2009年の作品、タイトルはヒンディー語で
「私の夢の中に誰かが来た」。1995年にリリースされた
「勇気ある者は花嫁を連れて行く」と言う曲に基づく。
この映画の中でランディープ・フーダは幻想の登場人物として、
悪戯な天使のような(笑)設定。ロックシンガー、警官、神、
ジゴロとコスプレ三昧だが、演技の幅が良く解るので、
その点では良い。また「ラール・ラング」と比べて、
ヒンディー語が聞き取りやすかったのは、
やはり前作はハリヤナ訛りだったのだと思う。
私もかなりな妄想クィーンなので・・・・
こういう映画は好きである。
<ストーリー>
マヤ(ライマ・シン)は夫ヴィクラム(アルバーズ・カーン)と
娘のプリヤ(エカ・クマール)とデリーで暮らしているが、
ある日、電話で夫が愛人と話している会話を聞いてしまう。
結婚前のマヤは音楽や歌が好きだったが、
ヴィクラムは全てを封印させ生活を支配していた。
なんだよ・・・。好きな物を辞めさせといて浮気かよ!
マヤは空想の中でジャイ(ランディープ・フーダ)と言う
アバターを登場させ夢を見始める。
隣に住むバンドマンの若者の勧めである事務所に
歌手として契約しオーディションに出る。
娘のプリヤが病気になるが病院に行くお金さえも、
持たされておらず隣人に借りて行く。しかも夫は、
(おそらく愛人と一緒で)全く電話にも出ない上に、
帰宅しても思いやりのかけらも示さない・・・。
マヤは友人のタッパウェアの訪問販売を手伝い、
小遣いを稼ぐようになる。
どうしても歌手になりたいマヤは隣人のバンドと一緒に、
オーディションに出て合格しデビューする事になる。
ヴィクラムはマヤに娘の母親が必要なだけである、
結婚生活の破たんの原因は全てマヤであると言う。
主婦からスターになったマヤだが、ヴィクラムは
一切認めようとはせず家を出て行く。
バンドのヴォーカリストとして成功したマヤの家の、
向い側に誰かが引っ越してくる。
それは・・・・空想していたジャイだった。