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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感+ 2023/9/27>
いわゆる「五輪汚職事件」の大広・谷口義一被告の公判を傍聴した。証人として、受託収賄罪で起訴されている、組織委元理事・高橋治之被告が出廷した。証人ではあるが、「本命」が顔を出すということで、一般傍聴券21枚に対し約100人が列をつくった。
3年ぶりに間近で見た高橋被告は、マスクをつけ、首にコルセットを巻いていたが、特に変わった様子はなかった。ただ、安っぽい背広を着ていて、その背中がしわくちゃだったのが、彼らしくないなと思って見ていた。
開廷直後、高橋被告は、「刑事訴訟法146条(証言によって刑事訴追や有罪判決を受ける恐れがある場合は、証言を拒否できる)に基づいて、すべての証言を拒否します」と言い、検察側の質問にも、弁護側のわずかな質問にも、ほとんど何も答えなかった。
それでも、検察側が、確認をとるべく谷口被告との関係などに関する質問を繰り返す。すると、約1時間経過したころには、高橋被告は背もたれに体を預けたリラックスした姿勢になり、「まだ、質問があるの?」という、いわゆる「不規則発言」が飛び出す始末。
この日の公判では、証人である高橋被告の「大物ぶり」ばかりが印象に残った。12月14日に始まる高橋被告本人の公判は、どういう展開になるのか。


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<スポーツ雑感 2023/9/17>
ラグビーW杯は、選手の体調への配慮やプール戦が5チーム総当たりのために試合間隔が長く、それにより大会期間中に試合のない日も多く、なかなか盛り上がらない。そんななか、日本の2戦目、対イングランド戦が18日未明に迫る。勝ったことのない相手にどこまでできるのか。ラグビーファン以上に、ジャニーズ事務所問題や大谷の今季欠場決定でふんだりけったりのテレビ局は、日本代表の勝負の行方がおおいに気になることだろう。



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<スポーツ雑感 2023/9/12>
サッカー日本代表が、トルコに4対2で勝利した。ドイツ戦の先発から10人を入れ替えたトルコ戦は、序盤こそスローペースだったが、前半だけで3得点はお見事。代表経験の浅い選手たちの落ち着いたプレーが素晴らしかった。しかし、何度も好機をつくった久保の好調さは、より際立っていた。今の日本代表はおもしろい。世界の強豪との真剣勝負を2026年のW杯まで待ちきれない。来年のEURO24に招待してくれないだろうか。



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<スポーツ雑感 2023/9/10>
日本が4対1でドイツに完勝した。カタールW杯に続いて日本が勝利したわけだが、ここまで日本が成長し、ドイツが落ちぶれているとは想像できなかった。日本の余裕とドイツの物憂げな表情が対照的だった。後半28分、1点を追うドイツは、FWのトーマス・ミュラーを投入した。将来を臨む強化試合で、もうすぐ34歳になるベテランを起用せざるをえないほど、ドイツは追い込まれている。次戦でフランスがとどめをさすことになるだろう。



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<スポーツ雑感 2023/9/9-2>
ラグビーW杯フランス大会が開幕した。日本での熱狂から4年が過ぎた。スタジアムには、見慣れた「SUPER DRY」をもじった「SUPER TRY」の広告も。開幕戦、地元フランスとニュージーランドの対決は、NZが開始早々トライを奪ったものの、後半フランスが突き放した。細かいミスが目立った試合だった。NZはW杯初のプール戦での負け。とはいえ、おそらく8強には進むだろう。40日後の決勝で再戦するかもしれない。



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<スポーツ雑感 2023/9/9>
バスケW杯準決勝、40分間、目を離せない激しい攻防の末、ドイツが米国に113対111で勝った。その中で、特に攻撃面の違いが面白かった。ドイツは、コート上の5人全員でパスを回し、相手守備を崩し、ゴールを決める。米国は、ボール保持者が1対1を仕掛け、他の4人は静観しているかのようだ。バスケットボール感の違いだろう。チームスポーツの課題は、組織と個人の両立だ。米国が世界大会で頂点に立てない理由でもある。



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<スポーツ雑感+ 2023/9/5>
バスケW杯観戦の前に首里城公園を訪れたときのこと。ゆいレール(那覇市内を走るモノレール)の首里駅を降りると、高校生が「沖縄バスケ100年祭IN首里」というチラシを配っていた。
沖縄に競技バスケが導入されたのが、ちょうど100年前の「首里」で、バスケW杯沖縄開催にちなんで、首里高生、県立芸大生が100年前のゴールとボールを復元し、展示しているらしい。地味だけど、こういう企画は大好きだ。若者が歴史をたどり、先人の功績に触れるのはいいことだ。
というわけで、首里城公園を巡った帰りに、隣接する芸大に寄ってみた。確かに、復元したようなバックボードと革製のボールが道端に展示してあった。というか、見学者も、見張り係もおらず、説明書きと一緒に、ただ置いてあった。バックボードはともかく、革製のボールは盗まれないのかと心配になったが、この地のおおらかなところなのだろう。
炎天下でただ一人、説明書きを読んでいると、「1905年に首里城を校舎としていた高等女学校でバスケットボールがおこなわれた」とあった。チラシには「沖縄バスケ100年祭」とあったが、実際は100年よりもっと前からのようだ。これもおおらかなところ。
そして、この「1905年」は、非常に興味深い。なぜなら、日本にバスケットボールが入ってきたのは1908年で、YMCA卒の大森兵蔵が広めたというのが定説だからだ。たかだか100年ちょっと前の出来事なのに、どう考えればよいのか。調べてみなければ。
突然の疑問を忘れないように、復元された100年前のボールの感触をしっかりと確かめてから、その場をあとにした。





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<スポーツ雑感 2023/9/4>
バスケW杯沖縄、全勝同士のドイツ対スロベニア。ともに決勝ラウンド進出を決めているので、想定内の「消化試合」となった。それでも、第1Qは、スロベニアのエース、ドンチッチが圧倒的な個人力で得点を重ねる。第2Qからはドイツの時間。強烈な守備でスロベニアの攻撃を封じ、攻撃ではシュルーダーがしなやかなでトリッキーなドリブル、パスを披露し、何度もアリウープをアシスト。世界のトップの醍醐味を楽しむことができた。



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<スポーツ雑感 2023/9/2>
バスケット男子日本代表がパリ五輪の出場を決めた。開催国枠(2020年東京大会)ではない、自力で勝ち取った五輪出場は、1976年モントリオール以来だ。1976年当時、国際ルールでは3点シュートはなかったし、ショットクロックも長かった。近代バスケになってからは初めての、まさに歴史的出来事だ。東京五輪で女子代表を銀メダルに導き、自信をつけたトム・ホーバスを、男子の監督に就けた日本協会の決断が実を結んだ。



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