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リーディング会の一つの思い。

2018-09-12 08:15:31 | エキストラ
リーディング会の基本って、「おれこれ書いてみたけど…(弱気)」「へー、じゃあちっと読んでみる?」だと思うのね。

なので、僕は普段は描かない暗い話しを披露して反応を見たりするのです。ちなみに今回は明るく(というのも、はじめの頃は誰も出してくれないから仕方なく描くことにしたんだ)。

書き手の想いなんて、演出家がいっくらでも変えられる。3人でやるシェークスピアなんて作家バカにしてんのか! という思いしか湧かないし、わざわざ良い戯曲を無料で拾ってくる主宰とか、再演で良いんじゃないですかねーなんてのも、まあ、作家に再度金が入るから良いすけどー、なんか逃げだよねーなんて思います。

今回、リーディング会をやるにあたり、楽しんでもらいたい!はもらいたいなんだけど、リーディング公演のつもりはさらさらなくて、基本は戯曲のつくり、構造や効果が狙った通り出ているか、描いた人が確認する為の物だと思っています。

作家以外の想いは…役者以外は持たない方が理想かなーとも思うのです。
誰が読んでも普通そうなるよね、程度の。

勿論、めちゃくちゃすごく演じて欲しいので、滅茶滅茶良い役者さんに来ていただくのですが、そのためには作者が戯曲に細かく指示を出す必要があるんす。

行間から拾うんじゃなくてト書きや語尾から拾って欲しい。

というのも。自分で公演を打つ人以外は、描いたホンを何かのショーレースに出すわけで、ホンがダイレクトに読み手に渡るわけです。

大勢出てくるシェークスピアを3人で、なんて事はしない、台詞のない兵士一人一人まで頭の中に登場するわけです。和服なんかも来てないしダンスなんかもしない。そういう作家の努力を潰すようなことは絶対しない。

素直に読んだ時、どう見えるか…これを描いた本人がキチンと見て、ああ、こうなっちゃうのか、とか、ああ、折角登場人物殺してみたのにあんまし感動しないね、とか、伏線役に立ってない!とか、そういう所を確認して欲しいのです。

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