのものです。

 

だから経営者は教育について、真剣に学び、

社員さんが成長できるように接していかなくてはならないのです。

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【第3192回】 仕事も人生もうまくいかない人の思考方法

2019年09月26日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界の営業マンであれば、

YouTubeで林修先生の教育論は見ておいた方が良いと思います。

 

子どもの学力を伸ばすための親の関わり方、

子どもが成長していく上で何がポイントなのか、

というようなことがとても理解できます。

 

そんな中、林先生が出ている番組の中で、

子育て中のママさんたちに集まってもらって、

林先生が授業をする番組があります。

 

これを見ていると、

仕事も人生もうまくいかない人の思考法が分かります。

 

林先生が、子どもさんを育てていく上で、姿勢がすごく大切、

というお話をされます。

 

姿勢が悪いとなぜダメか、ということも科学的にも説明して下さり、

昨今、ゲームをする子どもが多いですが、ゲームをする時の姿勢は

どうしても前傾姿勢となりがち。

 

だからゲームは良くないというお話をされます。

 

その話の中で、あるママさんが、

 

「でもゲームやってないと、子どもが友達の輪の中に入っていけない」

「学校は子どもの姿勢のことまで注意してくれない」

 

などなど、「出来ない理由」を「外部環境のせいにする」という発言を

していたのです。

 

これ、仕事も人生もうまくいかない人の典型的な思考ですよね。

 

自分が困っているとして、周囲の方からアドバイスをいただいたとします。

 

人様からのアドバイスをいただいて、

まずそのアドバイスを実行できない理由を探す人がいるのですが、

こういう人は、人様からの好意に感謝をする気持ちが足りていませんし、

全て自分中心に考えることしかできないのですね。

 

こういう人の味方は減りますし、誰も何も言ってくれなくなります。

 

そして出来ない理由を外部環境のせいにするのも、

ビジネスパーソンとしては最低です。

 

そういう思考方法だと、何も解決しませんよね。

 

自分自身が不幸になるのは勝手ですが、

こういう思考の親に育てられた子どもさんもかわいそうだな、

と見ていて感じました。

 

仕事も人生もうまくいかせようと思えば、

こういう思考と真逆の考え方になれば良いのです。

 

「どうやったら、少しでも現状より良くなるのか?」

「それを実行する上で、自分はまず何ができるのか?」

 

こういう思考方法を選択できているでしょうか?

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【第3191回】 知らないことを学び、実践することで成長する

2019年09月25日 | 住宅コンサルタントとして

学生時代に仕事や世の中をナメていた私は、

社会に出て実際に営業マンとなって、

口がうまいだけではお客様に買っていただけない、

という現実を突き付けられ、変わらざるを得なくなりました。

 

そこでとにかく営業本を読み漁り、

本で学んだことをお客様を訪問した際に実行する、

ということを試しては改善する日々が続きました。

 

でも、どれだけトークテクニックを磨いても、

それを使うシーンをつくれる訳でもありませんし、

営業本に書いてあるようなトークの流れになる訳もなく、

営業本をどれだけ読んでも成果につながりませんでした。

 

そこで営業本をあきらめ、別の本を探していたところ、

中谷彰宏さんの本を偶然発見することができたのです。

 

中谷さんの本の中には、テクニック的なことは書かれてなく、

ただただお客様に喜んでいただけることをする、ということや

コピー一つ取ることからでも学ぶことはある、という、

本当に基本的なことでした。

 

そこから自分自身、変わっていったと思います。

 

クレーム対応でお客様のところに行く際も、

以前なら「面倒だ」とか、

「クレームの原因をつくった工場の人が行って欲しい」

と思っていたのですが、

「クレームの対応をやることでまた良い経験ができる」

というように前向きにとらえられるようになったのです。

 

全ての業務が自分が成長する上で良い経験となる、

とプラスに捉えられるようになり、結果、どのお客様のところに行くときも

楽しんでニコニコして訪問できるようになっていきました。

 

そんな中、お客様はさまざまな問題を

抱えていることに気づくようになりました。

 

見込み客不足。

後継者問題。

工事でのミスが多く、利益垂れ流しの状態が続いている。

紹介がほぼ発生しない、などなど。

 

こうしたお客様から相談をいただく中で、

それに応えたいと思うようになり、

少しずつ経営の勉強をするようになっていきました。

 

住宅業界はもちろん、いろんな業界のいろんな事例を収集するため、

プレジデントやダイヤモンド、東洋経済などのビジネス誌や

日経新聞を読むようになり、とにかく情報収集を積極的に行いました。

 

更には稲盛和夫さんや斎藤一人さんの本も読むようになって、

もっと経営のことを勉強したいと思うようになりました。

 

営業マンとして成果が出ていたのですが、

30歳が近づくにつれ、自分の人生を考えるようになっていきました。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

いろんなことに興味を持ち、いろんなところから学び、

学んだことを実践していくことで、人は成長すると思います。

 

関心が無くなる。

勉強しなくなる。

行動が変わらなくなる。

 

これが退化のはじまりです。

 

そうならないよう、いろんな刺激を受けまくり、

自分の未熟さを日々、感じることが重要だと思っています。

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【第3190回】 最初にうまくいかない時こそチャンス

2019年09月24日 | 住宅コンサルタントとして

高校、大学と全く勉強せずに社会に出た私。

 

でも社会に出れば、自分はそれなりに仕事ができるようになるだろう、

と根拠のない自信に満ち溢れておりました。

 

私が大学卒業後、入社させていただいたのは、

一部上場かつ業界最大手の建築資材メーカー。

 

担当させていただいているのは、

地元の年商数億円、もしくは数千万円の地元企業の方々。

 

営業マンとして配属された私は、商売を完全にナメていて、

商品なんて簡単に売れるだろう、と勘違いしていたのです。

 

社会のことを理解していなかったので、売上の大きい会社が偉く、

売上が小さな会社は、売上の大きな会社の言うことを聞いてくれる、

というような、大いなる勘違いをしていたような気がします。

(←まあ、ホンマに頭の悪い学生だったのです)

 

でも、全くお客様は買って下さいませんでした。

 

それどころか、こちらの話すら、聞いて下さいませんでした。

 

ここで私、頭を思いっきり殴られたような感覚になり、

学生時代に自分が思っていた社会と実際の社会はまるで違う、

ということに気づくようになりました。

 

トップ営業マンになるつもり満々だったのに、

何一つ売れない日々が続き、焦りが出てきました。

 

そんな中、先輩は簡単に毎日、お客様から注文をいただいてきて、

更にかなり年上のお客様からも頼りにされています。

 

その姿を見て、自分を変えなくてはならない、ということに気づき、

自分を変えるために本屋さんに毎日通って、

いろんな本を買いあさるようになりました。

 

社会に出て、すぐにたくさんの注文をお客様からいただいていたら、

私のことですから、完全に勘違いして、図に乗りまくっていたでしょう。

 

そして勘違い甚だしい奴に成り下がって、

パッとしないビジネスパーソンになっていたような気がします。

 

最初に順調でないことは、実は大きなチャンスなのです。

 

足を止めて、現実を受け止め、自分の勘違いに気づくことができますから・・・。

 

今、順調でないことは、変わるチャンス。

 

チャンスを逃さないようにしたいものですね。

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【第3189回】 30年ぶりの集まり

2019年09月23日 | 人として

昨日は大学時代のサークルのメンバーが50名ほど集まり、

30年ぶりに同窓会をやっておりました。

 

大学時代のメンバーで定期的に会っているのは、

保険の面でいろいろと相談にのってもらっている先輩ただ一人で、

それ以外の人は、数年に一度、くらいのペースであったり、

もしくは卒業後、ほぼ会っていない人もいました。

 

でも不思議。

 

何十年ぶりにあっても、学生時代の仲間というのは、

一瞬にしてあの時に戻れるものなのですね。

 

私、学生時代はいたずらっ子で、

いろんな人にその人が嫌がることをやりまくっておりましたし、

年齢関係なく先輩をいじりまくっておりましたし、

(今で言うガヤ芸人のような感じ)

同期や後輩の女の子にはケリを入れたりいきなり技を仕掛けてこかすなど、

まあ今の時代なら完全にアウト、という悪戯を毎日、やっておりました。

 

もちろん、社会に出てそんなことをしてはNGですので、

そういういたずらは30年近く封印していたのですが、

あの当時のメンバーで集まると、一瞬に戻れるのですね。

 

昨日は久しぶりにいろんな悪戯を仕掛けて、楽しんでおりました。

 

人の土足に平気で足を踏み入れても、踏み入れられても、

全く持って不快でなく、すなおにやり取りできますし、

まあホンマの仲間というか、なかなか良いメンバーやんな、と

あの頃から人には恵まれていたんだなぁ、と改めて実感。

 

腸がよじれるほど、笑いっぱなしでしたし、

私、体調を崩していたのですが、あまりの楽しさに

体調がドンドン回復し、二次会にも参加しておりました。

 

同期も先輩たちも、ホンマに皆、良い奴で、

みんな、公私共に幸せそうで何より。

 

この仲間たちでまた旅行とかも一緒に行きたいなぁ。

 

またの再会を約束したのは言うまでもありません。

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【第3188回】 リアル店舗のむずかしさ

2019年09月22日 | 住宅コンサルタントとして

アメリカでは、小売り店舗の店舗面積が

勢いで減少しているそうです。

 

その主たる要因は、アマゾン。

 

アマゾンで買うことができる商品は、

多くのユーザーがリアル店舗からアマゾンに購入先を変えることで、

業績が急激に悪化し、

その結果、店舗を縮小したり、投資を控えたりして

ますます負のスパイラルになっていくという感じなんだそうです。

 

このアマゾンによる大きな影響を「アマゾンエフェクト」と言うそうです。

 

家電量販店、本屋さん、おもちゃ屋さんなどから、

ここ最近では衣類販売店がその影響を受けているそうです。

 

私、最近ロードバイクをはじめたのですが、

自転車本体は組み立てや調整の問題がありますから、

当然ながらネットでは買わず、自転車屋さんで購入しました。

 

しかしながら、手袋やウエアなどに関しては、

思いっきりネットで購入しています。

 

それは選択肢が圧倒的に多く、しかも金額が圧倒的に安いからです。

 

単価的に低く、失敗してもいい、というものは、

大半をネットで購入するようになりました。

 

またナショナルブランドで、

名前と商品名に圧倒的に信頼がおけるものも

実店舗で試す必要がありませんのでネットで購入します。

 

例えば、栄養ドリンクとか、香水とかなどなど。

 

逆に自分がこだわっているもの、

例えば服や靴というのは、サイズ感だけでなく

肌触りとか質感とかお手入れ方法をしっかりと聞きたいので、

こういうものは店頭で購入します。

 

すなわち何が言いたいかというと、

中途半端なクオリティのものをリアル店舗で扱っていることが

最も危険なことではなかろうか、ということ。

 

売り場をネットの世界よりもワクワクしたものにしないと

これからの時代、お客様に選ばれないでしょう。

 

このワクワクした売り場をつくるために、

いろんな売り場やイベント会場の作り方などを

店舗運営の責任者は見まくっておかなくてはならないでしょう。

 

住宅の世界も、今はまだ小売業ほど

売り場づくりにこだわらなくて良いかもしれませんが、

時間の問題です。

 

リアルの売り場をつくらなくてはならない業種は、

売り場の魅力を徹底的に高めていかなくてはなりません。

 

そのために、いろんなものを見まくっておかなくてはなりませんね。

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【第3187回】 利益が残る体質

2019年09月21日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社さんのお手伝いをさせていただいていますと、

利益が残りやすい体質の会社と、

利益が工事進行中にドンドン減っていく会社に分かれます。

 

利益率が低い会社の大半は、自社の利益率が低い要因を

 

「自社の仕入れが高いから」

「自社の積算や工事担当者の能力が不足しているから」

 

という風に考えがちなのですが、

私個人的に思うのは、その考えが既にポイントがズレているということです。

 

利益率が下がる会社の大半は、細かな工夫が出来ないというか、

細かな改善すべき点に気がつかない会社が多いということです。

 

利益率低下という問題点を改善する上で

劇的に効果がある魔法があると思っていたり、

利益改善の特効薬があると思っていたりするのですが、

まずは自分たちの体質と考え方を変えないといけない、

という根本に気づけていないのですね。

(←だから、利益率が低い訳ですが・・・)

 

利益が残る体質の会社は、

愚直にやるべきことを徹底できるという体質があります。

 

そして小さな工夫を繰り返すことが出来、

一つのことを深く掘り下げることが得意、という体質でもあります。

 

例えば、昨日お伺いしていたクライアント様のケース。

 

敷地が軟弱地盤の場合、敷地内に鉄板を敷く必要がありますが、

その鉄板をどこに依頼すると安いか、ということを話し合っておりました。

 

通常の仮設屋業者さんに依頼すると、

お借りする枚数に加え、運賃も請求されますが、

別の基礎業者さんに依頼すると1枚いくらという単価のみ請求され、

運賃は請求されない、とのことで、

トータルでこれくらい、コストを落とせるということを皆で共有しておりました。

 

また物置を設置するのに、ブロック積みで良いのか、

それとも布基礎を打つ必要があるのかで金額が相当変わるので、

お客様に物置を指定していただくのを早くして、

ベースをどちらにするのかを間違えないようにしよう、

ということも共有しておられました。

 

このように小さなことを皆で共有し、ロスや無駄を無くすことで、

数千円から数万円の粗利改善が発生し、

これを繰り返すことで年間数千万から億単位で粗利益額が変わっていくのです。

 

利益率改善に最も大切なのは、自分たちの体質改善であると

個人的に痛感しております。

 

小さなことをコツコツと繰り返すことが、皆さんの会社は得意ですか?

 

凡事徹底が出来る体質ですか?

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【第3186回】 環境整備に真剣に取り組めているか?

2019年09月20日 | 住宅コンサルタントとして

良いお客様との出会いが定期的にある会社と、

良いお客様との出会いがほぼ無い会社。

 

この差はどこからくるのでしょう?

 

個人的な分析結果ですが、

これはモデルハウスやショールームの建物内と敷地内、

それからオフィス内や駐車場、自社所有地、車や倉庫内などが、

いつでもキレイに手入れされているか?

無駄なモノが見えるところに置かれていないか?

 

この差だと思っています。

 

弊社がお付き合いをさせていただいている会社で、

長年に渡り業績が良く、良いお客様とのご縁が強い、

そして組織としてもまとまりのある会社の大半は、

本当にオフィス内も敷地内も現場も倉庫も、いずれもキレイです。

 

これは一倉定先生の「環境整備」を以前から取り入れ、

徹底されている会社さんもありますし、

自分たちなりにとにかくいつも会社やお客様が出入りされるところを

キレイにしてお迎えする、という考えに基づいて、

自社独自て素晴らしい掃除を徹底されている会社さんもあります。

 

一倉定先生は、環境整備に関して、以下のようにおっしゃっています。

 

「環境整備とは、規律、清潔、整頓、安全、衛生

の五つの活動を行うこと」

 

「これを、行う会社こそ幸いなるかな。

聖書の福音書以上の素晴らしい結果を

手に入れることができるからである。」

 

「環境整備こそ、すべての人々の活動の原点である」

 

「むろん企業にとってもそうであることは

いうまでもない。環境整備のないところ

会社の発展はない。環境整備のないところ

社会秩序も住みよい世の中も、いや国家の

繁栄さえ絶対にあり得ない、というのが

私の信念とでもいうべきものである。」

 

皆さんの会社は、ありとあらゆるところの清掃が徹底されていますか?

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【第3185回】 守備範囲

2019年09月19日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は、新しくお付き合いがはじまったクライアント様での

初回のコンサルティングでした。

 

お付き合いするきっかけは、

今から12年前に私が開催していた勉強会に

このクライアント様の専務が参加して下さり、

そこから何となく細々つながっていて、

今年からお付き合いをさせていただくことになった訳です。

 

お付き合いをスタートするにあたり、

専務のお父様である社長と

別会社の社長をされている社長の奥様と

面談させていただきました。

 

会社としての課題、私にやってもらいたいことなどをお聞きし、

その課題に対し、すぐに提案をその場でさせていただきました。

 

どうやら私のことを工程管理、粗利改善の専門家と

思っておられたようでした。

 

そこから雑談になり、現状の課題を一気にクリアするためには、

規格住宅をスタートするのも一つだと思いますよ、とご提案したり、

いろんな情報提供をさせていただく中で、

 

「あなたは、HP関連のこともできるの?」

 

とビックリされました。

 

そのリアクションの意味が分からず、

後で専務に確認させていただくと、

過去にいろんなコンサルタントの方に

入っていただいていたらしいのですが、

過去のコンサルの方は、自分の専門分野が決まっていて、

その分野以外のことは対応できない方が多いらしいのです。

 

世間一般的なコンサルタントの人のことや

一般的なコンサルタントの仕事内容、守備範囲を知らない私は、

とても勉強になりました。

 

もともと、何も出来ない状態でこの仕事に転職し、

チラシをつくれるようになり、ライターの仕事もできるようになり、

HPの構成やデザイン、映像制作のコンセプト決め、

商品開発、営業力強化、粗利改善、品質向上、

住宅会社全体の業務効率化、経営面でのサポート、

さまざまなビジネスパートナー様のご紹介、

採用力強化、社員育成、新業態提案などなど。

 

できることが毎年、着実に増えています。

 

住宅会社さんがお抱えの問題点なら、

大半のことは守備範囲だよな、と・・・。

 

そして弊社の一流のクライアント様は、

人間力も超一流なので、

いろんなことを包み隠さず教えて下さいます。

 

そんな一流のクライアント様のお力をお借りすれば、

本当に守備範囲が広いと思います。

 

この守備範囲が狭くならないよう、

日々、精進していきたいと思います。

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【第3184回】 小さな成功で満足しない

2019年09月18日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただいていて、つくづく感じるのは、

中途半端にうまくいっている状況で満足してしまう、

という経営者が結構多い、ということです。

 

これまでの自分の経験や、

これまでのネットワークで得たことが基準となり、

現時点より未来をしっかりと見ることやイメージすることができていない。

 

人間、それなりの成功体験で満足する人が結構多い、

ということなのだと思います。

 

一見、すなおに見える方でも、中身は結構自我が強く、

全ての事例を自分の色メガネで見てしまうため、

すなおにいろんなことにチャレンジできない会社も

それなりに多いような気がします。

 

現状で満足してしまう。

 

ちょっと変化をつけたいので、新しいことにチャレンジするものの、

地に足がついていないため、続かない会社、経営者もおられます。

 

私自身、今のエンドユーザーの変化についていくのに必死です。

 

お客様が好む家のテイストも、

高性能住宅を実現するための資材や工法も、

情報発信の手法も、

社員さんが成長するための教育のやり方も、

こうしたことを研究するために自分の全ての時間を使っているのに、

ついていくのに必死なのです。

 

現時点での小さな成功で満足してしまっている会社は、

おそらく数年ですぐにボロが出てしまうでしょう。

 

ちなみに他社さんから見れば、大成功しているクライアント様の社長は、

危機感を持ちまくりですし、まだまだ自分たちなんて問題だらけ、と思っています。

 

現状に満足するか?

現状に危機感を感じるか?

 

自分が見てきた世界の中でゴールを決めるか?

自分の視野を広げるために勉強しまくっているか?

 

トップの資質が問われるところですね。

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【第3183回】 新しいことにチャレンジ

2019年09月17日 | 住宅コンサルタントとして

私、ロードバイクを本格的にはじめます。

 

先月、オーダーしていた自転車が完成し、

昨日引き取りに行ってきました。

 

元来、太りやすい体質ですので、

食事に気を遣い、かつ運動をしなければならないのですが、

ジムで筋トレと有酸素運動をずっと続けてきて、

正直、飽きたのです。

 

ランニングやウォーキングも良いのですが、

何せ走るのが遅く、あまりにも景色が変わらないので、

これまた長続きしないだろうな、と・・・。

 

そこでロードバイクという訳です。

 

きっかけは、新しくお付き合いをさせていただくことになった、

あるクライアント様の社長がハマっているからです。

 

ロードバイクの魅力をいろいろと教えていただき、

その足で早速、先月、購入しました。

 

昨日、完成した自転車を微調整していただき、

早速琵琶湖沿いを15キロほど、走ってきました。

 

ちなみに、15キロというのは、ロードバイクで言えば

 

「ちょっとそこまで」

 

という程度の距離なのですが、

自転車を運転するのに前傾姿勢でずっと首を上げて、

しかもその前傾姿勢を維持するのに、かなり首、腰に負荷がかかります。

 

首と腰、背中の筋肉がパンパンになったので、そこで止めましたが、

呼吸と足はまだまだ大丈夫でした。

 

琵琶湖の周辺をちょっと走ったのですが、

ロードバイクに乗っている人、30人以上の方とすれ違ったと思います。

 

実はそれくらい、ロードバイクは流行っているのです。

 

滋賀県の琵琶湖の周りは、かなり走りやすく整備されていて、

ホント、ここに住んでいて良かったな、と感じました。

 

歳を重ねると、大半のことが経験済みとなり、

刺激を受ける機会が減ってきます。

 

だからこそ、新しいことにチャレンジしなくては、

老けてしまうような気がするのです。

 

しばらく、ロードバイクにハマってみようと思います。

 

皆さんは、何か新しいことにチャレンジされましたか?

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【第3182回】 人が集まる場所

2019年09月16日 | 住宅コンサルタントとして

一昨日から東京に来ておりまして、

調査したいスポットをいろいろと調査をさせていただいておりました。

 

以前から来たいと思っていた、とある場所。

そこにようやく行くことが出来て、ホッとしております。

 

そのスポットは、とにかく人が集まる場所であり、

広大な駐車場があるのにも関わらず、

それでも車が大渋滞する、というところです。

 

なぜ、この地にこれだけの人が集まるのか?

 

頭で想像していたことと、実際に現地に行って感じたことはちょっと違って、

 

「ああ、人はこの場所に自然と吸い寄せられるよなぁ・・・」

 

ととても納得しました。

 

人が集まる施設とは、

 

1.緑がたくさんあること

2.敷地内に開放感があること

3.子どもさん連れ、ペット連れ可能であること

4.駐車場が広いこと

5.スタッフさんが笑顔で感じが良いこと

 

という風に要約できるかな、と感じました。

 

お子様やお孫様が喜ぶ顔、楽しむ姿を見るために、

人はお金と時間を使います。

 

そしてお子さんやお孫さんがおられない方は、

ペットが楽しそうにしている姿を見るために、

時間とお金を惜しみません。

 

実際、私も我が家の娘を連れて来たいと本気で思いました。

 

そして人が楽しそうにしているところには、

ものすごく良い波動が出ますから、

ますます人が吸い寄せられるということになります。

 

住宅会社としての業態の最終型はこれだよな、

と改めて学ばせていただくことが出来ました。

 

にしても、年々、住宅会社の調査は減り、

異業種の調査の比率が圧倒的に高まっております。

 

住宅会社として、お客様から自社を選んでいただくためには、

このように人が集まる場所をつくることが欠かせません。

 

これを実現するために、クライアント様と一歩ずつ、

前に進んでいきたいと思っています。

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