霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

台風24号襲来前夜

2018-09-30 21:41:40 | 天気

大型の台風24号が深夜から明朝にかけて岩手を通過する。
稲刈り途上の田んぼも気になるが、それ以上に危惧されるのが停電だった。

西日本各地の暴風被害からすると、当地でも倒木等による停電が当然予想される。
停電で早朝に脱莢機が使えなくなると、枝豆出荷を諦めざるを得なくなる。

各産直の店頭に「旬の枝豆を毎日並べる」という供給責任を果たすため、台風襲来前に、
夜なべ仕事で脱莢作業を済ませて置くことにした。



最初に収獲を始めた「秘伝」畑は、間もなく収獲を終える。
今年は、雨の中での収獲が多い年となっている。
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まぼろしの枝豆

2018-09-29 18:55:47 | 

先日「秘伝 is NO1」で紹介したように、秘伝は一番美味しい枝豆だが、一方で「まぼろしの枝豆」とも
称されている。

ネットによると「収獲期が稲刈り時季と重なるため農家から敬遠されている」とのこと。
当地でも秘伝を作付けしている農家は決して多くはない。

それは上記の理由だけでなく「気候変動に弱く、不作となる例が多い」ことも起因している。
今年のように雨不足の天気が続くと「莢は付いても実が入らない」ことが多く、今年も生産者仲間の一人は、
途中で「収獲を断念した」と話していた。



更に、もう一つの理由として「単位面積当たりの収量が少ない」ことも挙げられる。

「庄内五号」等と比べると単位面積当たりの収量は「半分以下」でしかない。
だからと言って価格を倍にする訳にも行かないので、「二割増し」程度に抑えている。
従って、生産者のビジネスベース上は、秘伝は「推奨商品」とは成り得ない。

しかし、そんなリスクを抱えながらも、「美味しさへの拘り」をポリシーとする我が家にとって、秘伝は
決して外すことの出来ない「誇るべき商品」となっている。

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コンバインのトラブル

2018-09-28 19:43:15 | 

うるち米を終え今日から餅米の稲刈りがスタートした。

朝から晴天だったにも関わらず、午後のスタート時点で「青天の霹靂」とも言いたくなるような
「にわか雨」が降り、文字通り「水を差されて」しまった。

その雨が少なからず悪さをしたこともあり、寝てしまっていた稲を刈り取る際にコンバインの
「こぎ胴」を詰まらせてしまい、稲刈りは「途中で断念」せざるを得なかった。



このトラブルは意外と重傷で、自力での修復は不可能」で、業者の手助けが必要だった。

何とか夕方には詰まったゴミを取り除くことが出来たが、寝てしまった稲は面倒でも
「手刈りすべし」が今日の教訓となった。
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リフター

2018-09-28 05:01:10 | 

籾摺りを終えた一袋30kgの玄米を運んで積み上げるのは体力を要する。
一日に何十袋も人力で持ち上げて運んでいると、終盤には足腰がヨレヨレとなり、両腕にも
力が入らなくなって来る。

その負担を緩和するために「リフター」が在ることは以前から知っていた。
しかし、我が家のように僅かな距離を移動するだけなら「あまりメリットは無いもの」と
思っていた。

ところが、股関節手術後のリハビリ中の息子から「リフターが有れば自分でも運べる」と
提案があり、安価なことあって直ぐに購入を決めた。



リフターは、床に置いてある米袋を1m80cmの高さまで持ち上げることが出来るので、高く
積み上げる作業が「楽になった」のは勿論だが、持ち上げて運ぶ労力も大幅に軽減化された。

農業にはトラクター、コンバイン、田植機等々の機械を揃える必要があるが、リフターも
そのひとつに「仲間入り」したようだ。
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安倍首相の最後の任期

2018-09-26 20:34:30 | 社会

「外交と経済」で成果をあげていると喧伝されている安倍政権の「マスコミ対策」はかなり強烈なものがあると、
私は当初から危惧していた。

英紙「エコノミスト」元編集長ビル・エモット氏が、マスコミにしばしば登場する日本の評論家やジャーナリスト
からは聞くことが出来ない主張をしていたので紹介したい。


(今日も好天下で稲刈り)

毎日新聞「時代の風」(2018.9.23)

「安倍首相の最後の任期 レガシーを輝かせるか」と題した最後の部分

安倍政権の最大の汚点は、NHKや民放などメディアに対する(政権への)監視、批判の制限と特定秘密保護法だ
というのが私の見解だ。トランプ氏らポピュリスト(大衆迎合主義者)が攻撃する「民主主義」「言論の自由」
「法の支配」を守ってきた日本の世界的評価を汚してしまった。日本を模範的で自由な国家にした指導者として
記憶されたいのなら、NHKを再び自由にし、報道の自由への攻撃を終わらせる必要がある。
労働改革、不可欠な国、真の報道の自由。レガシーを輝かせたいと望むならば、これらが安倍首相の仕事となる。

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