忘却への扉

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非暴力デモも強制排除

2017-06-23 | 共に

 【 地 軸 】 2017/6/18 地方紙1面下段コラムより

[ 本当に日本で起きていることなのか、目を疑った。全国から何代もの大型バスで押し寄せる機動隊。座り込みを続けている住民らの中に分け入り、一人ずつ数人がかりで引きずり出す。
 ▲沖縄の米軍基地前で繰り返される光景だ。フリージャーナリストとして沖縄の最前線を記録し続ける三上知恵さんの映像は、がくぜんとする現実を映し出す。
 ▲二度と戦争の島にしたくないとの住民の切なる思いは届かない。政府は新基地反対を示す選挙結果をことごとく無視、話し合いに応じず、最後の手段の非暴力デモも強制排除する。
 ▲映像には山城博治さんの姿もあった。市民団体「沖縄平和センター」を率い、病を押して日々基地の前に立つ。機動隊に車の上から引きずり降ろされ負傷した女性を案じ、やりきれなさに泣き崩れる表情が忘れられない。
 ▲彼は活動中、有刺鉄線を切断した器物損壊容疑で逮捕され、5カ月もの間拘留された。家族と会うことも許されず、抗議行動からの離脱を迫られたという。だが「私も沖縄県民も弾圧には屈しません」。「人権のとりで」とされる国連人権理事会で先日、民意の尊重を訴えた。
 ▲沖縄では歌い、踊り、語り合いながら、しなやかな抵抗が続く。活動する人に通勤の車から手を振ることも連帯だと、山城さんは先月今治で講演した。「共謀罪」法が成立、人権や表現の自由侵害は人ごとではない。まずはこの国の現実を知ることから連帯したい。]

 ( 忘却への扉 ) 国連人権理事会で沖縄の現実と民意を訴える市民団体についての報道はラジオで聴き、日本政府は沖縄をいまだ米国の支配下にあると考えているのかと憤りさえ感じる。
 「共謀罪」を成立させた政権。住民運動だけでなく一般市民も監視下に置かれ、弾圧も増すだろう。治安警備にもあたる物々しい装備の機動隊(警察機動隊)を私が見たのは、この過疎地の四国佐田岬半島の伊方、付け根の瀬戸内海側に核発電所建設が問題になったころ。団体や組織とは無関係、どういうものか知りたいと個人として出かけた。
 話を聞いた後、自然発生的か予定通りかデモになり私も静かな流れの一員に。その時デモを取り囲んだのが威圧か監視か大勢の警官と、どでかく厳つい本物の機動隊員たちを始めて見た。国家権力がらみの原発建設にすら、表現の自由を抑圧を強く印象付けた。


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