霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

湿害の枝豆

2009-08-31 20:39:34 | 野菜
湿害を受けた畑の枝豆を収穫している。
莢さえ付かないのではないかと思っていたが、かろうじて実のある莢を付けていた。
しかし、その数は通常の十分の一程度しかなく寂しい収穫となってしまった。
あまりにも莢の数が少ないのでモギトリ機にかける必要もなく畑で莢だけもぎ取った方が早いものも多かった。

「豊作が当り前」と思っていた昨年までは「お天道様に感謝する」気持ちが少し欠けていたのかも知れない。
どんなに努力しても天候に恵まれなければ「無に帰す」ことを今回は学んだ。



昨日から庭に八戸ナンバーの車が停まっている。
「困り者さん」が新鮮なイカや天然もののホヤ等を沢山積んで来てくれた。
昨夜は盆と正月が一緒に来たような豪華な夕食で家族共々大いに盛り上がった。

本人は「遊びに来たつもり」でいるがこちらは「応援部隊」が来たと思って歓迎している。
残念ながら台風の余波による雨で初日の今日は仕事にならなかった。
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政権交代

2009-08-30 22:12:11 | 生活
今日行われた総選挙で政権交代が確実な見込みとなっている。
政権与党となる民主党がマニフェスト通りの政治をやれるとは思っていないが、少なくとも「改革しようとする意気込み」は有しているものと思って一票を投じたつもりでいる。
どんな改革を行うかを注視したい。

ただ、今後の日本の政治が健全に進むためには大敗した自民党にも頑張って貰わなければならない。
二ヶ月ほど前から自民党の山本一太参議院議員のブログ「気分はいつも直滑降」を毎日目を通すようになった。
もともとTV等で自民党議員(&政治家)らしからぬ真摯な発言をするので注目していたので「一カ月間に40万アクセス数を誇るブログを発信している」という新聞記事を見て直ぐにブツクマークに登録した。

山本議員がブログで述べている通りの人物だとすれば、こんな政治家が中心となって自民党を改革して貰いたいもの。
自民党が健全な政党として立ち直り、選挙のたびに与野党が入れ替わるような勢力になれば、真の意味で「国民目線に立った政治」が期待できるようになるのではないか。



ハウスの中に蒔いたインゲンも芽を出した。
今、産直ではインゲンが供給過多状態となっているが、秋が深まるに連れて供給量は少なくなる。
その端境期を狙って何ヵ所かに作付けしている。
ここは10月後半になったら「屋根かけ」をすれば霜の害を回避できる強みがある。

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好対照

2009-08-29 22:08:29 | 野菜
涼しくなって葉が固くなると商品価値がなくなるので我が家の一大産業であるシソの葉作りも間も無く収穫期を終える。
根気が要りしかも膨大な稼働がかかっているこの仕事の殆んどをバアチャンが一人でこなしているから凄い。



シソの葉を塩漬けして老舗のお菓子屋さんに納品しているが、そのシソの葉をオバサンが畑から頂戴して産直にも出荷している。
毎日続くと結構大きな金額となるので、今年は意図的に出荷量を増やした経緯もあった。
その意味でもバアチャンにはいつまでも元気で頑張って貰いたいと願っている。



バアチャンの手入れが行き届き雑草一つ無いシソ畑と異なりアスパラ畑は雑草で収穫にも大きな支障を来たすようになっていた。
それを解消すべく今日から「一日一畝一時間」を目標に除草作業を開始した。

年に何回もあるこの除草作業も結構な負担となっている。
しかし、除草にもタイミングがあるらしく梅雨時に行う除草はせいぜい二週間で元に戻ってしまうが、今月初めに行った分は未だにその効果が持続している。
このような「実施時期の特性」も記録し、より効率的な除草に努めなければならないと思っている。

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農はいのち

2009-08-28 12:36:58 | 生活
夕食後の食卓を片付けたオバサンが椅子に座ってお茶を飲んでいる内に眠り込んでしまうことが二晩ほど続いた。
今月はずっと「走り続けている」ので疲れがピークに達しているのかもしれない。
野菜は生長を待ってくれないので産直への出荷を毎日続けるのは止むを得ないが「出荷量を少なくする日を一週に一日設けるだけでも大分楽になる」とのことなので即実行に移すことにした。

仕事はややもすると惰性で進み勝ちとなるが、時々立ち止まって見直してみると色々な問題点が見えてくる。
そんな問題点の一つひとつを「対症療法」ではなく「原因療法」で改善して行けばまだまだ効率化、省力化が可能になるはず。
そんな事を考えながら農作業をしていると、零細農家にもまだまだ「発展の余地」が沢山残されているように思え、疲れもどこかに飛んでしまうような気がして来る。


遅れていたれインゲンの支柱(右側)にようやくネットを張ることができた。周囲の雑草等に絡み付いていたツルもこれで上に這い上がることができるようになった。

□ 山田養蜂場で時々新聞に全面広告を出すことがある。
一月前(7.27毎日新聞)に掲載された竹熊宜孝氏(公立菊池養生園診療所、名誉園長)のコメントに共感を覚えた。

「私は農を経済的な視点だけで見て欲しくないんです。食べ物をつくる農は、いのちの物差しで測ってほしいですね。農業はビジネスですが、農はいのち、人間の生き方、哲学そのものなんです。医者はいなくても人間は生きて行けますが、いのちを生み出す農業がなくなったら生きて行けません。いかし、今の生産者はいのちの畏敬の気持ちが希薄のように思えます。消費者も農業に無理解、無関心の人が多いと言わざるを得ませんね。消費者がいのちの農業に目覚め、生産者がいのちを守る誇りと自信を持つことが日本の農業を再生する第一歩になるのではないでしょうか。」
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サンマの贈り物

2009-08-27 21:55:39 | 仲間
いずれ到来するであろう食糧危機を睨み「自給できるものは何でも自給する」方針でいるが、海産物だけはそれが不可能。
先日の「蛸のアタマ」の記事で同情を誘ってしまったらしく北海道の「オッちゃん」から新鮮な素晴らしいサンマが送られて来て感激した。

こんな大きくで立派なサンマを見るのは初めてで、オバサンが「まるでサバのよう」と言ったのもあながち誇張ではなかった。
一人暮らしをしている実家の母にも「冥土の土産」にとお裾分けをしてから、家族全員で刺身でご馳走になった。
こんな肉厚のサンマを食べるのも初めてで旨味のある美味しい刺身だった。

サンマの刺身が大好きな九州の末娘にも「電話だけのお裾分け」をして悔しがらせた。(悪趣味?)



「オッちゃん」はほぼ同時期にブログをスタートさせているが、累計アクセス数は既に70万件という超人気ブログを毎日更新している同じ団塊世代のスーパースター。
こんな交流ができるようなったのも「ブログのお陰」と感謝している。
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