カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

日本ライト級タイトルマッチ

2006年04月10日 23時25分59秒 | スポーツ / SPORTS
チャンピオン 伊藤 俊介(金子)
         19勝(14KO)2敗1分
                
           同級1位 長嶋 建吾(18古河)
                  27勝(14KO)3敗2分   

第51代日本ライト級チャンピオン伊藤俊介君(写真左側)の初防衛戦。
相手は元東洋太平洋級チャンピオンの長嶋建吾選手。(写真右側)
そして2002年には世界暫定戦に挑んだことがあるベテランである。
今のライト級では、一番の強敵かもしれない。

               

 試合は3-0の判定で長嶋選手が勝った。
     (97-94、99-93、99-93)
今日のところは完敗だった。素直に負けを認めよう・・・。

 長嶋選手は老獪だった・・・。
「老獪」と言う言葉は、
今夜の長嶋選手のためにあるような言葉だ。
ダテに30戦以上やっているわけじゃなかった。

負け惜しみに聞こえるかもしれないけれど、
今でも強かったとは、少しも思っていない。

攻撃、防御、距離の取り方、試合運び、駆け引き、
全てにおいて俊介君より上手かった。

パンチが多彩だった。どんな距離でも、どんな体制でも、
どこからでもパンチを繰り出してきた。手数も多かった。
特に離れ際のパンチが上手い。
巧妙に死角からパンチを出してきた。

たぶん俊介君の方がリーチがあると思うのだが、
ナゼだかパンチが届かない。魔法にかかったように終始、
長嶋選手のペースで戦ってしまった。

 素人の私から見て不思議に思った事がある。
サウスポーに対しては右ストレートから、
と言う定石的な戦法をなぜ使わなかったのか? 
(長嶋選手の上手さが、使わせなかったのか?)

どう見ても強そうに見えないボディーを、
なぜ打たなかったのか?
(距離的に、ボディーが打てなかったのか?)

身体の小さな長嶋選手に対して、
初回からプレッシャーをかけて前進し、
中盤までに試合を決めてしまうと思ってたのだが、
なぜ5回くらいまで打ち合わなかったのか?
(ネームバリューの前に前進できなかったのか?)

前半の攻撃が消極的だったという声もあったが、
打ち合いに転じた後半でも打ち負けていた。
ポイントが長嶋選手についていた事からもそう言える。

            

初めて俊介君の負けた試合を見た。
今夜は不完全燃焼だ。
俊介君は自分のボクシングをしていない。

相撲にはこう言う格言がある。(ボクシングには、あるのかな?)
  「負けて覚える、相撲かな。」

今夜の試合で得られた事は多かったと思う。
敗戦をこれからのボクシング道に生かしてもらいたい。
今後も応援し続けるので頑張って欲しい。 

(記事を書いていたら、悔しさがこみ上げてきちゃいました。)
コメント (9)
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