イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ピークディストリクトの蜜の壷、カースルトン その2

2015年06月28日 09時00分00秒 | ピーク・ディストリクト
ピークディストリクトの有名な町、カースルトン Castleton、きのうの続きです。


自然のなかの静かな孤立した集落が自然発生的に観光客の注目を集め、ビジター・センター(観光案内所)、駐車場、みやげ物屋、飲食店、公衆便所など観光地に必要な設備が少しずつ設置されていく現象、あるいはその場所を英語の観光専門用語で「ハニーポット・ビレッジ honeypot village 」というそうです。

日本語の訳語は知りません。というよりその概念がないのでは?
直訳は「蜜の壺集落」・・・?


地域の観光局はハニーポット化した場所に集中的に資金を投資して観光化を促進、観光客の需要を満足させることにつとめます。
人が集まるところを意図的に用意して、観光産業を効率よく発展させるんですね。

そうすることによって周辺の豊かな自然を手付かずで保存する、景観を俗化から守る、農業など昔からの産業を観光化の悪影響から守る役割が果たされます。


古城と公開している洞窟が4つあるカースルトン Castletonピーク・ディストリクト国立公園 Peak District National Park の代表的なハニーポット・ヴィレッジのひとつです。


等身大のピンクパンサーが招き猫代わりのキッチュなガラクタ屋があります。


私が必ず立ち寄る心和むスポットです。

今回、むいたバナナの形の柄のついた、とんでもなく下品なスプーンを買いました。ここで買い物したのは実は初めてでした。(夫はすごくいやな顔をしました)

集落の裏の丘へ上がる小道に出ると、観光地の印象は一変!

自然のままの切り立った崖と、草を食むヒツジと、中世からかわらない光景が広がります。



今回、楽な周辺ウォーキングをすることに決めた私たちと同様、村を離れて、ちょっとぶらっとするつもりの観光客がちらほら。

看板、ゴミ箱はもちろん、ウォーキング・ルートの説明看板すらない、「ハニーポット・ヴィレッジ」からたったの徒歩10分とは思えない景観です。


続きはあした。

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コメント (13)
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