ブログスムタ

演劇だの映像だの猫だの犬だのなんでもいくぜ!

映画とかに思う事。

2016-02-29 07:43:48 | 日記
役者さんと話していて、最近の日本の映画は‥という話しが出た。僕はその、エモーショナルな映画や観て悩む映画はあまり好きではないので、今回出ていただく役者様に「申し訳ないなー」と思っております。めー。

僕の舞台を観ていただける方は是非、役者さんは谷岡に付き合わされているだけで本当はもっと凄い事やれるのよ、という事を知っておいていただいけると嬉しいす。

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※観てる瞬間はそんな事忘れてくださいお願いします。

また、馬鹿馬鹿しいものはキチンとしたものが根底にあるからこそ、という事もあるかなーと。思うのよ。

でね、確かに、理解し易い物語は観ていてつまらない事もある。今更桃太郎をワクワクしながら読めるか、と。
え、今更何かの焼き回しの様なストーリーですか?と。

ただ、一方で思うのは、日本の漫画が世界に受け入れられていることで、そこにはストーリーの起伏や驚きの展開はあるものの、理解しがたい‥はない気がするのね。ジャンプを読んで「この人物はどう考えてこんな風に行動したのか?」で論議は起きない訳で、仮に「悟空は何でここで敵をぶちのめさないの?」なんて言おうもんならクラス全員から「○○が人質にされてんじゃん」「やれるわけないじゃん」「馬鹿なの?」と袋叩きにされるはずだ。
ドラゴンボール読んだことないけど絶対そうだ。

ま、そんなことは微塵にも思わず、「おわー続き気になる!」となっている筈なのだ。

日本の映画はまだまだエンタメが足りないと思うのよ。

堤監督のセミナー

2016-02-26 17:46:33 | 日記
行ってまいりました、堤監督のセミナー。



どんな風に映画を作っているのか、というところをがっつりと聞きました。

さて僕はまだ、舞台人なので、映像の話しを聞いても、ふーん大変だな嫌だなぁ、としか思わなかった訳だけど、それでも幾つか大事な事を教わりました。

スクリプターになった方の話し。なりたくて偉い人に直談判。無謀なんだけど、これが正しい。要するに頑張るしかないのだ。

僕らサラリーマンはこの努力はしないよね。ここが大事なんだ。ほんとに。

そして。。。

やっぱりお金っ!

これすよ。これ。「映画は志しを持って撮影に臨むものだ‥とはいえ食ってかにゃならん」

ここはね、監督の感情が昂ぶる部分なんだよね。なにか昔嫌なことでもあったのかなあ(笑)。

あと、ヒットした映画と、映画の賞を取るものの作風の乖離についても触れていた。おれもこれは困った問題だと思う。



なんていうのかな、賞を獲ったものが素晴らしければもっと拡めるべきだろうな、と思うし一般人には伝わらないよ、で済まされるものでもない。

勿論そこからみんなの喜ぶ映画にインスパイアされてゆくのかもしれないけど。

僕も最近演劇を観てて、ちょっと観方が変わってきたことに気付いた。昔演劇人が言っていたようなことだ。「実際こんなこと、言わないでしょ?」みたいなことやら、「ありえないよね」などのつまらない感想だ。

そんなこと一般人はどうでも良くて。

ただ、偉い評価する人たちはそういう細かいところまで見てるのではないかな、なんて思うわけ。そこ本質じゃないでしょ?みたいな

ま、色々なこと学びました。ありがとうございました。

お笑い不安症。。

2016-02-25 12:34:14 | 日記
笑わなくなったね、と言われる。

日常は笑っていると思うが、ことテレビやお笑いを見ても笑わないらしい。イロモネアに出たら「なんだあいつ」と怒られそうな位笑わない。

先月までは気にしなかった。そりゃ、番組がつまらないのだろう? そう思っていた。

が、ここに来て不安になる。

例えば、お笑い番組は恐らく、日本のプロが作り上げている笑わせるための番組で、多くの人が、しかもプロが「面白い!」としているものだ。

笑いの仕組みがあり、ロジックがあり、最高の演者がそれを立体にしたものだ。


‥それが笑えない‥というのは俺に問題がある。

いや、問題云々はどうでもいい、兎に角世間と合っていないといかんのだ。

‥‥そこはかとない不安に‥。

うふふ。

2016-02-22 08:23:50 | 日記
音楽を作ってもらった。みっつ。

凄く良い。聞いた瞬間「ゾクリ」とくればオッケーです。

笑ってしまうんだけど、最後に創っていただいた曲は、なんかその人の演奏が想像されて。

これ言うと怒られちゃうかな?

その曲は「怒り」をイメージして創ってもらったのだけど、僕の発注自体がいい加減で「怒り」でお願いします‥位しか言ってないのね。

で、あがってきた曲は僕の中では「詰問」だったのね。これが求めてたのとは違うんだけど凄く良くて。おわ良いなぁ!

作者の好む音域がある気もするし、性格ややってきたジャンルや‥なによりその人そのものが音楽になってて、その中に真面目に怒りを表現しようとしてる演奏がみえたのね。

子供が親に向かって頑張って怒っているような、可愛らしい怒り。発注とは違えどその曲をボツになんかできないので有難くそれを下さいと言いました。

曲は上がったのに戯曲は進まず。

時間を置くと戯曲は腐ってゆく。昔のテレビドラマを今見ると「古くさいなー」と感じるように戯曲も腐る。

申し訳ないが、名作とされる戯曲も古いものはどんどん腐ってゆく。直したり、演出でなんとかしているのだろうけど。

作る直前にまた直さなければ。ね。

マリモジャンル

2016-02-16 07:58:15 | 日記
先日、プロの一言に凹まされまして、色んな言い訳をブチブチ一日中心の中でしてまして、時折それが口から出てしまい、まあ気持ち悪い人として周囲に白目で見られてたのでしょうが。

そんな折り、マリモさんの演劇を観ました。

あれ、演劇なのかな。

白黒コピーで手書きのチラシ、基本無料投げ銭制。うーむ。こりゃ電車賃の方が高いなー。でもなー、主役のマリモさんは大好きだしなーという感じで行きました。

行くと‥会場が見つからないわけですよ。

横浜の中華街の、中国かどうかすら怪しい雑貨屋と土産屋が入り混じる道。

そこでふくよかな、スキンヘッドの男が手招きしてるわけです。

目をそらすおれ。

「あの! 怒れる親父(高橋氏こんの氏が作った谷岡も出てる映像)に出てた方ですよね」

‥え? 映像って凄いなー。あ、ここか!

雑貨屋のランプを避けながらその奥にある細い怪しい階段をおりると、そこに会場があった。

いつもはヨガとかやってる会場。

へー。

で、座って観る。

狂ったように踊るマリモさん。ゲラゲラ笑うオレ。笑っていいのかどうか悩んでいる客の空気が更におれを笑わせる。「マリモキング」。きっとライオンキングにインスパイアされたのだろう。

大笑いしたけど、単純なドラムとマリモさんの歌はセンスがいい。踊りもいいのだが、時折シャーとか言うんだよね猫かっ。

踊りが終わり、「はい、ありがとうございました。」と取り留めもない話が始まる。

えー!あんじゃそりゃ(笑)。

しかも次の用意も始まる。着替えとかね、舞台でするの。「これイッセー尾形って人がやってたんですよ」なんていいながら。自由すぎる。

演目は後半に向け複雑になってゆく。

最後はキチンとした舞台になるんだけど、基本的なグダグダ感(?)は演目の合間合間にキチンと存在して。

そーだな、ミュージシャンが一曲歌い終わって、トークする感じかな。「この曲は眠れない夜にあーだこーだで作りました」みたいな。

ああ、それだ!

マリモジャンルの演劇は絶対需要があって、それは綺麗なプロの手によるスチールとかフライヤーとかは必要としない。

反対に言えば技術に頼り切ったテクスチャーのみ立派な作品は需要はあれど、俺の観たいものではない。

それぞれのジャンルがあって、それぞれが、自分の小屋に来てくれた人を楽しませれば良い。

俺は俺の好きなのを信じていいんだなー。よかった。行って本当に良かった。