百醜千拙草

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訃報二報

2018-02-06 | Weblog
The Temptations のDennis Edwards氏死去とのニュース
学生の頃、試験勉強にBGMは必須で、私は、マイルスとかコルトレーンとかの50-60年台のモダンジャズをBGMにしていました。当時、試験勉強用のBGMを近所の貸しレコード屋で漁っていた時、80年台のテンプテーションズのアルバム「Back to the Basics」を気まぐれに借りました。そのDennis Edwardsのボーカルが良く、このアルバムをきっかけにSoul, R&B, それからレゲエとボーカルの入るものもBGMに聴くようになりました。

私の初めてのテンプテーションズは、それより数年前で、75年のアルバムからシングルカットされた「Shaky Ground」のドーナッツ版を中古レコードで買ったものです。その時も、気まぐれで、カーペンターズのスーパースターを買ったついでに隣に置いてあったものを買ったのです。テンプテーションズのデビューは60年代ですから、中期黄金期のものです。70年台、電気楽器が台頭してきて、マイルスも電気楽器を試したりしていた頃で、流行りの音楽のスタイルも変わりつつありました。ヒッピー ムーブメントもあり、この頃のテンプテーションズのヒットには「サイケデリック シャック」という曲もあります。

以来、Manhattans、Four tops、Commodores、Stylistics、Earth Wind & Fire、Jackson Five,、Gladys Knight & Pipsなど、70-80年台に日本でも大ヒットしたR&Bグループ、モータウンサウンドに時代を逆のぼって親しむきっかけになりました。リズムセクションとホーンセクションによる強力なリフに歌詞をのせるファンク スタイルの一方で、後にソウル ラブと呼ばれるようなバラード曲もこれらのグループはレパートリーにしており、そのメローなタイプの曲も試験勉強のBGMにはよかったです。

こういう個人的な理由で、私の中ではテンプテーションズといえばソウルグループの頂点という位置づけになっています。Dennis Edwardsが加入する前の初期テンプテーションズには「My girl」の大ヒットがありますが、当時のリードボーカル、David Ruffinのコカイン中毒やエゴイスティックな行動のため、交代したリードボーカルがDennis Edwardsでした。そのパワフルなボーカルで、「Just my Immagination」、「Papa was a rolling stone」の大ヒットを生み、中期黄金期に貢献しました。

私にとってテンプテーションズとの出会いの曲「Shaky ground」のリフの部分は、いまだに、怪しい研究を目にしたりする時に、自然とふと頭に流れてきます。Edwardsのパワフルなボーカルが秀逸です。



ところで、Edwardsが亡くなった同じ2/1には、漫才、レツゴー長作さんが死去とのニュースもありました。訃報によると、なんとDennis Edwardsと長作さん同い年でした。長作さんはかつてアフロヘアにしており、アフロヘアにしていた頃のDennis Edwards (右二人目)となんとなく似ているような気がします。
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