スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

JT将棋日本シリーズ&2013年10月の通院

2013-11-19 19:02:25 | 将棋
 10日に東京ビッグサイトで指された第34回将棋日本シリーズの決勝。対戦成績は羽生善治三冠が38勝,久保利明九段が16勝。
 振駒で久保九段の先手。先手の角交換向飛車だったのですが,後手の羽生三冠がすぐに角を打ち,先手も打ち返したので,角道オープン向飛車のような戦型になりました。仕掛けたのは先手でしたが,戦いの中で飛車が抑え込まれてしまい苦戦に。大きく差をつけられないように丁寧に受けていく展開が長く続きました。
                         
 ☖4六歩と叩かれ,5六の歩を取って銀が逃げた局面。端を詰めてあるのは後手の大きな主張点で,逆側から攻めていくのが道理に合っています。銀をどかしたので☖5八馬は,流れとして最も自然といえるでしょう。ただそこで☗1五金と打ったのが粘りのある手で,ここでは難しくなっているように思えます。☖4七銀と打ち込むのも当然でしょうが☗1六金と取り,☖3六銀成のときに☗5三香成で攻め合いを目指しました。☖2六歩は最も厳しい手ですが,☗同金☖同成銀☗同歩☖3六金と清算してから☗1六香で先手も挟撃へ。後手は☖2七歩☗3九玉を決めてから☖1四銀という鬼手を放ちました。☗同香は仕方がないところで,そうしておいて☖3七金と縛りました。先手は☗3ニ桂成として☖2三王に☗3三成桂。
                         
 これを☖同王と取ったのが最終的に敗着になった模様。☖1四王と出られたら負けだったかもしれないという先手の感想があります。☖1四王は先の鬼手を最大限に生かす指し方で,もしそれで後手が勝っていたとしたら,絶妙手だったということになったでしょう。ちょっと後手にとって惜しい負け方であったという印象を抱かずにはいられませんでした。
 久保九段が優勝。第33回に続いての日本シリーズ連覇で2度めの優勝。棋戦優勝はそれ以来で通算では5度目です。

 2時半になると,受付の横の表示灯に,僕の順番を示す番号が点灯しました。つまり予約の時間になるとすぐに診察を受けることができたのです。待たされるケースの方が圧倒的に多いわけですから,とくに時間を持て余し気味だったこの日の僕にとって,これは非常に幸運だったといえるでしょう。
 検査結果ですが,まずHbA1Cは6.7%となっていました。8月の通院のときは6.3%で,退院直後を除けばそれまでになかったくらいの良好な数値となっていましたが,今度は悪化していたということになります。ただ,U先生の話では,Ⅰ型糖尿病であるならば血糖値の乱高下が生じてしまうのは致し方なく,この程度の数値であるならよしとしなければならないということでした。もっともこれはU先生に独自の判断というわけではなく,これまでの主治医はだれもが,この程度の数値であれば何も問題にしていませんでしたから,一般的な意味で医学的な見解であると理解してよいのでしょう。
 オーダーされていた項目において,異常を示すマークがあったのはほかにはふたつ。ひとつは中性脂肪で,これは下限値が50㎎/㎗であるところ,47㎎/㎗でした。これは今年の2月に下限値を下回って以来,4月の通院のときには調べていませんが,6月の通院のときと8月の通院のときは正常値の範囲内でした。それがまた下がったのですが,この程度の下げ幅ですから,問題ではないでしょう。もうひとつはLDLコレステロールで,これは今回は57㎎/㎗でした。これが下限値を下回るのはもう恒例といってもいいくらいですから,それ自体は驚くに値するようなことではありません。ただ下限値というのは70㎎/㎗で,これだけ小さな数値が出てしまったのは初めてのことではあります。とくに何かを言われるということはありませんでしたが,現時点ではこれが僕が受けた最後の検査ですから,この後どのように推移していくのかということに関して,個人的には注目しています。
 栄養指導のために使用し,僕が記入したプリントも,このときにはU先生の手元に届いていました。そこで管理栄養士に指示された実験に関する話題などは,このときにU先生から発せられたものでした。
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