京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

長崎旅行6 大浦天主堂・グラバー園

2016-01-11 11:11:11 |  国内旅行

三が日も終わり、5日からの仕事も一段落、
3連休も今日を残すのみとなりました。

ところが、ところが。。主人が、5日から風邪気味。

ちょっとしんどい中、薬で抑えて、
勤務先の新年会に出席したものの、さすがに早く帰ってきて、
また薬を飲んで寝て。。

今は、ずいぶん元気になってきましたが、
この連休は休養タイムとなりました。


さて、ず~っと長崎の中華街にいたままの長崎旅行ですが、
このあとは、車で、長崎観光の大浦天主堂やメイングラバー園へ
向かいました。

長崎旅行5 長崎市内中華街の続きです。

長崎旅行1 有田焼祭り
長崎旅行2 平戸
長崎旅行3 ハウステンボスプロジェクションマッピング
長崎旅行4 九十九島展望と西海パールライン
長崎旅行5 長崎市内中華街
長崎旅行6 大浦天主堂・グラバー園
長崎旅行7 オランダ坂・稲佐山
長崎旅行8 長崎市内~雲仙へ
長崎旅行9 宮崎旅館・雲仙地獄谷
長崎旅行10 雲仙ビードロ美術館・宮崎旅館夕食
長崎旅行11 長崎雲仙~熊本天草諸島
長崎旅行12 天草~三角公園~京都へ

大浦天主堂・グラバー園へ

大浦天主堂やグラバー園近くにやってきて、
いざ車を停めようとしたのですが。。。

車が停められない

駐車場が、全然空いていないのです。。

並ぶことができれば、少し待ってでも車を入れることができるのですが、
どの駐車場も並ぶことができなくて。。

出た車があるタイミングで通りがかった車は、さっと入れてくれるけど
満車の札が出ていたら、だめ~と手で✖のサインを出されて
通り過ぎるほかなかったのです。

この時、私達は、タイミングがずっごく悪くて、
ぐるぐると3周ほど周ったのに、前の車で満車になったり、
私達が通りずぎたすぐ後ろの車が駐車場に入れたり。。

なんで、なんで~。。え~~。。どうしよう。

中華街の駐車場にわりと楽に停められたので、
まさかここでこんなに苦労するなんて思ってもいませんでした。

ようやく車を入れることができるまで、ぐるぐるこの辺りの道を30分以上。。

並んで待っている30分の方が気持ち的にはずっと楽やな。。
と思いました。

大浦天主堂

でも、さあ、気を取り直して大浦天主堂へ。

大浦天主堂に続く坂道にはお店がいっぱい並んでいて
さすがの観光地。。40年前とは全然違っていました。

たくさんの人の後をついて登っていくと大浦天主堂へ。

大浦天主堂は、豊臣秀吉の命により、
長崎西坂の丘で、はりつけの刑に処され殉教した
日本人やスペイン人など26聖人に捧げるため
建てられた教会だそうです。

だから、正式名称は「日本二十六聖人殉教聖堂」。

日本最古の木造ゴシック様式の教会、
国宝にも指定されているこの教会に、
そんな悲惨なお話が隠されていたなんて。。

ステンドグラスや、天主堂正面にある
「十字架上のキリスト」の美しさが印象的でした。

大浦天主堂から、旧羅典(らてん)神学校の横を通り
グラバー園に抜けることができます。

グラバー園

「グラバー園」は、国指定重要文化財の旧グラバー住宅
旧リンガー住宅・旧オルト住宅など、
市内に点在していた6つの明治期の洋館を移築復元したもの。 

 グラバー園は、2015年で開園41年目だそうですが、
40年ほど前に友達と長崎に行った時にも
私は開園直後のグラバー園に寄っています。

そういえば。。グラバー園が開園したので、行ってみたいねと
長崎旅行を計画したような。。
そんな記憶がよみがえってきました。

グラバースカイロード

あの時どんなふうにしてグラバー園まで坂道を上がっていったのか
覚えていませんが、いまは、動く歩道、エスカレーターがあり、
とっても楽に上まで行けるようになっています。

グラバースカイロードと名付けられたエスカレータは、
平成14年7月から運行しているようなので、

40年前は、きっとこの横にある相生地獄坂(あいおいじごくざか)の
狭い階段223段を登っていったのだと思います。。

あの頃は若かったよね。。

  

エスカレーターからゆっくりと見た長崎の街、
異国情緒があって、とっても素敵でした~。


 旧三菱重工造船所第2ドックハウス

グラバースカイロードを一番上で降り、
旧三菱重工造船所第2ドックハウスへ。
船の修理などのためにドックに停泊している間、
船員たちが宿泊するための施設だそうですが。。

只今、耐震補強などの工事中。 

でも、ベランダからの景観は圧巻ですよ~。

長崎の街や、港を行き交う船。。

緑の稲佐山などが目に飛び込み、
長崎をぎゅっと一目で見渡せる感じでした。

ハートの幹

グラバー園には園内にハートストーンが2個あって、
それに触れると恋がかなうというのは有名な話ですが、

石ではなく、こんなハートの幹もあるんですよ。

これも、見つけると幸せになれるんですよ~と、

グラバー園のガイドさんが説明されているのを、
見学者に交じって一緒に聞き、すご~いと一枚カシャ。

レトロ写真館

グラバー庭園を歩いていると、こんな素敵な衣装を着た
お嬢さん二人に出会いました。

余りにも可愛いので、写真撮ってもいいですかというと
は~いとにっこり微笑んで下さいました。

 

 旧長崎地方裁判所長官舎が生まれ変わったレトロ写真館では
30分600円とお手頃な料金で、レトロ衣装の中から
お気に入りの1着を選んで写真撮影できるそうです。

このままの衣装で園内の散策もできるんですって。
40年前にあったら、20代の私達も挑戦していたかもね。。

Tea Hause 自由亭

 日本人初の西洋料理店シェフとなった
草野丈吉さんのレストラン「自由亭」。

長崎市内諏訪神社近くから建築されたものです。

ここの2階が喫茶室になっているので
この素敵なカフェでちょっと休憩です。

主人は自由亭オリジナルブレンド珈琲、
私は、長崎ゆかりのダッチアイスコーヒー、
それぞれカステラとのセットですよ。

レースのカーテンがお洒落な窓から、
港を一望できて、本当に素敵。

ほっと一息、素敵なティータイムでした。

グラバー邸

旧ウォーカー邸などを見た後、
いよいよグラバー邸へやってきました。

貿易商であり、グラバー商会を設立した
トーマス・ブレーク・グラバーが住んでいた
日本最古の木造洋風建築です。 

1961年、主屋・附属屋が国の重要文化財に指定。

昨年2015年7月5日には、「九州・山口の近代化産業遺産群」
の構成資産の一つとして世界遺産への登録が決定しましたよね~。

そう。。確かに見覚えがあります。。

40年前グラバー邸開園直後に行き、
今また、世界遺産登録直後に訪れることができた私。。 

なんだか、懐かしさと感動でちょっと胸が厚くなってしまいました。

 

長い鎖国が終わりを告げた1859年、長崎に来日し、
グラバー商会を設立した、スコットランド出身の21歳のグラバー。

グラバーは、幕末の激動の時代の中、志士達を支え、
伊藤博文らの英国留学も手伝ったといいます。

維新動乱前後に多くの新時代の日本の指導者が続出したのは
彼の努力に負う所が少なくないそうですよ。

 

明治以降は経済人として、日本の近代科学技術の導入に貢献。
グラバーの人柄は、豪胆で情に厚く、誰にでも優しかったといいます。 

 

旧グラバー住宅の庭には大きなソテツの木があります。
グラバーに薩摩藩主がプレゼントしたというソテツは
樹齢300年、国内最大級のソテツだそうですが。。

実は、私はどちらかというと、その有名なソテツよりも
このアロエのような?植物に見覚えがあるような気がしたのですが。。

異国情緒に溢れ、素敵な洋館の建ち並ぶグラバー園、
世界遺産になったことで、ますます人が訪れるんでしょうね~。

 

さて、次は、長崎旅行7 オランダ坂・稲佐山へ続きます。

 

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