イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

うちの近所の空き地のフクロウ、水仙に囲まれてうれしそう。春真っ盛り、レントに参加

2017年03月26日 09時00分00秒 | 英国の木々と草花
実はまだロンドンの写真がいくつかあるのですがひとまずおいて。今日は季節感のある話題を・・・



もうすっかりおなじみ、木彫りのフクロ、ヴェーラウのいるうちの近所の空き地、ケールグリーン・コンサベーションエリア。


天気のいい、昨日の写真です。すっかり春らしくなって来ました。

ラッパ水仙が花ざかり。






ラッパ水仙 daffodil はレント・リリー Lent lily ともいいます。

レントというのは、シュローヴ・チューズデイ(今年は2月28日)からイースター・サンデー(今年は4月16日)までの約8週間のイースター期間のことです。

キリスト教徒がキリストの受難を思って節食する期間です。

以前、ケールグリーン・コンサヴェーションエリアについて書いた時に、実行している人を一人も知らないと書きましたが、そのあと、実は実行している家庭に2泊して、一晩、レント食をおよばれしました!

ロンドンにパスポートの更新に行った際、とめてもらった夫の弟の家庭では一番下の18歳の娘が英国国教会に独自に入信して、レントを実行していました。
家族全員付き合って、お客の私もお相伴して野菜のだしのよくでたスープによく煮込んだ根菜と菜っ葉とハーブを加えて丸めた小麦粉のお団子(ダンプリング)をいただきました。・・・スイトンですね。オーガニックのパンもついてきました。

なかなかおいしかったです。

この家庭は、うちの夫のように魚は食べる「ペスカトリアン」ではなく、魚も食べない本格ヴェジタリアンです。

教会に強制はもちろんされません。
私の義理の姪が自分からすすんで実行しているらしく、一家揃って食卓を囲む夕食だけ、肉、魚を食べないのは通常通りですが、卵、乳製品も一切使わない食事に一家全員付き合っている、とのことでした。

本当は植物油もこの時期さけるべきなのですが、家庭ごとの判断にゆだねられているらしく、この家では使っていました。

乳製品の代用には、高価なアーモンドミルクを使うそうです。

ちなみに、甘いものも、だめ。
姪はスナック菓子などもつまめないので、学校からおなかをすかせて帰ってきた時のためにおやつ用に、野菜をゆでたもの、マメ類など冷蔵庫に常備してありました。

健康によさそうです!うーん、一回,二回なら好奇心を満足させてくれますが・・・8週間は厳しいですね。お付き合いはごめんこうむります。

3月10日の、クロッカスが花ざかり記事もあわせて読んでくださいな。↓ リンクを貼付しました。
スノードロップス、クロッカスが花ざかり、イースター前の断食期間の名を持つレントリリーは出番待ち

今日から、サマータイムの開始です。
日が長くなってきました。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

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3 コメント

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精進料理 (八幡@若林の弟)
2017-03-26 16:56:05
日本の精進料理も一回食べればもう飽きてしまいます。
まるで永平寺の修行僧のようですね。
おっしゃる通り、健康に良さそうです。
私の人間ドックの数値も、これをやれば改善するかもしれません…。
健康食 (江里)
2017-03-27 00:47:32
期間限定でお試しあれ。家族、特に奥様の協力は必須。子供達の抵抗する様子が目に見えるようです。あそこの家庭は普段からヴェジタリアン食で節制が行き届いていたので無理なく移行できたんだと思います。生まれてから一度も肉、魚を口にしたことのない3姉妹。ゼリーも市販のケーキもダメ。ラードやポークジェラチンが入ってるから。そんな家庭でレントを実行するのはたやすい。
熱心な信者 (Chun)
2017-03-28 13:06:30
敬虔なカトリックの友人宅は、チョコレート断ちしてましたね。食事はお肉を食べてました。

私たちが住んでいた地域の教会では、教会の子供のクラスでグミくれるくらいなので、そこまでストイックではなさそう。

学校の給食に必ずベジタリアンメニューがあったけど、休み時間に(有害な)スナックを売っているイギリスで、そうした食生活を貫くのも大変だろうなぁと思います。

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