海賊日記

子育てと趣味の日記

いにしえの道

2023年10月23日 11時51分35秒 | Weblog
10月に入ってようやく山歩きする気になる天候になりました。
先々週は標高450mの満観峰。途中で別れる日本坂の峠は、これから話す「東海道」の最も古い街道だったそうですが、ちょっと私には難易度が高いので。
それでもいつかは登ってみたいと思ってます。

私は気に入ると何度もリピートする病気なんですが、この旧東海道『宇津ノ谷峠』ももう何度歩いたか。
私如きでも歩きやすい距離&傾斜だから、ってのもありますが。
短時間で古の道を堪能できる、大変コスパのいい峠です。



江戸から京都に旅する時に通る静岡の山越えの道。
一番古く、古代以前は海側の峠越え『日本坂』
海に面してるだけあって景色は最高ですがすごく大変そう。(語彙)
古代以前に、そんなに人が往来したとは思えないんで、ごく限られた人たちが移動してたんでしょうね。

二番目が古代&平安時代の『蔦の細道』



峠はこんな感じ。



ここまで登るのに15分程度なのですが、まだ「車」や「馬」での往来がなかった時代なので道は、人ひとりがようやく歩ける程度ですごく歩き辛い。


けもの道に毛が生えた程度な。まぁ人が行き来してた頃は踏み固めてそれなりに歩けてたのかもしれませんが、傾斜がすごい。

三番目は鎌倉時代以降の『旧東海道』
行軍に適するように道を整備したのが始まりで、徳川家康が「5街道」を作ったうちの「東海道」として整備されて、今に残る旧東海道の道程になってるそうです。



先ほどの蔦の細道に比べると、道幅がだいぶ広いし、傾斜も緩やかになってます。
車(大八車)が通るので階段がありません。
ここは秀吉が小田原征伐に向かう大軍を通すために整備した峠で。
峠を下ったところにある間の宿には秀吉から羽織を拝領した宿屋があり、家康も訪れて茶わんを贈ったという話まであります。






街道沿いの大きな木。秀吉の行軍を見てたんじゃないかな。

平安の道~戦国時代の旧東海道~明治の道~大正の道(旧国一)~昭和の道(国一)と。
半日もあれば巡れてしまう道好きに超お勧めのスポットです。



その後のアゲハ。

この先はアゲハの蛹の羽化の写真が並ぶので苦手な方はここまでで。

羽化は何度か見れましたが、写真にようやく残せたので。
感動を共有してください。













羽化直前。蛹に羽根の模様がうっすら見えてきます



頭が出て来ました!ここがすごく早くて、あっという間に出て来るんですよ



しわしわの羽根が、徐々に伸びていきます。それに従って蝶のお腹が小さくなっていきます。





ここまでくると、あとは羽根が乾いたら羽ばたきを始めて、自分のタイミングで飛んでいきます。



この日は仕事に行く時間になってしまったので、外に出して出掛けたので、旅立ちは見れませんでした。


今は4匹の蛹が越冬中。ほんとは育てるつもりなかったんだけど、冷たい雨の中でじっとしてる幼虫をほっとけなくて。
つい保護してしまいました・・・。
あと、先ほど5齢幼虫(アオムシ化)になった子が一匹。
無事に蛹になってくれますように。


朝起きた私の目の前の光景。








寒くなる前に何とか日本坂の峠も歩いてみたいけど。11月は平日休みが少ないんでどうかな。



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