慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「新生児の本能」「成長後の動物の本能」「渡り鳥の本能」

2024年04月03日 | 生命科学
🌸動物の行動を支える本能

新生児の驚異の本能
 ☆本能とは、動物をしかるべき行動ヘと駆り立てる
 *本能は、動物に生まれながらに備わっていると想定される性質
 *「動物が経験や学習をしなくても実行できる」
 ☆一般的には生まれたばかりの新生児
 *彼らが示す行動は彼らがはじめて行う行動であり
 *それ以前に経験したことがない行動
 ☆生物における新生児の行動
 *メダカの稚魚、卵から孵化するとすぐに泳ぐ器官を動員して泳ぐ
 *ヌーなどの草食動物の新生児、直ぐに4本の脚で立ち上がる
 *アカウミガメの新生児は孵化した直後から4本の脚で歩き出す
 *子ガメは一斉に海を目指して歩く
 ☆哺乳類の新生児の乳飲みはもっと難しい行動
 *乳を飲むためには新生児は口内を陰圧にする必要がある
 *この陰圧を実現することが容易ではない
 *鼻から肺に通じる気道は閉じていなければならない
 *筋肉のそれぞれが勝手なタイミングや強さで収縮するなら
 *口内は決して陰圧にはならない
 ☆新生児には乳飲みを学習する暇もありません
 *このような超難度の行動は本能なくしては実現することができない

成長後の動物に見られる本能
 ☆トンボやチョウなどの成虫、蛹(さなぎ)から羽化して成虫になる
 *成虫で、実行しなければならない行動がいくつもある
 *羽化した昆虫の成体は一度も経験したことがない空中へ飛び立つ
 *彼らが食べる餌も、まだ一度も食べたことがない餌
 ☆モンシロチョウの幼虫のアオムシはキャベツなど植物の葉を食べる
 *チョウとなったそのときから餌はまだ経験したことがない花蜜
 *花蜜はどこにあるか、教わっていません
 *昆虫はすべてこのような難題を本能の力で切り抜けている
 ☆サケは繁殖場所の生まれ育った川を探し当て
 *それをさかのばって上流の浅瀬にたどり着いた後
 *川底の小石や砂を尾鰭で扇ぎ飛ばして浅い窪みを作って産卵する
 *これらの行動のすべてがはじめて経験する行動
 *産卵のときはメスとオスは放卵と放精を同時に行う必要がある
 *オス・メスが放精・放卵のタイミングを誤ると、卵の受精は危うくなる
 *そのタイミングの合わせ方も、本能の力で成し遂げられている
 ☆脊椎動物の中でも両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類
 *オスとメスが行う繁殖行動はもっと手の込んだ技量を必要とする
 *交尾の前に求愛と呼ばれる特有の行動を実行する
 *アカショウビンやカワセミのオスはメスの同意を得るために、
 (メスヘの「結納品」を贈呈しなければなりません)
 (捉えた魚、メスにプレゼントするのはこのときがはじめて)
 ☆動物は成体になっても本能なしでは乗り越えられない
 *難度の高いハードルをいくつも越えなければならない

⛳渡りの方位を割り出す鳥
 ☆ある種の動物は、繁殖・越冬のために
 *何百キロ、何千キロにも及ぶ長距離を移動する
 ☆ルリノジコは、方位を見出す
 *北極星の近くのおおくま座やカシオペア座など
 *複数の星が作る星座パターンを手掛かりにしている
 *リルリノジコは夜間にゆっくり回転する星座を見て
 *これに基づいてどちらの方向に飛び立つかを決定する
 ☆ホシムクドリも長距離に及ぶ渡り鳥
 *渡りの方位を決める際に太陽を羅針盤として利用する
 *同様のことはハトやミツバチの帰巣でも知られている
 *これらの動物は太陽を手掛かりにして、目的地への方位を決めてる
 ☆太陽を羅針盤にして渡りの方位を決定する方法の問題点
 *太陽が不動の定点は無く、補正しながら飛ばなければならない
 *ミツバチは体内時計を用いて太陽の動きを補正し
 *正しい帰巣路を見出している
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『本能―遺伝子に刻まれた驚異の知恵』







「新生児の本能」「成長後の動物の本能」「渡り鳥の本能」
(ネットより画像引用)
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「人間の悩み=他者との関わり」「狩猟採集生活の心」

2024年04月03日 | 生命科学
🌸なぜ他人が気になるのか3

他者との関わりについての悩みの正体
 ☆人間の悩み「他者との関わりにおける問題」
 *嫌いな同級生、同僚、先生、上司がいるなどの悩み
 ☆この悩みをもたらす原因
 *「みんなと協力しなければならない」という圧力がある
 ☆現代に生きる人間、他者と協力することで増えてきた生物
 *協力しなければならないという規範も受け継いでいる
 *身近にいる人と協力的な関係を築けていないと悩む
 *嫌いで協力したくない状況にあると居心地が悪く悩む
 ☆現代社会は人と人との協力関係によって成り立っていますが
 *必ずしもすべての人と仲良くなる必要はありません
 *現代社会の協力関係は洗練されており
 *個人の好き嫌いにはあまり影響を受けなくなっている
 *仲が悪いからといって協力関係が崩れているわけではない
 ☆学校での同級生との関係性についてはなおさら関係ありません
 *学校でみんなと仲良くすることを教えられますが
 *大人になって職業についたときに、仕事を円滑に行なうために
 *必要な程度に協力的であれば十分
 *すべての人間と仲良くなる必要はない
 ☆私たちは不必要なまでに他者との関わりを気にしてしまいます
 *嫌いな人間、仲の悪い人間が近くにいることにストレスを感じ
 *ここには、私たちの考え方と現代社会のしくみとのズレがある

私たちの考え方の由来
 ☆私たち人類が農耕を行ない定住し始めたのは1万年ほど前
 *それまでの100万年ほどは
 *少人数のグループで移動しながら、狩猟採集生活を送っていた
 ☆私たちの身体や脳は、約100万年続いた狩猟採集社会に適応している
 *私たちのからだには狩猟採集社会のこころが詰まっている
 *狩りや採集や調理、育児を集団で協力して行なっていた
 *多くの狩猟採集社会で共通しているのは「平等性」
 *平等性は群れのメンバーが安定して生き残るために合理的なしくみ
 ☆狩猟採集社会での平等性
 *集団のメンバーが安定して子孫を残すための重要なしくみ
 *なによりも大事なことは協力的で偉ぶらないこと
 *狩猟結果も自慢にならないように気を付けて成果を報告する
 *狩猟採集生活者にとって、仲間から嫌われないこと
 *仲間外れにされないことは生きていくうえで大切だった
 ☆人間はこのような社会で100万年を過ごしてきた
 *人間の考え方も倫理観も未だこの狩猟採集生活に適応している
 ☆私たちが狩猟採集生活の心を未だに有している

人間は学習で本能を超えた行動ができる
 ☆私たちが協調性を重んじて、隣人と仲が良くないと悩むのは
 *この考え方(狩猟採集生活)の名残
 *いわば時代遅れの本能が残っている
 ☆狩猟採集社会では仲間外れにされることは死活問題です
 ☆現代の社会では、そうではない
 *協力性は社会制度の中に組み込まれている
 *現代社会では、嫌われても生きていく権利が保障されている
 ☆人間関係の悩みの多くは
 *生死には関係なく、いわば気持ちの問題
 *このような悩みを解決するには、学ぶことより他はない
 ☆生物としての進化のスピードは社会の進化に比べて
 *圧倒的に遅いので、進化に任せていては社会変化についてけない
 ☆人間の考え方は、学ぶことで変えることができる
 *本能が求めることの理由を学べば
 *理性によって本能に逆らうことができる
 (例)バンジージャンプは、命を危険にさらす行為
 *人間の本能は恐怖を感じて忌避するでしょう
 *ところが人間はひもがついていれば安全だと確信して
 *飛び降りることができます
 (例)殉教者など自分の命ですら
 *信念のために投げ出すことができる場合もあります
 *人間以外の生物では、決して真似できないことでしょう
 ☆人間は学習によって本能を超えた行動ができる唯一の生物です
 *論理的に考えて役に立たない、意味のない悩み
 *捨ててしまうことが可能です
 ☆悩みというのは現実が本能にそぐわない状況で生じるものです
 *悩みの解決にはまずその悩みをもたらした生物的な由来を理解し
 *本当に悩む価値のあることなのかどうかを吟味することです
 ☆現代社会を生きる上で悩む必要のない問題だと理性が判断すれば
 *そんな悩みは無視して、自分が大事だと思うことに時間を使う
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、『増えるものたちの進化生物』





「人間の悩み=他者との関わり」「狩猟採集生活の心」
(ネットより画像引用)
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禅系宗派(臨済宗・曹洞宗・黄檗宗)「座禅で悟」

2024年04月03日 | 宗教
🌸禅系宗派

 ☆禅とは、さまざまな宗教で実践される修行の一種
 ☆菩提樹の下で坐禅を組んでいたときに悟りを得た釈尊にはじまる
 *釈尊の高弟にそれが受け継がれた

⛳「ダルマ(インド僧・達磨)」が禅宗を確立した
 ☆達磨は自ら何年も坐り続けることで
 *経典などで理論を学ぶよりも坐禅を実践すること
 *重要であることを弟子たちに示した

 *禅宗の特徴は、教えを言葉で伝えるのではなく
 *直接体験によって悟りをめざす
 ☆人間誰しも仏心をもっている
 *経典などに頼らずにじっと坐禅を組んで自分の心を見つめ
 *悟りを開くべきだという

⛳禅宗は、日本に本格的に伝わったのは鎌倉時代
 ☆栄西により臨済宗、道元により曹洞宗が伝わる
 *江戸時代には中国の僧隠元により黄檗宗が伝わった
 ☆禅宗は、密教や浄土信仰とは違って
 *現世利益や極楽往生という実利効果をもたらす教えではなかった
 *しかし、新たに台頭した武家に好まれ広まつていつた
                          (敬称略)
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⛳出典、『比べてわかる!日本の仏教宗派』


禅系宗派(臨済宗・曹洞宗・黄檗宗)「座禅で悟」
『比べてわかる!日本の仏教宗派』記事より画像引用)
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