summer diary

日記らしきページ

どんな音楽がやりたいか?

2021年04月25日 | Weblog
 クラシックギターを再開してから、まだ一年も経過してない。
カルカッシ教則本を愚直に練習に励んでいる?? 
これはちょっと嘘で、同時進行でソロギター曲も覚えている状態。
なので、クラシックだけのギターではない。
で、今回はさらに、ジャズギターと言う領域へ踏み込むことになった。
踏み込むと言うのはちょっと違い、ほとんど初心者の感覚でジャズを弾きたいと思ったのである。  ジャズに関しては、若い頃にはジャズのLPレコードも何枚の持っていた時期もある。 彼女とジャズ喫茶で長い時間を過ごした思い出も多い。 さらに、家から遠くない場所にジャズを専門とするパブなどへ友達と何度も酒を飲みに出かけた頃もある。 
実際に、私は正直、クラシックよりジャズの方が遥かに好きな音楽の部類なのである。 なので、こうしてギターを再開してから、何時かはジャズを弾きたいと願っていたのは正直ない気持ちだ。
でも、やはり、クラシックはギターの基本としては最高の領域だ。
クラシックを極めれば、おそらく、どんなジャンルの音楽も引き熟すことはそれほど難しいことではない。 
もちろん、クラシックの曲も、そのギターの生音も最高に魅力的だ。
少なくとも、音楽としての完成度は他の楽曲はとても追従するだけの魅力は持ち合わせて無いだろう。
ただ、私の感性は、どうしてもソロギターにしても、アドリブで自由に音を奏でると言う奏法が好きなのである。
音符には無い、オリジナルなテンポ、音、メロディー、そうした自分が奏でる自由な音こそが、ギターを弾くことの意味が存在する。
決められた音符や符号を忠実に再現することも確かにその充実感は至極だろう。 しかし、別の視野から見ると、どうしてもある音楽の既定の中で存在する音だろうと思うのである。
自分の感性や直接的に演奏することが出来るなら、私はその方向に魅力を感じる。  これは、ジャズと言う自由で個人の感性を最大限引き出すことが出来る音楽としては他には類がない。
で、私はジャズがやりたいと実感した。
エレキを手に入れた時からそう思っていたけど、やはりエレキの音自体に魅力を感じる感性は私の生まれ持った音楽的な才能?? 才能なんて言う言い方はべつとして、私の肌に合う音楽的な感性なのである。
これは、やはり、自分の感性に素直に従う事が未来を築く礎となるだろう。
大袈裟に言ったけど、音楽や絵画、文学でも同じ事が言える。
自分の感性との同調が出来るかどうか。
これなくしては、クリエイティブな世界は見えてこない。

これからも、もちろん、今の私のギターの主軸はクラシックだ。
それでも、これはやはり一つの過程だろう。 最終的にはどの場所に行きたいのか? それは、ジャズであり、ソロギターなんだろうと私は実感する。
基礎的なギターの技術や音楽理論を会得するためには、基礎力を磨くことが最善の近道だ。
エレキを弾きたいと思う人も、一時期はしっかりとクラシックで鍛える事も基礎を築くためには良い方法だろうと思っている。 
クラシックのギターはその構造から、ネック幅もギターの種類の中でもダントツに幅広だ。 弦はナイロン弦で音自体に柔らかさを感じるし、指先への負担も軽い。 なので、初心者が始めるにはとても良い材料だ。