イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ピーク・ディストリクトの丘陵をうろついて、羊のふわふわを拾いあさる、カースルトン その3

2015年07月01日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
ピークディストリクト国立公園 Peak District National Park の蜜の壷、カースルトン Castleton について、続きです。


村の中心の戦没者慰霊塔がある広場の奥の家々の間の狭い通路を抜けると、両側が切り立った崖の、ライムストーン・デール Limestone Dale に出ます。


羊でいっぱいの、ちょっとした上り坂です。


ちょっと見えているこの建物はこの村のもっとも知られた名所の12世紀の古城、ペブリル・カースル Pevril Castle です。


もちろん村の名前はこの古城に由来します。

町のちょっとはずれ、観光客のぶらぶら歩きにうってつけのちょっとしたハイキングコースなのですが、カジュアルな街着の観光客がはいている「歩きやすい革靴」ではごろごろしすぎで歩きにくそうです。

羊が短く食いちぎった緑の草地を歩けばいいんですね。(羊のうんこだらけですが)

この小道、湧き水が流れ下りてて、ちょっとした小川状態でした。


バスケットボールシューズをはいた若い女の子は水が滲みて難儀してました!

うちの夫はものものしいウォーキング・シューズ、私は町でも悪路でもOKの、底がぼこぼこ厚いドクターマーティンスのブーツで正解でした。

少し行くと視界がひらけて崖の上にでます。


本格的なウォーキングをする人達のために、まだまだ先に険しい道が続きますが、私たちは脇の牧草地に入って、村まで下りることにします。


カジュアルな街着の観光客たちもいっしょです。






さて、これはなんでしょう。


抜け落ちた羊毛でーす。

私が撮った、他のピーク・ディストリクトの写真にも、羊といっしょにこのモコモコが写ってるのに気づかれた方がいるかもしれません。

こんな風に鉄条網にからみついてたり


木の枝に引っかかったりしています。

地面にもふわふわ。

もちろん夫はものすごくいやな顔をしましたが私は拾って歩くことに。
丘を降りて、村へ入る道路にたどりつくまでにいつも持ち歩いているリユーザブル・バッグ(日本でいうエコバッグ)にパンパンに詰まりました。

大きなかたまりも。


灰色に薄汚れてみえますが、これは羊の自然の毛色なのです。

毛足の長い絨毯を芝刈り機で刈ったようなものすごい巨大なかたまりも多々ありましたが、そういうのはウンコがからまってたりして汚かったのです。
夫がそばに立ってて「これにさわるんじゃない!」とすごむし、さすがに拾いませんでした。

上半身ずるむけ状態の羊。

夏に向けて衣替えの準備中です。
他にもむさくるしい姿のヒツジがいっぱいいました。

お尻に勝利のVじるし。


モコモコは熱いお湯でよく洗って、泥や枯れ葉、枯れ枝などをていねいにとりのぞきました。

毛糸に紡ぐつもりだったのですが、ユーチューブでやり方を見たらものすごくめんどくさそうでした。
道具もいるし。

まだやっていません。

清潔なもこもこはスーパーでもらった袋にいれてしまってあります。
ヒツジ臭くて、家族の評判は悪いです。




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ありがとう。



コメント (9)
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