カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

「新宿鮫」大沢在昌

2022年03月07日 21時01分59秒 | 本 / BOOKS

大沢在昌と言えば1990年発行の「新宿鮫」である。

主人公は新宿署防犯課の鮫島警部、新宿の鮫だ。
鮫島は25歳で警部補になったキャリアであったが、
出向中に左翼過激派のスパイをめぐり警察内部で意見が対立、
ノンキャリアの警部補に模造刀で切り付けられ重傷を負う。
その後、要注意人物とみなされ新宿署防犯課に転属、
要職に就かされる事もなく厄介者となる。

半面、署内に厄介者の鮫島と関わりたい者がいないため、
自由に単独捜査に当たる事ができトップの検挙率を挙げる。

第1作では、新宿鮫と呼ばれるようになったいきさつが
描かれている。フィクションなのでキャラクターや
バックグラウンド、設定は自由である。
36歳の鮫島の恋人が22歳のロックシンガーの晶と言うのも、
あり得ないと思う(笑)。最近では芸能人も一般人と
付合ったり結婚する人も増えているが・・・
ロックシンガーの相方はバンドマンや音楽関係者と、
相場は決まっている。私的意見だけどね。

新宿署では凄腕刑事だったが妻と息子を亡くし生きる屍となった
上司の桃井課長と鑑識の藪だけが鮫島の味方である。

銃に見えない形の模造銃を造る木津を追う鮫島だが、
用心深い木津は工房のありかを突き止めさせない。
執拗に張り込みなんとか工房にいる木津に迫るが、
反対に待ち伏せされ窮地に追い込まれる鮫島。

なんと生きる屍であった桃井課長が救出にかけつけ、
危機一髪で助かる鮫島・・・・。

1993年に映画化された時に鮫島は真田広之、
晶は田中美奈子、木津は奥田英二、桃井課長は室田日出男、
藪は矢崎滋が演じた。そもそも大沢在昌は真田広之と川村カオリを
イメージしていたが川村は出演を拒んだため田中美奈子になった。

その後、第2作からTVドラマ化された時には、
舘ひろしが鮫島を演じたが、個人的には舘の方が鮫顔(笑)だし、
長身だし(真田161cm、舘179cm)合うと思う。

原作は真田をイメージしながら読んだけど。
ジャパン・アクション・クラブ出身だしね。

新宿鮫を読み始めてからペースが上がった~。
やっぱり大沢在昌の作風や表現、展開が好きだわ。

コメント
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