鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4109回】 お客様を選べる環境をつくる

2022年03月31日 | 住宅コンサルタントとして

中小企業は、組織も小さく、

スタッフさんの人数も限られていますので、

全てのお客様の多様なニーズに対応していては、

あらゆる業務がいい加減となります。

 

だから、自社のお客様を絞る必要があるのです。

 

また近年、クレーマー体質の方や、

モンスターペアレンツ、

モンスターカスタマーもこの世には存在します。

 

こうしたモンスターと深くかかわると、

自社の大切なスタッフさんが心身共に疲弊し、

最悪の場合、退職してしまうことも・・・。

 

そういう最悪な事態を防ぐためにも、

ヤバイお客様だと感じた瞬間、

断れる環境をつくっておかなくてはなりません。

 

そのためには、常に受注をダムのように貯め、

モンスターだと気づいた瞬間、

もしくはもうこれ以上、お付き合いするとヤバイと判断した場合、

即座にお断りできる環境をつくっておく必要があります。

 

そういう余裕が無く、

受注や売り上げ、資金繰りにこまっていると、

モンスターでも相手にせざるを得ないため、

組織はますます疲弊することになるのです。

 

結局のところ、

お客様の来場や受注状況に余裕がある状態を

常に作り続けることが、

業務の安定や組織の安定につながり、

社員さんを守ることにつながるのです。

 

だから経営者は、組織の問題を見つけ出し、

常に改善改良を繰り返し、

順調であり続けられるようにしなければならないのです。

 

追い込まれてから頑張るようでは遅いのです。

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【第4108回】 厚かましさこそが、自分の強み

2022年03月30日 | 住宅コンサルタントとして

私自身の強みの一つは、

とにかく厚かましくて、

いろんなことを質問できる、ということ。

 

過去も、滋賀の家具屋さんであったり、

唐津や砥部の陶芸家さんだったり、

青森のお米屋さんだったり、

メチャ気に入ったお店や人と会うと、

ガンガン質問をさせていただいて、

その中で仲良くなる、という厚かましさです。

 

そんな私が、今メチャ気に入っているスポットがあります。

 

敷地内、各建物やショップの世界観が

それはもう見事に統一されていて、

そこで働かれているスタッフさんも、

もう本当に素敵な方ばかり。

 

街からは車で50分程度かかるのですが、

この職場に来ると癒されるので、

通勤時間が気にならないとのこと。

(↑スタッフさん談)

 

その施設の店員さんに、

お忙しい中、インタビューをさせていただき、

根掘り葉掘り聞きまくっておりました。

 

この施設の視察ツアーも、

あわよくば企画できれば、と

個人的に思っています。

 

自分は無知で、センスも無いので、

素敵な感性やセンスをお持ちの方を

心から尊敬できますし、

敬意を持って質問ができるのが、

自分の強みだと思います。

 

スタッフのみなさん、

笑顔で質問に答えて下さいました。

 

お客様やいろんな方に、

質問するのを躊躇したりしていませんか?

 

もったいないです。

 

学ぶには、現地に足を運び、

いろんな方に直接、お話を聞くのが一番。

 

厚かましく、質問できるビジネスパーソンを

目指しましょう!

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【第4107回】 研修の姿勢

2022年03月29日 | 住宅コンサルタントとして

こういうことを書くと誤解されるかもしれませんが、

かなり重要なことなので、書かせていただきます。

 

私自身、クライアント様のところにお伺いし、

いろんな情報をお伝えしたり、

研修をさせていただいたりしていますが、

私の話なんかよりも、

OB様宅や工事中の現場でのクレーム等があれば、

もちろんそちらを最優先で動いていただくのが

当然だと思っています。

 

私がお伺いしている時間の中で、

毎回、各社様の社長や役員、リーダーが

完璧に出席して下さる訳ではありません。

 

ただ、弊社のクライアント様の中でも

ダントツに業績が良く、

ダントツに役員さんやリーダーたちが忙しい会社に限って、

出席率が非常に高く(というか、完全に出席される)、

そこまでお忙しくないのでは、という会社さんに限って、

リーダーが丸一日、参加されなかったりするケースが

あったりします。

 

そして昨日、お伺いしていた、

とある県のダントツ1位のクライアント様。

 

各店の店長は、猛烈に仕事ができます。

 

で、今月、各社様に見ていただいている、

伝説の営業マンの動画があるのですが、

それを見ている時の店長の目つき、集中力、

そして感じたことをメモにまとめる姿勢なんていうのは、

もう「これぞ一流の住宅会社!」と感じました。

 

更にこのクライアント様ですが、

該当メンバーがどうしても研修に参加できない場合、

必ずご本人が最初に挨拶にこられて

事情を伝えして下さったり、

その上司が、参加できない理由を

説明をして下さったりします。

 

要するに、私ごときに大して、

非常に丁寧に説明をして下さったり、

配慮をして下さる訳です。

 

こういうことを書くと、誤解される可能性がありますが、

 

「私に気を遣って欲しい」

「私の研修に出て欲しい」

 

と思っていません。

 

ただ、そういう配慮ができる会社こそが一流だと思うのです。

 

大して売れていない営業マンやリーダーに限って、

学びを軽視しているのか、

時間をコントロールできていないのか分かりませんが、

参加されないケースが多いなぁ、と感じています。

 

そして誰が参加し、誰が参加しないのか、

それすら把握していない会社もあります。

 

結果を出し続けている、一流の会社は、

学ぶ姿勢であったり、優先順位のつけ方が、

やはり素晴らしいと思います。

 

だから結果が出るのです。

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【第4106回】 究極の自社メディア

2022年03月28日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は昨年、たまたま発見した、

会員制のカフェの定点調査に行っておりました。

 

立地的にこんな不便なエリアで、

客単価3000円以上のカフェで、

こんなに人が入るのか!と思わせてくれる、

世界観が素晴らしいカフェです。

 

店内、撮影禁止なのでお見せできませんが、

店内にはセンス抜群の生花が、

所せましと飾られていて、

家内は、「これ全部でいくらくらいかな?」と

感心しておりました。

 

またそのカフェの隣ではアパレルショップもあるのですが、

そこのオーナーが定期的に発刊している雑誌がありました。

 

その雑誌を読ませていただいたのですが、

オーナーの人間性や感性が出まくっていて、

記事も本当に面白いのです。

 

その辺の雑誌なんかより、全然面白い。

 

そしてオーナーの生き様が感じられ、

元々オーナーのファンでしたが、

更にファンになり、その雑誌を全て買わせていただきました。

 

これ、究極の自社メディアだな、と感じました。

 

これからの時代、熱烈なファンをつくった会社が勝ちます。

 

どうすればファンになっていただけるのかというと、

それは良い商品、良いサービスだけではダメなのです。

 

その2つを押さえるだけでは、リピーターにしか、

なっていただけないのですね。

 

個人的に、ファンになっていただこうとするのであれば、

やはり取り組みや生き方に共感され、

尊敬に近い感情をお客様に持っていただけて、

はじめてファンになっていただけると思うのです。

 

そのためには、自分たちの生き方や考え方を

お客様に伝えるための自社メディアが欠かせません。

 

ちょっとレベルが高い話ですが、

弊社のクライアント様の中で感性が高い会社は、

十分に実現できると思っています。

 

熱烈なファンに、一組でも多くのお客様になっていただくため、

自社メディアを強化する提案をさせていただきますね。

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【第4105回】 いよいよ巣立つ時

2022年03月27日 | 人として

この4月から、我が家の長男は社会人となります。

 

大学4年間、京都で一人暮らしをしていましたが、

その荷物を一時的に自宅に引き取り、

昨日、警察学校の寮にその荷物を運んできました。

 

いろんな感傷に浸っているのは、私と家内だけで、

当の本人は未来しか見えていなくて、

警察官のなるための厳しいトレーニングのために、

体力と筋力をつけ続けていました。

 

今から26年前の社会人1年目を迎える前、

自分がどういう気持ちで、

両親がどんな目で自分を見ていたのか、

そんな記憶、全く残っていませんが、

おそらく同じような感じだったのかな、と思います。

 

長男は福井県に行くので、

何かあればすぐに私たちは駆け付けられますが、

私、実家は大阪で最初の赴任地が旭川だったので、

両親からすると、大丈夫かな、と思っていたかもしれません。

 

長男の人生は、長男のものですから、

私たち夫婦としては、ただただ見守ることしかできません。

 

親として、未熟な部分もありますが、

出来ることは一通りやったと思います。

 

長男が家を出る日は、自分は家にいないので、

最後に一声、長男に掛けたのですが、

 

「ありがとうございました」

 

と言われたのは、ちょっと嬉しかったです。

 

子どもを見守る。

 

何かあったら、子どもを守ってあげられる力を

自分は親として持っておく。

 

そのために、日々精進しかありません。

 

警察学校を無事、卒業できた時に、

また会えることを楽しみに、

そして次男にスペイン出会えることを楽しみに、

しばらく仕事に没頭します。

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【第4104回】 上っ面ではなく、本質を理解する

2022年03月26日 | 住宅コンサルタントとして

営業マンは、浅いレベルでお客様と

コミュニケーションを取っていたとしても、

全く持って意味がありません。

 

例えば、商品について。

 

無垢のフロアを標準にしている、とか、

UA値が0.46以下であるとか、

そういう表面的なことをお客様に伝えたとしても、

お客様の心には届きません。

 

例えば、アフターの体制について。

 

10年間で7回の定期訪問をしているという説明では、

お客様に「ふーん」と言われて終わりです。

 

新卒を採用して、コツコツと育成をしているとか、

社員大工を増やしているとか、

それらもただ状況を説明するだけは、刺さらないのです。

 

なぜ、我が社は無垢のフロアを標準にしているのか?

 

なぜ、我が社はUA値を0.46以下にしているのか?

 

なぜ10年間で7回の定期訪問をしているのか?

 

というように、「なぜ」に続くところを深くお伝えすることで、

共感していただけるお客様が出てくるのです。

 

営業マンがやらなくてはならないこととして、

自社のさまざまな部分の「なぜ」を学び、理解し、

それをお客様にお伝えできるスキルを磨くことが、

絶対に欠かせないのです。

 

更に「なぜ」が説明できるようになったとしたら、

次に他の会社との違いも併せて説明できるようになると、

各段にレベルUPしたことになるでしょう。

 

一般的な住宅会社と比較して、

自社との違いを認識していただくことができれば、

お客様の理解は更に深まるようになります。

 

そのためにも、営業マンは自社のさまざまな取り組みの

本質をしっかりと理解できるようにならなくてはなりません。

 

そのために、どんな取り組みが必要だと思いますか?

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【第4103回】 売るのは商品ではなく、会社と自分

2022年03月25日 | 住宅コンサルタントとして

売れない営業マンは、商品を売りますし、

売れない理由を商品のせいにします。

 

一方、売れる営業マンは、会社と自分を売ります。

 

会社の考えであったり、

会社が事業を通して目指していることを具現化したものが、

自社の商品である、という本質を理解しています。

 

そして自社に誇りと自信を持ち、

自社に自分自身が共感していることをお伝えし、

価値観が似たお客様の心をグッとつかむのです。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

住宅事業に携わるスタッフ全てが、

自社に誇りを持っており、

しかも自分の言葉で自社のことを伝えられるのです。

 

なぜこの会社で働いているのか?

なぜ住宅に携わっているのか?

自分自身が仕事を通じて実現させたいことは何か?

 

これらの問いに対し、全スタッフさんに質問していったのですが、

もう皆さんの回答に私、胸が熱くなりました。

 

こういう会社で働くことができているスタッフさんは、

メチャ幸せですし、

こういう会社をつくりつづけてきた歴代の経営者は、

本当に名経営者だと思います。

 

実際、この会社に引き寄せられるお客様は、

人間的に素晴らしい方ばかり、

すなわちエリアの中でも上質な方ばかりなのです。

 

ですからすごいことですが、

ウッドショックの価格値上げ分を正直にお伝えし、

その上昇した分をお客様にご負担いただいて、

業績を伸ばしながら、この時代に粗利益も確保しているのです。

 

勝ち組のパターンですね。

 

スタッフさんが誇りを持って働くことができる会社。

お客様や地域の方にとって、無くてはならない会社。

質の高い住宅を提供し、幸せなご家族を増やす会社。

 

そういう会社を日本に1社でも多くつくるための

お手伝いをしたい気持ちがますます高まってきます。

 

クライアント様からたくさんのパワーをいただけるので、

この仕事を17年やっていても、全く熱が冷めません。

 

本当にありがたい環境で仕事をさせていただいております。

 

感謝です。

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【第4102回】 協力業者さんや職人さんに選ばれる会社

2022年03月24日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、建築業界はインフレが続きます。

 

すなわち、需要>供給となるのです。

 

需要とは、住宅会社側が必要とする材料や手間。

 

供給とは、

納材業者さんや職人さんが提供できる材料や手間。

 

住宅会社が必要とする量の方が圧倒的に多くなる、

ということは、今まで仕事をお願いした時、

当たり前にやってもらえていたことが、

やってもらえなくなる、ということ。

 

というか、住宅会社側が頼んだ仕事を

受けてもらえないケースがドンドン増えていく、ということ。

 

すなわち、仕入れ先さん、職人さんに好かれ、

 

「御社の仕事、是非やらせてほしいです!」

 

と言われる住宅会社が勝ち、

 

「あなたの仕事、請けられないです」

 

と言われる住宅会社が負けるのです。

 

後者の会社の特徴は、

 

・とにかく段取りが悪い

・人として気持ちの良い付き合いができない

・「俺は客だ!」的な考えが抜けきらない

 

という感じです。

 

結論から言うと、相手の立場に立って物事を考えたり、

仕事の依頼ができる会社が勝つ、ということです。

 

デフレ時代のように、需要<供給で、

「とにかく仕事をさせて下さい」と

お願いしてくれる方がたくさんいた時代の価値観から

抜け出せない会社は、仕事を回せなくなるでしょう。

 

協力業者さん、職人さんから、

選ばれる会社が勝つ時代が、

間もなく始まります。

 

みなさんの会社は、選ばれる会社でしょうか?

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【第4101回】 キャッシュフローと損益計算書を一緒にしない

2022年03月23日 | 住宅コンサルタントとして

ここ最近、たまにあるのですが、

キャッシュフローとP/L(損益計算書)が

ごちゃごちゃになっているケースがあります。

 

月次決算を出していくのに重要なのは、

 

「売上がいくら立つのか?」

「当月の販管費はいくらかかったのか?」

「売上が立った物件の原価はいくらか?」

 

の3点なのです。

 

ところが、売上を入力すべきところに、

なぜか施主様からの入金を打ち込んだり、

更には原価を入れるべきところに、

業者さんへの支払いを入力したりするケースを

ここ最近、数社で拝見しました。

 

入金や業者さんへの支払、

更には金融機関への支払などは、

資金繰り表の中で管理すべきことで、

これを損益計算や月次決算の中に組み込んで考えると、

本当に訳が分からなくなるのです。

 

損益計算書、貸借対照表、資金繰り表。

 

この3つの目的や意味を正しく理解し、

正しく活用したいものです。

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【第4100回】 完全に真似るところから始める

2022年03月22日 | 住宅コンサルタントとして

住宅事業をゼロから立ち上げたり、

それまで全く営業の型がない会社さんのサポートを

これまでかなりの数、やってきました。

 

型が無い会社であったり、

自分たちのこれまでのやり方を

ゼロベースで改善したい、という会社さんには、

モデルとなる型をまずは完全にコピーすることを

個人的におすすめしています。

 

プライドの高い人や会社の場合、

型を見せてもらっても、

どこかに自分オリジナルにアレンジしたがったりしますが、

そんなの1ミリも必要ありません。

 

まずは完全に、すなおに真似するのが近道です。

 

弊社のクライアント様の中には、

例えば競合対策であったり、

会社説明や資金計画に関して、

私のトークを完コピして下さっている会社もあります。

 

その昔は、テレコで私のトークを録音し、

車の中で聴いて下さっていたクライアント様もあれば、

毎回、営業研修の実践トークに関して、

スマホで撮影されているクライアント様もおられます。

(スマホで撮影して満足されていたりもします、涙)

 

その昔、私自身、セミナーで講演するにあたって、

前職の講演がうまい方の録音テープを借りて、

繰り返し聴いて、間の取り方とか、

一番聴いてもらいたい部分の前の掴み方など、

素直に真似させていただいていました。

 

自分の型が無かったので・・・。

 

そしてその型をつくってしまい、

それを繰り返す中で、勝手に守破離のステップで、

オリジナルが出来上がって、今に至ります。

 

素直に真似するところから入るのが、ベスト。

 

素直にモデルを真似することができているでしょうか?

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【第4099回】 つくった後のことを考えて設計する

2022年03月21日 | 住宅コンサルタントとして

とある県のとある施設に昨日、行ってきました。

 

ガーデンの世界では超有名な、

石原和幸さんが手がけたお庭を見ることが、

目的の一つだったからです。

 

期待値はかなり高かったのですが、

その施設に入園してすぐに、

もう本当に悲しくなりました。

 

石原さんがプロデュースした部分は、

かろうじて見ることができましたが、

その他のエリアが、もうコンセプトに一貫性が無く、

鬼滅の刃のコーナーはあるは、

変な妖怪の置物はあるは、

ガーデン用のメンテナンスの土や肥料が

パレットごと雑に通路に置かれているは、

まあ本当にイケてないのですね。

 

我が家の家内は、怒っておりました。

 

とにかくセンスがない、田舎のじじい政治家や役人が、

とりあえず補助金や税金を使って作った感が、

ハンパなかったからです。

 

というか、なぜこんなにセンス悪く作れるのか、

本当に不思議でした。

 

しかも作った後のメンテナンスに

多額の費用がかかることなど、

全く考えられておらず、

ドンドン施設が傷んでいる感じでした。

 

後、数年で間違いなく廃墟のようになるでしょう。

 

昭和の時代、成功を収めた、じじい達、

それから市場のニーズに鈍感な

田舎の政治家や役人には、

とにかくセンスがありません。

 

しかも、完成までのことしか考えられず、

 

その後、どうやってこの設備を維持していくのか?

そのメンテナンス費用をどう捻出するのか?

 

といったことが考えられないのです。

 

頭が悪いので・・・。

 

税金や補助金を使って、施設をつくるのであれば、

その地域の資産になるものをつくるべきなのに、

不良債権となるものしかつれないのです。

 

本当に無駄です。

 

何でもそうですが、

新しい施設(モデルハウスやショールーム含む)を

つくって事業展開をするのであれば、

その維持メンテをどうやっていくのか、

ということまで考えなくてはならないでしょう。

 

施設が完成した時点では、

スタートラインに立ったに過ぎないのです。

 

それを10年、20年と、

きれいに維持メンテしていくことが本番なのです。

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【第4098回】 何でもかんでも反対するトップにならない

2022年03月20日 | 住宅コンサルタントとして

組織の中には、いろんな意見を否定することで、

自分の存在感を出そうとするタイプも存在します。

 

とにかく、どんな意見に対しても

反対したり、ブレーキを踏んだりするのです。

 

特に自分がよくわかっていないことに関して、

周囲が話し合いの中で決断を下して、

ある方向に進もうとしたときに、

自分でも理解ができるように説明を求め、

組織の意思決定を止める言動をしたりするのです。

 

良く言えば、慎重と言えるのかもしれませんが、

自分が理解できることの中でしか、行動できないため、

こういうトップがいる組織では、

成長が完全に止まってしまいます。

 

そもそも、時代の流れについてこれていないし、

自分自身が勉強不足で体験不足であることを

理解していない、ということは問題です。

 

コロナを言い訳にして、

自身の勉強量と行動量が少ないことを棚に上げ、

自分が理解できない、ついていけないことに

何でもかんでも反対する。

 

また、現場に任せる、部下に任せる、

次世代に任せる、ということをせずに、

いつまでも自分が主導権を握れることに関して、

絶対に渡さない、というのも問題です。

 

自分はこの分野に関して、ついていけていない、

と思うのであれば、任せなくてはいけないのに、

任せることができない。

 

ついつい、小さな部分で口を挟む。

意思決定を止める発言をする。

 

こうならないように、

トップは常に自分を律しなくてはならないのです。

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【第4097回】 インフレ下での商売

2022年03月19日 | 住宅コンサルタントとして

1996年に社会に出た私は、

バブルやバブル前を経験しておりません。

 

社会に出た時から、ずっとデフレで不景気の中、

仕事をやってきました。

 

今の団塊ジュニア以下の世代は、

インフレ下で仕事をした経験がありません。

 

常に買い手が強く、

売り手は買い手に選んでいただけるよう、

いろんな努力をする、という経験をしてきました。

 

ところが住宅業界をはじめ、

ありとあらゆる業界では、

コロナ禍における生産や物流の停滞、

更にはロシア問題の影響で、

モノの供給が滞りまくっているので、

結果としてほぼ全ての物価は上昇しているのです。

 

今、インフレです。

 

モノが十分に供給されないため、

価格は常に変動し、

買い手の判断が遅れれば、

ドンドン値段が上がる時代なのです。

 

住宅会社の木材や建材等、

資材の仕入れ価格はメチャ上昇しましたが、

それを十分に売価に反映できていない会社、

更には受注残を多数、抱えている会社は、

価格が数回に分けて上昇しましたが、

それらを全て売価に反映させることは難しいでしょう。

 

お客様に事情をお話して、

ご負担いただける会社もあれば、

自社で被らなければならない会社もあります。

 

売価をいくらに設定することが正しいのか?

 

お客様にご負担いただく割合は、

どれくらいが適正か?

 

仕入れ先さんや職人さんに事情を話して、

数%、価格協力をお願いすべきか?

 

絶対的な正解は存在しません。

 

ただ、明確に言えることは、

こういう時代、当初の見込みの利益を確保することは、

本当に難しいのです。

 

ゆえに、日頃から利益を出して、

自己資本を積み上げていて、

いざという時に過去の利益剰余金から補填したり、

金融機関に借りられるよう、

健全経営をしている会社は、

やはり強いのです。

 

仕入れの上昇に応じて、

売価であったり積算ルールを変更する。

 

職人さんたちに協力をお願いする。

 

打つべき手をみなさんの会社は打てていますか?

 

ウッドショック、ロシアショックのせいにしても、

正直、無駄ですし意味がありません。

 

打つべき手をガンガン、打っていきましょう!

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【第4096回】 業績を下げるリーダーのポイント

2022年03月18日 | 住宅コンサルタントとして

組織で意思決定をする責任者は、リーダーです。

 

組織として何に取り組むのか、ということを

いろいろとご提案をさせていただいた際、

リーダーがこちらの提案内容を理解できていれば、

やるかやらないかの決断は即、下すことが可能です。

 

ところが、現場のスタッフさんは全員理解できているのに、

リーダーがその提案内容を理解できていない場合、

リーダーに提案内容を理解していただくための時間が、

リーダーの資質にもよりますが、猛烈にかかることが多く、

結果、意思決定や行動のスピードがガタ落ちしてしまう、

というケースがしばしばみられます。

 

大抵、リーダーが年長であることが多いですから、

特にweb関連に関して、

リーダーがついてこれないことが多いのです。

 

こういう時、提案側と組織のリーダーに信頼関係があると

 

「とりあえず、言われた通り、即やろう!」

 

と決断して下さいます。

 

また、人を信じる力が強かったり、

リーダー自身が謙虚な場合も、

即、決断してくださいます。

 

面倒なのは、メチャプライドが高いリーダー、

そして自分が全て理解していなければ、

決断を下せないという、人を信じることができないリーダーです。

 

プライドが高いので、自分が知らないことが許せなかったり、

人を信じられないので、自分が全て理解した上で決断したい、

と思ったりする訳です。

 

でも、そういう方に限って、勉強量が全然足りないので、

時代の流れについていけないのですね。

 

で、提案する側も、もうこのリーダーに何か言うと、

ものすごい労力と時間を取られるから、

何も提案しなくなっていくのです。

 

こうして、人を信じることができない、

プライドだけは高いリーダーの組織は、

見事に時代の変化についていけず、取り残され、

結果、業績がダダ下がりしていくのです。

 

こういうリーダーになってはいけないのです。

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【第4095回】 若手スタッフの育成

2022年03月17日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様の中で、

年間200棟を超えるクライアント様に共通するのは、

入社2~3年目のスタッフが成長する環境がある、

ということです。

 

未経験で入社した3年生が、

確実に会社に利益を生み出せる結果を出しているのです。

 

私の記憶だと、10年以上前には、

入社3年目でかなりの成果を出していた方は

確かに存在していましたが、

それは会社が育成したのか、というとそうではなく、

若手スタッフさんのポテンシャルが高かったから、

というのが事実だと思います。

 

ところが、この10年で大きく変化したのは、

入社当時のポテンシャルに関係なく、

大半の3年生が成果を出し、

完全に黒字社員化しているのです。

 

私自身、若手スタッフさんに成長していただけるよう、

研修をさせていただくことは多いのですが、

正直、研修だけで人は成長しないのです(←断言)。

 

その研修の内容を理解した上司が、

日々の業務の中で、やるべきことを決め、やらせる。

 

その「決めたことをやる」中で、はじめて人は成長するのです。

 

要するに、インプットだけで成長するのではなく、

行動が人を成長させてくれるのです。

 

コンサルの立場としては、

対象となるスタッフさんに日々、接することは、

物理的に不可能なので、

直属の上司の関わり方がポイントになるのです。

 

組織全体で、何としてもあの社員さんを

絶対に成長させる、という明確な意思があって、

若手スタッフが成長するのです。

 

更に何名かいる同期の中で、

ある一人が劇的に成長することにより、

他の同期が焦り、自らの考え方と行動を変える。

 

これはよくある話です。

 

すなわち、同期入社を複数名、採用できる会社が、

若手が成長しやすい環境を整えられる、ということ。

 

稀にいますが、数年ごとに新人を1名採用したい、

という会社が、若手スタッフを育成できない原因が、

 

「競争意識を持たせられない」

 

ということなのですね。

 

ある一定の規模の組織をつくって、

毎年、複数名の社員さんを採用できる会社が勝つ。

 

住宅会社の現状をまとめてみました。

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