イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

マンチェスター中央図書館 その5  ・

2014年11月17日 09時10分03秒 | マンチェスター
丸いマンチェスター中央図書館 Manchester Central Library とペアになってたつ、隣のマンチェスター市庁舎 新館。 Manchester Town Hall Extension


新館といっても、どちらも築80年です。
市庁舎 新館は1930年代の流行を反映した、ちょっとアールデコ調です。

図書館に面した外壁は 図書館の丸みにそって湾曲しています。

二つの建物の間の半円形の歩道は、現在 工事中で立ち入り禁止です。
改装がはじまるまでは 長くライブラリー・ウォーク Library Walk として親しまれてきました。

先の見えない、両側を高い石造りの壁で遮蔽された湾曲した道を歩くのはわくわく不思議な気がしたものです。

頭の上の平行な2本の曲線に切り取られた空を、ぬけきるまでに一回はみあげました。

図書館の4年にわたる大改装が終了した後も、ライブラリー・ウォークでは依然として 何か工事が進行中のようです。

高い仮囲いを立てて通りぬけできないようになっています。


図書館と となりの市庁舎 新館が現在、地階でつながっています。

ライブラリー・ウォークの真下に当たる地下一階部分には、天井が一部ガラスの、明るい書架スペースが増設されていました。


両側を高い石造りのビルにはさまれた細長い地下空間なのに開放感たっぷり。

上を見上げると丸いふたつの外壁の間に見える青空の見え方が、改装前の外の歩道、ライブラリー・ウォークの時とほぼ同じ。


ふたつの建物の地下の壁をとりはらった地点です。


手前が市庁舎 新館。その奥がライブラリー・ウォークの地下の、明るい書架スペ-ス、そのまた奥が、改装された旧中央図書館ビル。

中央図書館と市庁舎 新館が地下でつながったこの機会に、何の用事もない市庁舎 新館に、はじめて足をふみいれてみました。

図書館に面した壁はやっぱり丸い!


図書館に面してないサイドは直線です。


左側には 市民が申請用紙などに書き込むための投票所みたいな作りつけのブースが並んでいます。


市庁舎 新館ビルの地階、コロネード手前に、郷愁を誘う旧式の赤い電話ボックスがあります。


中に設置してある公衆電話は新式の使用可モデルでした。
携帯電話が普及した今でも、海外からの観光客のためでしょうか、観光地には公衆電話ボックスが かなりたくさん設置されています。


かつてのライブラリー・ウォークを抜けた先、図書館の裏側には、市庁舎本館 Manchester Town Hall Main Building がそびえたつアルバート広場 Albert Squareがあります。

市庁舎本館は、荘厳華麗イギリス・ネオ・ゴシック建築の代表建築にしてしかも教会ではない!建築史上稀有な好例。

・・・・とほめすぎですが、とにかく立派です。そのうち写真に撮ってきますね。

かんじんの中央図書館の周りはいまだに工事の仮囲いで見苦しいので全景写真はすべて完成して足場や仮囲いが取り払われてから撮りにいきます。


「マンチェスター中央図書館」の5回+最初の一回連載は今日でおしまいです。

また機会があれば、お見せします。

コメント
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